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知ってる?こさわざ「鴨が葱を背負って来る」の意味と正しい使い方

2021.09.29

都合の良い状況を表す言葉に、「鴨が葱を背負って来る」がある。誰しも一度は見聞きしたことのあるであろう言葉だが、なぜ「鴨」が「葱を背負って来る」と都合が良いのだろうか。そこで本記事では、「鴨が葱を背負って来る」の正しい意味と使い方、類語・対義語から海外での表現についても解説する。

「鴨が葱を背負って来る」とは

「鴨が葱を背負って来る」は「かもがねぎをしょってくる」と読み、略して「鴨葱(かもねぎ)」とも言う。はじめに、この言葉の意味について由来と共に解説する。

意味は「好都合であること」

鴨が葱を背負って来るとは、「上手いことが重なって、好都合であること」「相手が望み通りのものを持って現れること」を意味し、多くはお人好しが利益になるものを持ってくるといった状況に対して用いられる。

鴨肉と葱は相性が良く、鴨鍋に葱は欠かせない。食べられる側の鴨が自分で葱を背負ってやって来たら、鍋の具材が揃い、すぐ鴨鍋にして食べられる。そんな都合の良い状況を例えた言葉が「鴨が葱を背負って来る」だ。鴨は味が良い上に捕まえやすいことから、「カモにする」「いいカモが来た」などと表現されるように、自分の思う通りに動かせる相手や、いい儲けの対象として利用される相手を指す。

「鴨が葱を背負って来る」の使い方と例文

「鴨が葱を背負って来る」が使われるのは、利用しようとしていた相手が、さらに利用できるものを持ってくるといった、自分にとって都合の良い状況。鴨には「利用しやすい相手」「騙しやすい相手」といった意味が含まれていることから、直接その相手に伝えるのは失礼にあたる。

【例文】

「飲みに行きたくて金持ちの友人を誘ったら、あっさりとOKしてくれた。鴨が葱を背負って来るとは、まさにこういうことだ」
「ワンランク上のコースを契約してくれた上に、周りの人も紹介してもらえるなんて、鴨が葱を背負って来たみたいだ」
「簡単に儲かるなんて、そんな鴨が葱を背負って来るみたいな話はあり得ないと思うよ」

「鴨が葱を背負って来る」の類語と対義語

「鴨が葱を背負って来る」には、いくつかの類語と対義語がある。ここでは、代表的なものを一つずつ紹介しよう。

類語「棚から牡丹餅(たなからぼたもち)」

「棚ぼた」と略して言われることも多い、「棚から牡丹餅」。棚から落ちてきた牡丹餅が、棚の下で口を開けて寝ていた人の口の中に入る様子から、「自ら積極的に働きかけなくても、思いがけず幸運を得ること」を意味する。また、「開いた口へ牡丹餅」も同義で、言い換えが可能。

なお、「棚から牡丹餅」は予期しない事柄や事象について用いられるが、「鴨が葱を背負って来る」は相手の行動について用いられる。

対義語「蒔かぬ種は生えぬ(まかぬたねははえぬ)」

自分が働かなければ利益は得られないことを意味する、「蒔かぬ種は生えぬ」。上方いろはかるたの一首にもなっており、「何もせずには良い結果は得られないこと」を例えたことわざだ。種を蒔かなければ花も実もならず、当然収穫もできないことから、原因がなければ結果は生じない、そして労力なしには何事も成就しないことを表す。

海外ではどう表現する?

最後に、英語表現と中国語表現を紹介する。海外では「鴨が葱を背負って来る」をどう表現するのかチェックしてほしい。

英語表現

英語では「along comes a sucker just begging to be parted from his money(a suckerは騙されやすい人の意味)」と表現され、「鴨が葱を背負って来る」の直訳である「a duck comes carrying green onions on its back」と併せて説明すると、日本にはこんなことわざがあると伝えやすいかもしれない。

また、「turkeys voting for Thanksgiving(感謝祭に投票する七面鳥)」という表現もある。アメリカの感謝祭は、Turkey Day(七面鳥の日)と呼ばれることもあり、七面鳥の丸焼きは定番の食事。そんな自分が食べられてしまう感謝祭に、自ら支持票を投じ積極的に参加することを表している。

中国語表現

中国語では、「喜从天降,諸事如意(予期しないめでたいことが訪れて、すべてがうまくいく)」と表現される。「喜从天降(めでたいことが天から降ってくる)」は、棚から牡丹餅と類似しており、予期しないめでたいことが訪れるという意味。

また、中国では昔から豚は富を象徴するものとされ、良い金運が押し掛けることを例えた「肥猪拱門(丸々と太った豚が財宝を載せて門を押し開ける)」という言葉がある。十二支の亥は、日本ではイノシシだが、中国では豚のこと。亥年になると「肥猪拱門」の切り紙を貼り、金運と無病息災を祈る習わしがあるという。

文/oki

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