サッカー観戦が好きな人も、実際にプレーするのが好きな人も、自分が応援しているチームや選手のユニフォームが欲しくなるのは多くの人が抱く心情だろう。しかし、皆さんは、販売されているユニフォームには「レプリカユニフォーム」と「オーセンティックユニフォーム」の2種類があるのをご存知だろうか? 「レプリカ」と聞いて、「偽物」だと勘違いする人もいるかもしれないが、レプリカユニフォームも立派な正規品である。
そこで今回は、レプリカユニフォームとオーセンティックユニフォームの違いや、ユニフォーム購入の際のポイントなどを分かりやすく紹介していく。
サッカーユニフォームの種類|オーセンティックとレプリカの違い
上記でも説明したように、一般人が購入できるサッカーユニフォームは「オーセンティック」と「レプリカ」の2種類がある。この2種類の違いは、オーセンティックは選手仕様の実物のユニフォームであるのに対し、レプリカユニフォームは裏地などの素材を簡易化して、機能性を省いたものになっている。どちらもオフィシャルのユニフォームメーカーが作っているため、レプリカと言っても、「偽物」ではないことを覚えておいてほしい。
【参考】21-22 バルセロナ HOME レプリカユニフォーム
21-22 バルセロナ HOME オーセンティックユニフォーム
レプリカユニフォームの特徴|耐久性は上?
レプリカユニフォームは、生地や素材に関してもオリジナルに極めて近いというのが特徴。ただし、オーセンティックユニフォームに比べて機能性は若干劣るものの、その代わりに耐久性が高められているので、繰り返しの使用に向いている。各試合ごとのベストパフォーマンスを目的としているオーセンティックに対して、レプリカは少しでも長く何度でも着用することを重視しているのが特徴と言える。
【参考】2021 鹿島アントラーズ 1ST レプリカユニフォーム
激安サッカーユニフォームは“レプリカ”ではない
インターネット上や露店などで2000~3000円の価格で販売されているユニフォームがあるが、多くの場合は正規品のレプリカではなく、単純な“似せ物”だ。見分け方としては、チームロゴやユニフォームデザインは正規品をそのまま模倣しているものの、「アディダス」や「ナイキ」といったユニフォームメーカーのロゴが入っていないものが多い。
レプリカユニフォームの活用法
耐久性に優れ、価格もオーセンティックに比べれば安価であるレプリカユニフォームは実際にサッカーの練習着として使用するのはもちろんのこと、多くの活用法が存在する。
練習着として活用
まずオススメしたいのは、優れた耐久性を生かし、練習着として活用する方法だ。若干劣るとはいえ、機能性もオーセンティックユニフォームに大きく引けを取るわけではない、洗濯によって何度も繰り返し着ることになるサッカーの練習着としてベストといえるだろう。
観戦時のファッション
まずはファッションアイテムとして活用することが可能。見た目としては実際のユニフォームと遜色ないので、スタジアムや自宅などでサッカーの試合を観戦する際にレプリカユニフォームを着用することでテンションが上がり、一体感も生まれる。
コレクションとしての利用法も
レプリカユニフォームはオーセンティックよりも安く購入できるため、枚数を買いやすいのが強みです。色々なクラブチームや代表チームのユニフォームをコレクションしたりするサッカーファンも多い。また、ユニフォームは定期的にデザイン等が変更となるので、デザインが変わるたびに手に入れることによってコレクションとして鑑賞するという楽しみ方もできるだろう。
【参考】21-22 マンチェスター・ユナイテッド HOME レプリカユニフォーム
オーセンティックユニフォームの特徴
オーセンティックユニフォームは、選手が実際に着用しているものとほぼ同じ、または全く同じ仕様になっているユニフォームで、パフォーマンスを高める工夫が施された作りになっている。インナー付きで、軽さやフィット感など機能性を重視しているので、生地が薄くぴったりとしたサイズ感になっている。一方で、レプリカユニフォームに比べれば日常的に繰り返して使うには耐久性が低いというデメリットがある。
初めて購入する際は実用的なレプリカがオススメ
ここまで説明してきたように、レプリカユニフォームはオーセンティックよりも安価で耐久性に優れているため、これから初めてユニフォームを購入する人にはオススメだ。日本代表やJリーグ各チームのユニフォームをはじめ、世界各国の代表ユニフォームや各国のクラブチームのユニフォームも、日本でも簡単に購入することができるので、皆さんも購入を検討してみてはいかがだろうか?
※データは2021年9月下旬時点での編集部調べ。
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文/praia