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あの頃ここに行きたかった!都会で1年中スキーができる世界最大の屋内スキー場「ららぽーとスキードームSSAWS」

2021.09.20PR

(C)三井不動産株式会社 公式画像

90年代前半はスキーブーム真っ盛り! そんな中、超究極に超スゴい「あの」スキー場が爆誕!

筆者が青年期を過ごし、いわゆるバブル景気真っ盛りだった1990年代前半の「平成」初頭の時代。

バブル景気は1991年で終了したものの、1990年代前半にまだまだ続いていたのが「スキー」ブームです。

1987年にホイチョイ・プロダクションズ製作の映画『私をスキーに連れてって』が大ヒット、それに呼応するがごとく、皆がこぞってスキーが「大スキー(韻を踏んでみました)」になり、新しいスキー場も数多く誕生することとなりました。

ちなみに筆者の大学のゼミ旅行もスキーだったりして、ロクに滑れない筆者としては、正直行くのがイヤでした。

でもまあその結果、平坦な場所なら滑れるようになりました。それを「滑れる」と言うのかどうかはともかくとして。

現代のような不況や災難の16連打に見舞われることもなく、世の中が好景気で、誰もが希望に満ちあふれていたこの時代、当時の子供達は、もっと上手くスキーを滑れるようになって、将来モテモテになることを夢見ていました。もとい、「誰も」、ではないですね。「ほとんど」でした。

そんな「スキー」ではありますが、「スキー」をするには「スキー場」に行かなければいけないという大きな小問題がありました。

スキー場はおおむね、首都圏から離れた山奥にあるのが普通です。当時、都会に住んでいた人は、ちょっと会社帰りに滑りに行く、なんてことはできなかったのです。

休日の度に、泊まりがけでスキー場に出かけてスキーをする……。少々、気合いとお金をかけてスキーをしなければいけないのが、そこそこ面倒臭いと思ってしまう人が後を絶たず、その結果、都会でもスキーができる施設が待ち望まれていました。

そして1993年、ついに颯爽(さっそう)と登場し、世間のスキーヤーの度肝を抜いた、世界最大のスキー施設が誕生したのです。
その施設こそが……

「ららぽーとスキードームSSAWS」なのです!

世界最大級! 見る者の砂肝、もとい度肝を抜いた、一年中スキーが可能なスキー場!

1993年7月15日に、京葉線「南船橋駅」のそばに開業した「ららぽーとスキードームSSAWS」。

「船橋駅」なら、首都圏に住んでいればすぐに出かけられる! わーい!

当時の首都圏のスキーヤーは、狂喜乱舞、もとい刀剣乱舞しました。

ちなみに「SSAWS」は、「Spring Summer Autumn Winter in Snow」の略です。

日本語に訳すと「雪の中で、春・夏・秋・冬」ですね。うーむ。深く考えないようにしましょう。

当時、「SSAWS」って実際どう発音すれば良いのだ、と随分悩んだ時期がありましたが、その後通称として「ザウス」と呼ばれるようになったため、積年の疑問は解消されることとなりました。
※以降、記事中では、「ザウス」と呼称します。

聞いておののけ! 「ザウス」のスペックとは?

「ザウス」は、世界最大級の屋内スキー場として開業したため、そのサイズはとても驚くべきものでした。

高低差は、なな、なんと100m!

ゲレンデの長さは、約490m!

横幅は約100m!

総工費450億円!

これを超絶巨大スーパーデラックス施設と言わずとして、何というのでしょう。

ちなみに100mの高さだと、ビルやマンションだったら、30階よりちょっと下くらいの高さくらいでしょうか。

この高さから垂直に飛び降りたら、確実に異世界へ転生いたしますが、実はスキー場なので、滑って下りればユカイで安全に、楽しく下りられます。

この超巨大施設を手がけたのが、日本の超一流不動産会社である「三井不動産株式会社」。

建設は鹿島建設が手がけ、運営は、かつて存在した、総合レジャー施設「船橋ヘルスセンター」でお馴染みの「株式会社ららぽーと」が行うこととなりました。

CMがバンバン打たれた! ザウスのCMの歌詞とは?

「ザウス」の開業に合わせて、関東圏内のテレビでは、「ザウス」のCMがバンバン打たれることになりました。この歌声、良いなあ~、誰の歌声なんだろう、と思って調べてみたら、ななんと、あの……

山下達郎!

