富士フイルムは、独自の色再現技術による卓越した画質と小型軽量を実現する「Xシリーズ」の最新モデルとして、ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T30 II」を11月に発売する。
「X-T30 II」は、「X-T30」で好評の小型軽量ボディはそのままに、 ソフトウェアを刷新し、 「Xシリーズ」のフラッグシップモデル「X-T4」と同等の高画質や高速・高精度AFを実現するミラーレスデジタルカメラ。
約378gの小型軽量ボディに、約2,610万画素「X-Trans CMOS 4」センサーや高速画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載し、最短約0.02秒の高速・高精度AF、優れた動体追従AFを実現。暗闇に近い-7.0 EVの低照度環境下でもAFが可能であるため、夜景撮影や光量が少ない屋内での撮影などでも高精度にピントを合わせることができる。
また、スナップ撮影に最適な「クラシックネガ」や低彩度・高コントラストで重厚感のある「ETERNAブリーチバイパス」など全18種類の「フィルムシミュレーション」を搭載し、シーンに合わせて写真フィルムを選ぶ感覚で多彩な色表現を楽しむことができる。
さらに、シーンを判別し最適な撮影設定を自動で選択する「AUTO」モードと、シーンに合わせて撮影設定を選択できる「SP(シーンポジション)」モードのアルゴリズムを刷新。明瞭で鮮やかな風景写真や、被写体を際立たせたポートレート写真をより簡単に撮影することができるほか、逆光のシーンでも、白飛びや黒つぶれの少ない高画質な写真撮影を実現する。
このほか、色調豊かで滑らかな4K/30P動画やフルHD/240Pのハイスピード動画を撮影できる機能や高解像度162万ドット・3.0型チルト式タッチパネル液晶モニターを搭載。静止画から動画まで快適な撮影をサポートする。
EVFには0.39型有機EL(約236万ドット)、背面モニターには3.0型チルト式タッチパネル付きTFT液晶(約162万ドット)を採用。本体サイズは幅118.4×高さ82.8×奥行き46.8mm、質量は約378g(バッテリー、 SDメモリーカード含む)。
価格はオープン。予想実勢価格はボディ単体が108,900円前後、「XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ」とセットになったレンズキットが121,000円前後。
製品情報
https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/x-t30-ii/
構成/立原尚子