晩酌にいただくビール。アルコール度数はだいたいどれくらいあるのかと気にしたことはありますか?
そこで今回は大手ビールメーカーのアサヒ、キリン、サッポロ、サントリー4社が発売しているラインアップのアルコール度数を確認していきます。いつも飲んでいるビールのアルコール度数は高いのか低いのか? チェックしてみてください。
ビールのアルコール度数はどれくらい?
現在、市場で多く発売されているビールのアルコール度数は、5%前後の商品が多くなっています。
酒税法で定められているビールのアルコール度数は?
酒税法において、ビールのアルコール度数は「20%未満」と定められています。
それではアルコール度数0%の飲料水もビールに定義されるのでしょうか? 答えはNO。というのも、酒税法においては「アルコール度数1%以上のもの」がアルコール飲料と定められているためです。
【参照】国税庁
また、以下に該当するものが「ビール」と定義されています。
◯麦芽、ホップおよび水を原料として発酵させたもの
◯麦芽、ホップ、水、麦、米、とうもろこし、こうりやん、ばれいしよ、でんぷん、糖類またはカラメルを原料として発酵させたもの(原料にふくまれる麦芽の重量がホップおよび水以外の原料の重量を合計した内、100分の50以上のものであり、かつ、副原料の重量の合計が麦芽の重量の100分の5を超えないものに限る。)
ただし、これらは日本における定義です。海外の場合、アルコール度数が20%を超える商品も「ビール」として発売されているケースもあります。
ビールのアルコール度数はワインや日本酒と比べて高い? 低い?
ビールのアルコール度数は、だいたい5%前後。
一方でほかのアルコール飲料の場合、例えばワインは10~15%程度。日本酒は15%程度。焼酎の場合は甲類(連続式蒸留焼酎)、乙類(単式蒸留焼酎)、ともに20~25%の商品が多い傾向にあります。
焼酎の場合は水やお湯などで割ってもアルコール度数はだいたい15%前後になります。そのため、ビールはほかのアルコール飲料と比べると、比較的アルコール度数が低いことがわかります。
アルコール度数が最も高いor低いのは? 人気メーカー4社が発売中のビール一覧
それではここからは大手ビールメーカー4社が2021年9月上旬現在発売中のビールのラインアップと、そのアルコール度数をチェックしていきましょう。
アサヒビール ビールのアルコール度数一覧
アサヒビールが現在発売中のビールのアルコール度数は以下のとおりとなっています。
アサヒビールが2021年9月現在発売中のビールの銘柄は全部で16種類。そのアルコール度数の平均値は約5.41%となっています。最もアルコール度数が高い商品は「アサヒスタウト」の8%。最もアルコール度数が低い商品は「アサヒスーパードライ ザ・クール」の4%でした。
【参照】アサヒビール
キリンビール ビールのアルコール度数一覧
キリンビールが2021年9月現在、発売中のビールは全部で16種類。アルコール度数の平均は約5.19%です。最もアルコール度数が高い商品は「ブルックリンソラチエース」の7%で、最も低いのは「キリン一番搾り 糖質ゼロ」の4%です。
【参照】キリンビール
サッポロビール ビールのアルコール度数一覧
サッポロビールが2021年9月現在、発売予定も含めたビールの数は全部で20種類。そのアルコール度数の平均は約5.10%となっています。
アルコール度数5%の商品が多い中、最もアルコール度数が高いビールは「アンカーリバティエール」の6%となっています。
【参照】サッポロビール
サントリー ビールのアルコール度数一覧
サントリーは2021年9月現在、11種類のビールを発売してします。アルコール度数の平均値は約5.5%。「ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール」、「ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール サファイアホップの恵み」、「ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール 秋の芳醇」、「TOKYO CRAFT(東京クラフト)〈スパイシーエール〉」が最も高いアルコール度数6%となっています。
反対に最もアルコール度数が低いのは「~ザ・プレミアム・モルツ~ マスターズドリーム」、「ザ・モルツ」、「TOKYO CRAFT(東京クラフト)〈ペールエール〉」、「カールスバーグ」の5%です。
【参照】サントリー
※データは2021年9月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全・正確性を保証するものではありません。
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文/髙見沢 洸