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意外と実用的!?回転式フリップカメラを搭載したASUSのハイエンドスマホ「Zenfone 8 Flip」の実力

2021.09.21

スマートフォンのカメラ機能は、100倍のデジタルズームに対応するモデルや、1インチセンサーを搭載するモデルなど、各メーカーからユニークな製品が多く登場しています。

今回紹介するのは、パソコンや周辺機器を販売する「ASUS」の最新ハイエンドスマートフォン「Zenfone 8 Flip」。アウトカメラが180度回転し、インカメラとしても利用できる特殊なギミックを採用した製品となっています。

10万円以内で手に入る最新ハイエンドスマートフォン「Zenfone 8 Flip」

「Zenfone 8 Flip」は、公式HPのほかに家電量販店やECサイトにて販売されているSIMフリースマートフォン。公式HPでの販売価格は、ストレージ128GBモデルが8万6800円、256GBモデルが9万8800円となっています。

近年のハイエンドスマートフォンは15万円前後することも珍しくないことを考えると、SIMフリー製品であることを考えても比較的割安といえるでしょう。では、具体的に各性能や使い心地について紹介していきます。

大注目の“フリップカメラ”は意外と実用的?

「Zenfone 8 Flip」を語る上でまず避けて通れないのが、特殊なギミックを採用したカメラ機能でしょう。アウトカメラは180度回転するように設計されているため、インカメラとしても利用することができます。

回転するギミックは、カメラアプリを起動して右下に表示されている、インカメラとの切り替えを行うアイコンをタップすることで利用できます。そのほか、カメラアプリ起動時に音量調節ボタンを使えば、好きな角度にカメラを固定することも可能です。

また、中央右寄りに表示されているアイコンをタップすれば「クイックアングル撮影」が利用できます。これはタップすることであらかじめ登録されている角度にカメラが立ち上がるというものになっています。

レンズの構成は6400万画素の広角/1200万画素の超広角/800万画素の望遠となっています。写真の仕上がりとしてはあまり派手な色付けなどがなく、目で見た景色に近い印象です。当然、3つのレンズをインカメラでの撮影としても利用できることになるので、一般的なスマートフォンとはまた違う撮影体験が可能です。

筆者は普段あまりインカメラを使わないのですが、フリップカメラを使っていて便利に感じたのは、下図のように少し角度をつけて撮影をすることで、普段スマートフォンを扱う角度のまま、正面にある被写体の撮影ができる点。下から上を煽るような写真の撮影も、体を大きく動かすことなく行えます。

また、一般的なスマートフォンでパノラマ撮影を行うときは腕や体を回転させて周囲の景色を収める必要がありますが、フリップカメラは自動で回転してくれるため、簡単に撮影できます。特殊なギミックならではの撮影体験ができるので、いろいろなパターンの写真を撮りたいという人におすすめでしょう。

広角

超広角

望遠

アウトカメラで自撮り撮影ができるので、きれいに背景をぼかすことも可能

フリップカメラの恩恵はディスプレイにも!?

Zenfone 8 Flipのディスプレイは6.67インチの大画面有機EL。本体サイズは(約)高さ165×幅77.2×奥行き9.6mm、質量は約230g。大画面に加えて特殊なカメラを搭載しているからか、持った感触はかなりずっしりとした印象を受けます。

本製品はフリップカメラを搭載することで、ディスプレイ側にインカメラが搭載されていません。近年のスマートフォンに多く搭載されているパンチホール型のインカメラは、小さいとはいえ画面の一部が欠けてしまうため、動画視聴の際などにはどうしても気になってしまいます。

インカメラを搭載しないことで、動画コンテンツやゲームの画面をディスプレイいっぱいに表示できるのは本製品の強み。個人的にはこれが使っていて一番嬉しい部分でした。また、ディスプレイは90Hzのリフレッシュレートにも対応しており、動画やゲーム自体の動きも滑らかに楽しめます。

また、Zenfoneシリーズとしては初めて、ホーム画面の下部を下にスライドすることで利用できる「片手モード」を搭載しています。大画面スマートフォンは、ディスプレイの上側に配置したアイコンを片手でタップするのが難しいので、実用的な機能です。

ディスプレイ内指紋認証に対応! ハイエンドにふさわしいスペックを搭載

プロセッサーにはSnapdragon 888 5Gという現行のハイエンドチップセットを採用。メインメモリは8GBで、ストレージは128GB/256GBの2モデルが用意されています。バッテリーは5000mAhの大容量で、ヘビーな使い方をしなければ外出中に電池が切れてしまう心配はあまりないでしょう。スペックはハイエンドスマートフォンとして十分な構成になっているといえます。

生体認証としては、画面内センサーの指紋認証に対応。本体前面にカメラがないことからか、顔認証には対応していません。また、防水/防塵性能やおサイフケータイ機能も無し。同時発売のコンパクトスマートフォン「Zenfone 8」では防水やおサイフケータイに対応したため、少し残念な印象もあります。

“純粋”なハイエンドAndroidスマートフォン! 価格を見れば買いか!?

Zenfone 8 Flipは特殊なカメラギミックを搭載しているため、一見ギークな印象を受ける製品ですが、搭載OSは純粋なAndroid 11、メモリやストレージ、CPUの構成なども踏まえると、かなりピュアなハイエンドスマートフォンでもあります。

ストレージによって価格は変わりますが、128GBモデルであれば8万円台で購入できると考えると、ハイエンドスマートフォンとしては低価格ともいえるでしょう。防水やおサイフケータイといった機能の搭載こそありませんが、十分コスパに優れたスマートフォンに仕上がっています。

取材・文/佐藤文彦

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