作詞は秋元康!

SUGEEEE!

さすがですねー、耳に残る名曲です。曲もどこかで発売しているのかな~? と思ったら、見つけました。曲名は……。

「湾岸スキーヤー」でした。

入ってびっくり! 「ザウス」の構造!

「ザウス」の中に入ってみると、室温は常にマイナス4~3度に保たれていて、入出場口には回転ドアが設置されていました。

屋内の温度は常に一定に保たれ、猛暑の夏に滑りにいっても、まず雪が溶けることはありません。

実は天井部に、スプレー式の降雪設備があり、「パウダースノー」を降らせることが可能でした。

いわゆる「ザウス」以外の屋内スキー場は、人工的に降らせた雪が、氷になって固まってしまって滑りにくくなる、という悩みがあったのですが、「ザウス」は排水施設の工夫により、そういったことが起こらないように設計されていたので、いつでも気持ち良くスキーが可能でした。

「ザウス」のコースは、左右と上・中・下で、上級者・中級者・初心者と別れていて、もちろん一番上の方が、上級者用/中級者コースとなります。初心者は最下層です。

そして左右で、上級者用の「レッドコース」と、中級者用の「イエローコース」に分かれており、自分の技量にあわせて滑ることができました。

しかも! 何といってもスゴいのが、屋内スキー場だというのに「リフト」が2基もあることです!

あまり規模の大きくない室内スキー場は、頂上まで行くのに歩いて登る必要? がありますが、「ザウス」は、屋外のスキー場さながら、「リフト」で最上層まで行くことができたのです。

ちなみに「ベルトコンベア」もありましたので、まあ、その辺は、お好み次第だったということで。

入場料はおいくらですか?

「ザウス」の料金は、当初は、入場料と2時間滑れる料金を合わせて5900円だったものの、その後5400円で滑れるようになりました。

まあ、地方のスキー場に泊まりがけで滑りに行く金額と比べれば、じゅうぶん対抗出来る値段なのかな? その後いろいろ値下げもあったようです。

遠くから「ザウス」に一泊二日で泊まりがけで行く人は、初日は「ザウス」でスキー、翌日は「東京ディズニーランド」に行く、という人が結構いたようです。もちろん日程が逆のパターンもあります。

その後の「ザウス」について……

その後いろいろあって、スキーブームの終焉(しゅうえん)を受けて、「ザウス」は閉園することになりました。閉園日は2002年9月30日。

解体後、現在は「イケア」、その周辺にはマンションが建っています。

今は跡形もない「ザウス」の建物ですが、その堂々たる勇姿は、私達の心の中に、何時(いつ)までも生き続けているのです……。

……よし、上手くまとまった!

あの頃ここで滑りたかった! 都心部でも一年中スキーができる! 世界最大の屋内スキー場「ららぽーとスキードームSSAWS」。

いつかまた、スキーブームが再燃して、新たに「ザウス」のような施設が誕生すると良いですね!(←無責任な発言。)

※本記事は、三井不動産株式会社様より、記事の内容の御確認を頂いております。
※他資料・画像引用 筆者自身の撮影によるもの、もしくはメーカー・販売店サイト、又はWikipediaなど。
※本記事は、執筆時点でネットに公開された資料や取材による情報に基づく商品やサービスの異訳調の紹介風なテキト~でいい加減な内容のエッセイとなりますが、筆者及び編集部はその内容や継続性などを保障するものではございません。(特に海外メーカーの場合、公開された仕様と実際の仕様が異なる場合があります)
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※本記事に登場する、登場人物のキャラクターや言動は炎上しそうな箇所はおおむねフィクションです。

文/FURU
デジタル系ガジェットに散財する、ついに! 副業発覚本業失職系無職につきマジで再就職先募集中!(編集部「誌面を私物化するな!」) 兼 自称漫画家 兼 実質ライター。 電脳ねたがテーマの漫画を得意とする→https://www.furuyan.com
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YouTubeチャンネル開設中→https://www.youtube.com/user/furucyan/videos?sub_confirmation=1
2020年3月26日(木)J-WAVE 「STEP ONE」の「LIFE IN SMART」に生出演しました!

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