話の腰を折る人への対処法
話の腰を折る人の特徴や心理を理解していても、実際に話題を中断されてしまうとストレスを感じる人は多いでしょう。
周囲に当てはまる人がいる場合、どのように対処すればよいのでしょうか?
タイミングを見て話しを戻す
話の腰を折る人が話題を変えてしまったら、タイミングを見て話を戻しましょう。
話の腰を折ってしまう人は空気を読むのが苦手な傾向があるので、最初はこちらの意図に気づかず、なかなか上手くいかないかもしれません。
しかし、何度も軌道修正を繰り返せば、その人の傾向と対策が見えてくるはずです。
仕事関係や重要な話題で話を中断されると困る場合は、こちらも少々強気な発言が必要かもしれません。話を変えられそうになったら「まずはこの話題から進めませんか?」と、はっきり主張するのがポイントです。
話の腰を折る人が上司をはじめとした目上の相手であれば、まず相手の意見を聞き最後に自分の意見を述べるようにすると角が立ちにくくなります。
相手の話に付き合う
友人と会話しているときや家族との雑談で時間の制限がない場面なら、相手の話にただ付き合うのも対処法の一つです。
プライベートで話の腰を折ってしまう人はほとんどの場合、話すことに夢中になっているだけです。議論がしたいわけではないので、意見を求められるケースはまれでしょう。
話題をそらされたり中断されたりしても大きな支障がなければ、諦めて聞き流す程度にしておくとストレスを感じにくくなります。
肯定しながら話を聞いていれば、相手が「話を聞いてくれた」と満足して話題が終わるケースも少なくありません。
話の腰を折る癖を直したいと思ったら
話の腰を折る人の特徴を確認して、「自分に当てはまっているかも…」と不安になっている人もいるかもしれません。周囲の会話に別の話題を割り込む癖がある場合、どうすれば改善できるのかを見てみましょう。
発言する前に一呼吸置いて
自分が話の腰を折っていると感じたら、まずは思いつくままに勢いで話し始めるのをやめましょう。発言や行動する前に一呼吸置いて周囲の状況を気にかけるだけでも、話の腰を折ってしまう頻度はぐんと減ります。
最初は我慢が苦痛に感じるかもしれませんが、人間関係を円滑にするためのスパイスと考えるのがおすすめです。話す前に一呼吸する習慣が身に付けば、自然と冷静に言動を見直せるようになるでしょう。
『会話はキャッチボール』と改めて思い直してみるのも、話を折る癖の改善に効果的です。会話は1人だけでは成り立ちません。相手があるからこそ会話が成立すると考えれば、自分本位な発言を我慢する理由ができます。
相手の言葉に耳を傾ける
自分が話を聞いてほしいと思うように、会話をしている相手にも意図や感情があります。話の腰を折る癖を直したいと思ったら、まずは相手の気持ちを尊重して話を最後まで聞きましょう。
考えや感じ方が違うと、つい否定したくなるかもしれません。しかし、最後まで話を聞けば共感できる部分や疑問点など、さまざまな発見があるはずです。
相手の言葉に耳を傾けることで、相手の意図を理解しやすくなります。反対意見があるとしても、話を聞いた上で議論をすれば建設的な議論につながるでしょう。
また、「自分だけ話しすぎているな」と感じたときは、相手の話を引き出すような質問をすると会話のバランスが取りやすくなります。
構成/編集部