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魔女に自作の怖い話を読み聞かせる少年の運命は!?サム・ライミが製作したNetflixのホラーファンタジー映画「ナイトブック」

2021.09.23

『スパイダーマン』シリーズ、『死霊のはらわた』シリーズのサム・ライミ製作!

2021年9月15日よりNetflixで独占配信中の『ナイトブック』はアメリカで製作されたファンタジー・ホラー映画。

監督は『ブライトバーン/恐怖の拡散者』のデヴィッド・ヤロヴェスキー。

J・A・ホワイトによる同名小説(児童書)が原作。

あらすじ

怖い話が大好きな少年アレックス(ウィンズロウ・フェグリー)は、本を読むだけでは飽き足らず、執筆活動もしていた。

しかし何らかのトラブルが理由で、筆を折ってしまう。

その直後、アレックスは悪い魔女ナターシャ(クリステン・リッター)に捕まり、ナターシャの命令で毎晩自作の怖い話を読み聞かせることに。

「つまらなかったり怖くなかったりしたら、あんたは終わり」とナターシャ。

アレックスよりも前から捕らわれの身だった少女ヤスミン(リディア・ジュウェット)によると、「ナターシャを本気で怒らせたら殺されるより恐ろしい目に遭う」。

アレックスとヤスミンは、協力して脱出計画を練る。

見どころ

一応ジャンルはホラー映画だが、コメディとファンタジーの要素が強め。グリム童話の『ヘンゼルとグレーテル』にも似ている。

アレックスがホラー好きなのは、両親の影響。アレックスの両親がガイコツ模様のパーカーをペアルックで着用しながら、ホラー好きすぎる息子を心配しているのが笑える。

ナターシャは世界中で子どもをさらっている恐ろしい魔女で、怖い話やバッドエンドの話が大好き。とても美しいが、暴君のような性格をしている。

自作のホラー小説を読み聞かせることになるが、その内容について毎回痛烈なダメ出しを受けるアレックス。

とくにナターシャが我慢ならないのは、心暖まる感動的な展開とハッピーエンド。

うっかりハッピーエンドを読み聞かせると、ナターシャの逆鱗に触れて恐ろしい目に遭うことに……。

見張り役の猫レノーアはナターシャに告げ口したり嫌がらせをしてくる意地悪な猫だが、徐々にアレックスたちに気を許すようになり、とても可愛い。

子どもの冒険心や想像力を掻き立てる不思議な物語は、親子で一緒に観賞するのに最適だ。

Netflix映画『ナイトブック』
独占配信中

文/吉野潤子

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