2021年10月9日に日立より発売開始となる「ヘルシーシェフ MRO-W10Z」は、新たに本体へ液晶タッチ画面を搭載した過熱水蒸気オーブンレンジ。
液晶画面をタッチすることでメニューや料理の写真を表示できるため、スマホを操作するような感覚で扱えます。
また、1000Wの大火力で加熱することにより、具材からの水分流出を抑え、しならずシャキシャキとした食感の野菜を楽しめます。今回はそんなヘルシーシェフ MRO-W10Zの新機能をご紹介していきます。
豊富なメニュー
ヘルシーシェフ MRO-W10Zの特長の1つは豊富なメニュー。
新たに搭載された「野菜シャキシャキメニュー」では、より野菜のシャキシャキした食感を保つための工夫が施されています。
野菜をMRO-W10Zに入れ、野菜シャキシャキメニューを選択すると、最初に庫内全体をセンサーがスキャン。具材の重さと表面温度から必要な加熱量を自動で算出します。
次に庫内上部に取り付けられているセンター赤外線センサーが温度変化から食器と具材を判別。食品エリアを特定します。
加熱中は食品エリアの温度変化を短時間で見極め、最大1000Wの大火力ですばやく加熱。これにより野菜から出る水分を抑え、しならずシャキシャキとした食感に仕上げることができます。従来機種(MRO-W10X)と調理時間を比較すると、約7分だった「チンジャオロウスー」は約5分に、約8分たった「ホイコウロウ」は約5分と、大きく短縮されています。
ちなみにチンジャオロウスー、ホイコウロウのほか、「豚肉とピーマンのみそそぼろ」、クックパッドの人気メニュー「基本の野菜炒め」、「しゃきしゃき蓮根★味噌バター」、「簡単おいし~♪キャベツと挽肉甘辛炒め」、キッコーマンの人気メニュー「やわらかむね肉とカシューナッツ炒め」、「サバとキャベツのサラダ」と、野菜シャキシャキメニューでは計8つの料理を選択できます。
調理に時間をあまり割けない人には「簡単プラボウルメニュー」がおすすめ。短い時間ですばやく調理ができます。下ごしらえした具材をボウルに入れ、MRO-W10Zで加熱するだけでOK。
センサーが容器を含む具材の重さと昇温速度を計測し、容器の材質を自動で判断するため、従来機種(MRO-W10X)のように耐熱ボウルの種類(ガラス、プラスチック)を選ぶ手間もありません。
そのほかにも最短1分以内の加熱時間で調理ができる「最短1分スピードメニュー」、冷凍した状態から焼き上げまでできる「冷凍から焼き物メニュー」など、時短・省手間ができるメニューが数多く搭載されています。
スマホ感覚で操作できる液晶画面
大型のカラータッチ液晶(5インチ)を新たに採用したMRO-W10Z。メニューや加熱時間の選択はもちろん、使っていない時でも現在時刻と本日の天気や温度の確認ができます。
また液晶画面にわかりやすい操作ガイドがイラストや映像で表示されるため、使い方に困る心配も少ないでしょう。
さらにMRO-W10Zを「ヘルシーシェフアプリ」をインストールしているスマホと連携すれば、毎日の調理をサポートしてくれます。
アプリで事前に設定しておけば、おすすめやお好みの料理画像がMRO-W10Zの液晶画面に毎朝表示されます。
表示された料理が気に入ったら「アプリに送る」を選択。作り方や材料の確認がスマホでできます。
材料の確認ができれば、例えば会社からの帰宅途中にスーパーなどに立ち寄り、足りない具材を購入することもできるでしょう。
MRO-W10Z仕様
レンジ最高出力:1000W
オーブン最高温度:300℃
レンジ手動出力:1000W、600W、500W、200W相当、100W相当
大型カラータッチ液晶:5インチ
サイズ:幅49.7×奥行44.2×高さ37.5cm
重さ:約18kg
市場想定価格:15万8000円
【参照】MRO-W10Z
取材・文/髙見沢 洸