銀箔と漆塗を用いた文字板の独特の風合いが美しいシチズンの機械式腕時計「繭色」「鈍緋色」

2021.09.27

シチズン時計は、「シチズンコレクション」から、銀箔漆文字板の機械式時計「繭色（まゆいろ）」（NB3020-08A）と「鈍緋色（にびひいろ）」（NB3020-16W）を10月下旬に発売する。価格は「繭色」が143,000円、「鈍緋色」が132,000円。

↑「繭色」

↑「鈍緋色」

どんなシーンにも合わせやすいベーシックデザインの腕時計を提案する「シチズンコレクション」から銀箔と漆を用いた文字板の機械式時計が登場。

金属板に漆を塗り銀箔をまぶすように載せ、さらに塗装するという手順で、ひとつひとつ手作業で仕上げた文字板は、漆の老舗「坂本乙造商店」との共同開発により誕生。ひとつとして同じものは存在しない、独特な風合いを楽しめる。

「繭色」は、繭のやわらかな白をイメージ。金属の上に白い漆を塗りそこに銀箔をまぶすように載せ、さらに銀箔の上に白い塗装を重ねることで、表情豊かな白斑（しらふ）柄に仕上げている。きめ細かで美しいつやのあるコードバンの革バンドを合わせている。

「鈍緋色」は、紅葉した森林の薄暮をイメージ。漆を塗布した金属板に硫化させた銀箔を貼り、その上からぼかし塗装を施すことで硫化銀箔の彩が斑柄となってあらわれる。バンドは型押ししたカーフ革を採用する。

また、「繭色」にはミラー仕上げの、「鈍緋色」にはミラーとマットで磨き分けたそれぞれ異なった仕上げの針を使用することで視認性を確保。さらに、6時位置の24時間計、ぜんまいの巻き量を表示する10時位置のパワーリザーブインジケーターが機能的であり、デザインのアクセントにもなっている。

ムーブメントは「Cal.9184」を採用し、精度は平均日差-10～+20秒、駆動時間は約40時間（最大巻上時）。防水性能は10気圧防水。ケース径は40.5mm、厚みは14.1mm。

構成／立原尚子

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