自転車の短時間利用はもちろん、最近はデリバリー配達でも多く活用されているシェアサイクル。そこで各社の対応エリアやサービスなどを比較してみた!
テレワーク主体で通勤日が限られる人や、「試しにちょっとだけ自転車通勤をしてみたい」という人におすすめなのが、シェアサイクルの活用。使った時間だけ料金を支払うシステムなので損にならないし、何より手軽。急な荒天でも無理に乗る必要がなく、そのまま乗り捨てればいい。いずれもサービスはほぼ専用アプリに集約されており、スマホさえあればいつでも使うことが可能だ。
そして多くのシェアサイクルには電動アシスト機能が搭載されているが、意外と坂道が多い都内などでは絶大な威力を発揮する。また『LUUP』のような独自性の高い近未来モビリティーに乗車できるのも魅力。エリアやポートが近くにある人はぜひ、その利便性を体感してほしい。
保険やメンテが大充実
【エリア】全国35エリア(東京12区、横浜、川崎、仙台、大阪、奈良、広島、大分ほか)
【ポート数/台数】[P]約1940か所 [台]約1万5800台
【レンタル方法】
事前にアプリをDLし、会員登録。開錠方法は3種類(パスコード入力・登録済みICカードをタッチ・QRコードを読み取る)。エリア内のポートにて施錠、返却(ENTERキー)ボタンを押して返却
【料金】1回会員:最初の30分165円/追加30分ごとに110円加算。月額会員:月額2200円 最初の30分無料/追加30分ごとに110円加算 (※都内ベース、エリアにより異なる)
【決済方法】クレジットカード、ドコモ払い
【特徴】すべての自転車に電動アシスト機能が搭載され、利用中の事故によるケガについても損害保険が適用される。運営スタッフが常に各ポートを巡回しており、メンテナンスなども実施。
友人、家族利用にも◎
【エリア】全国
【ポート数/台数】[P]約4000か所 [台]非公開
【レンタル方法】
アプリまたはWebサイトより、乗りたいステーションの自転車を選択して予約。ICカードを登録すれば、タッチして利用開始することも可能
【料金】東京など、15分70円、12時間1000円(※エリアにより異なる)
【決済方法】PayPay残高での支払い、クレジットカード、キャリア決済、Yahoo!ウォレット決済、HELLOハードなど
【特徴】ポート数が多く、15分以内なら70円で利用できるのが魅力。1アカウントで4台まで借りることができ、家族や知人同士での利用もおすすめ。様々な決済方法にも対応しているのもうれしい。
近未来な小型自転車
【サービス】
【エリア】東京都(渋谷区、新宿区、港区、世田谷区、目黒区、品川区)、大阪府(大阪市)
【ポート数/台数】[P]約500か所 [台]非公開
【レンタル方法】
専用アプリにて貸し出し・返却。予約は非対応
【料金】10分110円、以降1分16.5円
【決済方法】アプリ内クレジットカード決済
【特徴】独自開発による小型の電動アシスト自転車は、キックボードと同サイズ。省スペースでモビリティーを配置できる。免許登録などの手続きを踏めば、電動キックボードの乗車も可能。
利用料金は5社最安!
【エリア】全国14エリア(東京3区、京都、宮崎、有田、斑鳩、宿毛、阿南、延岡、大月、見附、枚方、徳島、高知、泉佐野市)
【ポート数/台数】[P]300か所 [台]約1300台
【レンタル方法】
専用アプリにて貸し出し・返却。予約は非対応
【料金】一時利用:30分110円、月額利用:1か月1650円
【決済方法】クレジットカード、キャリア決済、モバイルSuica、LINE PAY、Apple PAY
【特徴】電動アシスト機能は搭載されていないが、時間当たりの利用料金は5社の中で最安。地方のポート場所が豊富で、観光ニーズも高い。専用アプリで開錠から支払いまで完結する手軽さも◎。
長時間ゆったり使える
【エリア】シェアサイクル/東京、鎌倉・湘南、京都、福岡、亀岡市、荻市、大阪ほか 月額プラン/全国に対応
【ポート数/台数】[P]41か所(実証実験エリア含む) [台]非公開
【レンタル方法】
シェアサイクルはアプリ、月額プランはWebサイトにて予約して利用
【料金】半日プラン:2310円、1日プラン:2640円、2日プラン:3960円
【決済方法】クレジットカード
【特徴】長時間利用に特化しており、観光や出張での活用に最適。京都や鎌倉など人気スポットに数多く対応している。月額貸し切りのプランでは利用者専用の自転車を貸与。自宅まで持ち帰ることも可能。
取材・文/高山 惠
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2021年8月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。