輸入車は何年で買い替えることが多い?
これまで自動車の平均買い替え期間は約7年と言われていたが、直近では電気自動車の生産が急拡大したり、中古車価格が高騰していたりと自動車業界は大きく変化してきている。
さらに輸入車に限定すると、国産車も含めた買い替え期間とはまた違った傾向が見える可能性が大いに考えられる。
そこで外車王では、輸入車の買い替えについて選択肢を用意しアンケートを実施。輸入車を買い替えるまでの期間とその理由について調査した。
Q1.直近で乗っていた輸入車は何年で買い替えましたか?
輸入車を買い替えた期間として最も回答数が多かったのは「3年以内」の29.2%で、次に続いたのは「5年以内」の22.8%という結果となった。「3年以内」と「5年以内」という回答が上位2位という結果から、国産も含めた自動車の平均で約7年という買い替え期間より、輸入車になると短くなるということが読み取れる。
一方で「10年以内」「10年以上買い替えていない」という回答も少なくないことから、輸入車でも長い間乗り続けるユーザーは一定数いるということがわかる。
Q2.輸入車を買い替える理由を教えてください(複数回答可)
輸入車を買い替える時の理由として最も多かった回答は「他の車に乗りたいと思ったから」の76票。2位に続いたのは「価値が落ちる前に売りたいから」の55票、3位は「車検を通す前に買い替えたいから」の38票で上位3位までが抜けた結果となった。
2位と3位の回答から、高く売りたい、車検費用がかかる前に売却してしまいたいという金銭的なメリットを重視する傾向もあるが、1位が「他の車に乗りたいと思ったから」となっており、最も重要視されるのは乗りたい車に乗れているかどうかという観点だと考えられる。
また、ローンの支払いや残価設定に関する回答が下位にランクインしていることから、輸入車オーナーは支払い関連が理由となって車を買い替えることは比較的少ないということが伺える。
その他の回答としては「今作ってない車が古くなる前に買って乗り替えたかったから」という回答もあり、今後乗れなくなる可能性がある車を今のうちに買っておきたいというユーザーもいることが分かった。
調査のまとめ
今回の調査で、輸入車を買い替える期間とどのような理由で買い替えることが多いかがわかった。
買い替える期間として「3年以内」「5年以内」と回答したユーザーが多かったことから、輸入車に関しては比較的早めに買い替えるユーザーが多いと考えられる。
これから益々自動車業界は急スピードで変化していくことが予想され、今後のユーザー動向や市場の流れを引き続き注目する必要があると言える。
調査対象
調査対象:輸入車に興味のある男女170名
調査期間:2021年8月17日~2021年8月25日
構成/ino.