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小学校教員に聞いた必修化2年目を迎えた英語教育の課題

2021.09.28

2020年より必修化されている小学校の英語教育。新学習指導要領導入から2年目にあたる今、教育の現場で教鞭をふるう教員たちは、どのような課題や問題意識を抱えているのだろうか?

英会話教室を運営するイーオンではこのほど、現役小学校教員を対象とした「小学校の英語教育に関する教員意識調査2021夏」を実施した。

本アンケートは、イーオンが2021年8月18日に開催した「小学校教員向け指導力・英語力向上オンラインセミナー」(後援:文部科学省)に申し込んだ教員132名を対象に、新学習指導要領2年目に入った小学校英語・外国語活動の状況や考えについて調査したものだ。主な調査結果は以下の通り。

小学校5-6年生で英語を「教科」として教えている先生の授業運営の状況

新学習指導要領において、実際に小学校5-6年生の英語を「教科」として教えた先生(91名)に、授業運営がうまくいっているかを尋ねたところ、「うまくいっている」「おおむねうまくいっている」あわせ27%(36名)という結果に。「あまり自信がない・不安のほうが大きい」「あまりうまくいっていない」の合計33%(43名)を下回る結果となった。

また、授業運営が「あまり自信がない・不安のほうが大きい」「うまくいっていない」と回答した43名を対象に、教えるのが難しいと感じている項目について尋ねると、「スピーキング(やりとり)」が35%(32名)でトップになった。「スピーキング(発表)」は、難しいという回答が16%(15名)となり、同じスピーキングという項目でも、「やりとり」と「発表」で差が出ていることがわかった。

一方、授業運営が「うまくいっている」「おおむねうまくいっている」と回答した36名を対象に、うまくいっていると感じている部分を自由回答で尋ねたところ、以下のような声が寄せられた。

・子どもに力がついていると感じる。パフォーマンステストなども実践が少しずつ積み上がってきている
・児童が楽しみながら英語を使おうとする姿が見られる。
・授業構成や流れなどが定着し、比較的スムーズに進行できるようになった

小学校3-4年生で「外国語活動」を行う先生の授業運営の状況

新学習指導要領において、実際に小学校3—4年生の「外国語活動」を教えた先生(78名)に、授業運営がうまくいっているかを尋ねたところ、「うまくいっている」「おおむねうまくいっている」あわせ22%(29名)という結果に。こちらも「あまり自信がない・不安のほうが大きい」「あまりうまくいっていない」の合計24%(32名)をやや下回る結果となった。

さらに、授業運営が「あまり自信がない・不安のほうが大きい」「うまくいっていない」と回答した32名を対象に、教えるのが難しいと感じている項目について尋ねると、「スピーキング(やりとり)」が47%(27名)でトップとなった。ついで「スピーキング(発表)」が21%(12名)と、3—4年生では「スピーキング」に関する項目が難しいという回答が約7割を占めた。

一方、授業運営が「うまくいっている」「おおむねうまくいっている」と回答した29名を対象に、うまくいっていると感じている部分を自由回答で尋ねたところ、以下のような声が寄せられた。

・型にはまった会話ではなく自分の気持ちを大切に会話しようとしている。
・複雑な言語活動でないので楽しそうにゲームなどを使用して楽しめるから
・外国語活動の時間を楽しみにしている

英語のみを教える「専科教員」増員の方針について

小学校の英語教育改革に伴い、文部科学省が今後学級担任を持たず英語のみを教える「専科教員」の増員を進めていく考えを示していることについて意見を伺ったところ、46%(61名)の先生が「とてもよいと思う」と回答。「どちらかといえばいいと思う」と合わせると8割を超える先生が好意的な意見を持っていることが明らかとなった。

コロナ禍でのオンライン授業実施において、難しかったのは「児童の発言の促進・児童同士のやり取りの促進」

新型コロナウイルスの影響を受け、オンライン授業を実施したと回答したのは35%(46名)。その46名にオンライン授業で難しかった点・課題と感じた点を尋ねたところ、「児童の発言の促進・児童同士のやり取りの促進」が35名でトップとなった。

また、対面授業とオンライン授業のどちらが教えやすいかという設問では、「対面授業の方が進めやすい」という回答が26%(34名)となり、「オンライン授業の方が進めやすい」という回答を大きく上回った。

「英語」「外国語活動」が実際に始まって、課題と感じた点

2020年4月のスタートから1年が経った小学校英語の教科化・早期化について、実際に教えてみて課題と感じた点を尋ねたところ、「児童の評価の仕方」が22%(64名)でトップとなった。

「評価の仕方」は2019年夏、2021年春の調査でも同項目のトップとなり、教員が引き続き「評価の仕方」を課題に感じていることがわかった。以下、「ALTとのコミュニケーション」15%(44名)、「クラスルームイングリッシュ」14%(40名)など、教員自身の英語力を要する項目が上位に挙がる結果となった。

自身の英語スキルアップにかけられる時間について

ご自身の英語力アップのための取り組みについて、1日あたりどのくらい時間をさけているのか尋ねたところ、「全く取れない」と回答した先生が24%(32名)に上り、「1日1時間未満」とあわせると8割以上の先生が1時間に満たないと回答する結果となった。

2019年夏、2021年春の調査でも9割に上ったことから、引き続き自身の学習時間確保に苦労している先生方の様子が見て取れる結果となった。週あたりでは「週1-3時間」が43%(56名)と最も多くなった。

<調査概要>
調査対象:現役小学校教員132名
調査方法:イーオンが2021年8月18日に開催した「小学校教員向け指導力・英語力向上オンラインセミナー」(後援:文部科学省)の参加希望者の応募条件として調査。

出典元:株式会社イーオン
https://www.aeonet.co.jp

構成/こじへい

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