面白い動画はお金を払ってみるのが当たり前…そんな時代が到来しつつある。
Netflix、Amazonプライム・ビデオ、Hulu、DAZNなど、現在インターネット上では様々な有料動画サービスが展開され、巣ごもり需要が追い風となり人気が加速している。
では実際のところ、コロナ禍を契機に有料動画サービスを利用する人はどれくらい増えたのだろうか?
NTTドコモ モバイル社会研究所ではこのほど、2021年2月にスマホ・ケータイ所有者のコロナ禍後の有料動画の利用動向について調査を実施した。
1.コロナ禍後に「有料動画の視聴」が「増えた」「始めた」のは10~30代の若年層
コロナ禍後に「有料動画の視聴」(Amazonプライム・ビデオ、Netflix、Huluなどの有料動画サービスの視聴)を行う機会が増えたかどうか調査した。全体で22%がコロナ禍後に有料動画を視聴する「機会が増えた」と回答している。20代は男女ともに4割弱、10代男女、30代男女も3割弱が「有料動画の視聴の機会が増えた」と回答している。
またコロナ禍後になってから「有料動画の視聴を行うようになった(始めた)」のは全体では1割弱だったが、10~20代は男女ともに2割弱が、コロナ禍後に「有料動画の視聴を行うようになった」と回答している。コロナ過後に有料動画視聴の「機会が増えた」、「行うようになった」のは若年層が多いことが明らかになった。
図1.性年代別にみるコロナ禍前後での「有料動画サービス」利用傾向
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・n=6,240]
出所:2021年次世代ライフスタイル調査
2.認知率・利用率ともAmazonプライム・ビデオがダントツ1位
また有料動画サービスの認知率と利用率の調査を行った。なお、本調査における利用率は、「月1回以上」そのサービスを利用しているという回答で集計を行っている。
有料動画有料サービスの中ではAmazonプライム・ビデオの認知率が8割超でトップだった。続いてHulu、Netflixの認知率が7割超と高い結果が出た。
利用率ではAmazonプライム・ビデオが24.1%と他の有料動画サービスよりも圧倒的に高い結果が出た。続けてNetflixの利用率が7.3%となった。有料動画サービスは、認知率は高いものの、利用率はまだ低いことが明らかになった。
図2. 有料動画サービスの認知率と利用率
[調査対象:全国15~79歳男女・n=8,249 複数回答]
出所:2021年一般向けモバイル動向調査
<調査概要 ―「2021年次世代ライフスタイル調査」―>
調査方法:Web
調査対象:全国・15~79歳男女
有効回答数:6,240
サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期:2021年2月
<調査概要 ―「2021年一般向けモバイル動向調査」―>
調査方法:Web
調査対象:全国・15~79歳男女
有効回答数:8,837
サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期:2021年2月
出典元:NTTドコモ モバイル社会研究所
構成/こじへい