販売所で仮想通貨を購入する
(1)取引枚数を入力して注文する
●コインチェックの販売所画面
「販売所方式」で購入したい場合は販売所(購入)のページから行なう。現在(2021年8月18日時点)、コインチェックの販売所は16種類の仮想通貨を扱っている。取引所方式で購入するメリットは、銘柄の多さと注文すれば必ず購入できる点だ。取引所ではユーザー間での売買のため、買い注文の一部にしか売り手がつかない一部約定の状態になることあったが、販売所方式ならその心配はない。10秒ごとに更新されるレートに合わせて、ユーザーは数量を入力するだけで購入は完了する。
(2)取引は必ず成立するが数量が多いとスプレッドが大きくなることもある
●コインチェックの販売所画面
取引所にはない〝目に見えない手数料〟が5〜10%かかってしまうので要注意!
一方で、「販売所方式」の最大のデメリットは「スプレッド」(売買の価格差)の大きさが挙げられる。販売所での取引のスプレッドは5~10%程度。仮にスプレッドが8%だとすれば1BTCが500万円の時、買値が520万円で売値が480万円ということである。つまり500万円分のビットコインを販売所で購入しようとしても1BTCより少ない量でしか購入できない。仮想通貨の取引所は売買手数料が無料になることが多いが、スプレッドが実質的な手数料となっている。
仮想通貨投資はPC・アプリの二刀流がおすすめ
仮想通貨投資は株式投資と違い24時間365日いつでも取引が可能だ。常に価格の変動があり、ボラティリティーも高いのでいっときも目が離せない。外出中や仕事の休憩時間にチャートを確認したり、突発的な売買をしたくなるタイミングもあるだろう。コインチェック他、取引所のアプリはスマートフォンでもチャートの確認や販売所の売買がシンプルな操作で行なえるようデザインされている。PCだけでなくスマホのアプリも上手に使うことで賢い仮想通貨投資を続けよう。
●コインチェックアプリの資産残高表示
仮想通貨を売却する
仮想通貨の売却も購入する際と同じく「販売所」「取引所」の2つの方法から選択することができる。メリットも購入時と同じで、「取引所」は板を通して販売所より高いレートで売却できる。「販売所」は売却できる仮想通貨の種類も多く、売り注文もすべて約定されるが、スプレッドが大きいので、売却時のレートは現在価格よりかなり低くなってしまう。
●コインチェックの販売所画面
●コインチェックの取引所画面
売却時も販売所と取引所をうまく使い分けよう。