アメリカ人としてのプライドをかけてバーベキューの達人たちが対決する、ワイルドな料理番組。
Netflixシリーズ『アメリカンバーベキュー最強決戦!』は、2020年9月よりNetflixで独占配信中。
あらすじ
全米から集まった8人の参加者が、バーベキューの技術を競う。
各エピソードごとに課題が出され、毎回ベスト&ワーストが発表される。
最終的に1対1の対決で勝った者が、バーベキューチャンピオンの称号を手にする。
審査員は、過去7度も世界チャンピオンに輝いた“ミシシッピのバーベキュー女王”ことメリッサ・クックストン、テキサス流バーベキューを世界に伝えたバーベキューマスター“ビッグ・ケヴ”ことケヴィン・ブラッドソー。
司会はラトリッジ・ウッドとバーベキュー好きコメディアンのリリック・ルイス。
見どころ
料理対決番組といえば、洗練された繊細な盛り付けや味付けを競うイメージがあるかもしれない。
しかし本作で大事なのは、ワイルドであること、そして豪快であること。
男性の腕力でも苦戦する豚の丸焼きを綺麗に焼き上げる“ミシシッピのバーベキュー女王”は、女性参加者たちの憧れの存在。
ある男性参加者は、「俺はワニのしっぽも、ヤギや豚も丸ごと焼いたぜ」と自慢気に語る。
女性陣も「男どもを追い出そう」「女だからってナメないで」と闘争心をメラメラ燃やしている。
要は、「つよそう」じゃないと話にならないのだ。
参加者たちは、皆揃って屈強な見た目をしている。
もはや格闘技と言ってもいいかもしれない。
バトルで腕前を試されるのは、豚や牛などお馴染みの肉や、いつも作っている得意の家庭料理ばかりではない。
ワニやアライグマやイグアナなどの野生動物や、初めて見る外国の調理器具を出されても、美味しく調理しなければ“真のバーベキューの達人”とは言えないらしい。
日本からは、焼き鳥焼き器と備長炭、土鍋、石焼きプレートが課題として出される。
それにしても、バーベキューがこんなにも奥深い料理だったとは……。
アメリカン・バーベキューの真髄が学べる番組としてぜひオススメしたい。
Netflixシリーズ『アメリカンバーベキュー最強決戦!』
独占配信中
文/吉野潤子