ほんの些細な出来心が大きな過ちに繋がることもある。コロナ禍で鬱屈とした日々が続く中、火遊びに走ってしまう人もいることだろう。
そんな「浮気」に関する実態調査がこのほど、株式会社RCLにより、浮気をしたことがある独身男女512人、浮気をされたことがある独身男女506人を対象にして実施された。
浮気相手と出会う場所は身近な所に転がっている
はじめに、浮気をしたことがある人を対象に「浮気相手と出会った場所を教えてください」と質問したところ、「職場(社内)(29.5%)」と回答した人が最も多く、以降「友人・知人の紹介(12.5%)」「飲み会の場(11.7%)」「SNS(10.7%)」「マッチングアプリ(10.2%)」「飲み屋(キャバクラなど)(7.2%)」「職場(取引先)(5.7%)」「ナンパ(4.9%)」と続いた。実に3人に1人が職場内で出会ったようだ。
連絡手段はメール(SMS)が多い
続いて、浮気をしたことがある人を対象に「浮気相手との連絡手段は何を使っていましたか?(複数回答可)」と質問したところ、「メール・SMS(49.4%)」と回答した方が最も多く、以降「電話(43.0%)」「SNS(36.9%)」「チャット・メッセンジャーアプリ(17.2%)」と続いた。
「どんな相手とどんな浮気をしてしまった」を自由回答形式で質問したところ、以下のようなエピソードが寄せられた。
・合コンで知り合った飲み友達とご飯に行って酔った勢いでホテル(20代/女性/会社員/大阪府)
・同棲している彼氏がいたけど、職場の取引先の人とも付き合っていた(30代/女性/会社員/東京都)
・既婚者の相手と趣味のサークルで知り合った。お酒を飲みに行ったのをきっかけに男女の仲になった(40代/女性/会社員/京都府)
・職場のバイトと付き合っていたが、後から入った社員と肉体関係を持った(40代/男性/会社員/神奈川県)
普段顔を合わせる機会が多い相手や、お酒の席などの酔った勢いで一線を越えてしまうケースが多いようだ。
浮気を疑うようになったきっかけ
浮気をされたことがある人を対象に「どのようなことがきっかけで彼氏・彼女の浮気を疑うようになりましたか?(複数回答可)」と質問したところ、「自分に冷たくなった(41.7%)」と回答した人が最も多く、次いで「スマホを隠すようになった(23.5%)」「帰宅時間が遅くなった(17.8%)」「スマホを見た(17.8%)」「異性と一緒にいるところを見てしまった(16.2%)」「飲み会が増えた(10.7%)」「一人で買い物などに行くことが増えた(10.1%)」となった。
さらに、以下のような具体的なエピソードも寄せられた。
・携帯のパスワードを変えて、LINEの通知を消すようになった。連絡が来ないことも多くなった(20代/男性/学生/京都府)
・スマホを見たら他の女性と頻繁に会っていることが分かった(20代/女性/会社員/大阪府)
・冷たくなったので疑っていたら案の定、浮気をしていた。そういう人だと思っていたので驚かなかった(30代/女性/フリーランス/東京都)
・会社から帰宅後、毎日出掛けて深夜まで帰って来なかったことから疑うようになった(50代/女性/会社員/静岡県)
浮気をしている本人は相手にバレないと思っていても、気持ちや行動の変化は例え小さくても敏感に察知されるものといえそうだ。
浮気の疑惑が確信に変わった時
浮気をされたことがある人を対象に、「彼氏・彼女の浮気が発覚したら許しますか?」と質問したところ、「絶対に許さない(63.4%)」「今回だけは許す(20.0%)」「つい許してしまう(16.6%)」という結果になった。NOという意見が多数だったが、許してしまう人も中にはいるようだ。
では、なぜ許してしまうのだろうか。
前の質問で「今回だけは許す」「つい許してしまう」と回答した人を対象に、「許してしまう理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「関係を修復して再出発したいから(49.2%)」と回答した人が最も多く、以降「一度くらいの過ちは誰にでもあると思うから(35.7%)」「結婚したいと思っている(いた)から(20.5%)」「弱みを握っておきたいから(8.1%)」「浮気するくらいモテる男が好きだから(4.9%)」「実は自分も浮気しているから(1.6%)」と続いた。
浮気された人の多くは、自分のことよりも相手のことを大事に思っている方が多いといえるのかもしれない。
浮気か否かの境界線と浮気じゃなくても嫌なこと
全員を対象に「彼氏・彼女の行動のどこからが浮気に当たると思いますか?」と質問したところ、「スキンシップを取る(手を繋ぐ、腕を組むなど)(32.4%)」と回答した人が最も多く、以降「二人だけで一夜を共にする(20.0%)」「二人だけで食事や遊びに行く(18.8%)」「肉体関係を持つ(18.4%)」「電話やSNSなどでプライベートなやり取りをする(10.4%)」と続いた。
どこで線引きをするのか差が見られるようだが、手を繋ぐ・腕を組むといったことでもそれが浮気の境界線になるようだ。
では、その境界線は自分も相手も同じという認識があったのだろうか。
そこで、全員を対象に「ご自身が思う浮気の境界線は彼氏・彼女と一致している(していた)と思いますか?」と質問したところ、「とてもそう思う(21.5%)」「ややそう思う(35.8%)」と回答した人が、「あまりそう思わない(34.4%)」「全くそう思わない(8.3%)」を上回る結果となった。
浮気とまではいえなくても、相手にしてほしくない行動としては以下のような回答が寄せられている。
・異性とのスキンシップや二人きりでの行動は食事といえども控えてほしい(20代/女性/会社員/山口県)
・二人でご飯や遊びに行くのはいいけど、お酒に酔った勢いで…は嫌。節度を保って欲しい(20代/女性/会社員/大阪府)
・異性と二人きりで食事に行ったりはいいが、そのことや相手のことを隠して行かれたら浮気を疑う(30代/男性/会社員/神奈川県)
・スキンシップはもちろん、二人だけで会って欲しくない(50代/女性/パート・アルバイト/青森県)
<調査概要>
【調査期間】2021年8月17日(火)~2021年8月19日(木)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,018人(①浮気をしたことがある独身男女512人②浮気をされたことがある独身男女506人)
【調査対象】20代~60代の①浮気をしたことがある独身男女②浮気をされたことがある独身男女
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
出典元:RCL探偵事務所
https://rcl-tantei.com/
構成/こじへい