レノボは9月8日、第7回Tech Worldを開催。Everything-as-a-Serviceプラットフォームへと拡大したLenovo TruScale(トゥルースケール)、 エッジからクラウドまでのポートフォリオ、ソフトウェア、新AI、環境や社会的責任に向けたイノベーション、 最新のYoga、Chromebookタブレット、モニターなど、レノボの最新テクノロジーを公開した。
まず、注目なのは、TruScaleをこれまでのインフラストラクチャサービスから拡大し、Everything-as-a-Serviceとして、一つの傘の下に集約したと発表したこと。Lenovo TruScaleは、あらゆる規模の企業に、スケーラブルでクラウドのような消費モデルと、ハードウェアやサービスを含む予測可能な支払いオプションによって、競争力を維持するために必要な柔軟性を提供するとしている。
また、Tech Worldのキーノートにおいてレノボのチーフテクノロジーオフィサー兼シニアバイスプレジデントのDr. Yong Rui(ヤン・リュウ)はレノボが自社開発しているAI、Lenovo Brainのコアテクノロジーを公開。Lenovo Brainは製造、ヘルスケア、教育などのさまざまな業界に特化した顧客の課題解決のためのプラットフォームで、当初レノボ自身のインテリジェント・トランスフォーメーション支援のために開発。今後のLenovo Brainの開発計画として、AIによるソリューション構築、デプロイメント、サポートなど他の産業への展開を発表した。
そのほか、VMwareのソフトウェアソリューションによるレジリエントなエッジである「ThinkSystem SE350 Edge Servers」や、交通機関からスマートシティ、小売業、ヘルスケア、製造業などのインテリジェント・トランスフォーメーションのニーズに応えるエンタープライズクラスのパワフルかつ柔軟性のあるAIエッジプラットフォーム「ThinkEdge SE70」なども発表された。
関連情報
https://news.lenovo.com/press-kits/tech-world-2021/
構成/立原尚子