「iPad mini」
Appleは、より大きな8.3インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載した、魅力的な4つの仕上げのパワフルな新しいiPad miniを発表した。新しいiPad miniは現在、注文可能で、9月24日(金)から販売が開始される。
「極めて持ち運びやすいデザインで、日々のタスクからクリエイティブなアプリケーションやエンタープライズ向けのアプリケーションまで幅広く利用できるiPad miniのようなものは他にありません。
オールスクリーンのLiquid Retinaディスプレイ、大幅なパフォーマンスの向上、新しい先進的なフロントカメラとバックカメラ、センターフレーム、USB-C、5G、そしてApple Pencilへの対応により、新しいiPad miniはあなたの手のひらに収まりつつ、飛躍的な進化を遂げています」と、Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントのグレッグ・ジョズウィアック氏は述べている。
4つの魅力的な仕上げの新しいオールスクリーンのデザイン
新しいiPad miniは、ピンク、スターライト、パープル、スペースグレイという魅力的で多彩な新しい仕上げ。iPad miniは、これまでと同じコンパクトなスペースを維持したまま、狭い外枠のより大きな8.3インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載した。
500ニトの輝度、P3の広色域、反射防止スクリーンコーティング、True Tone、フルラミネーションなどの先進的なテクノロジーにより、画像やビデオは鮮やかになり、ガラスの表面にまで迫っている。そして、新しい横向きでのステレオスピーカーは、新しいディスプレイと組み合わさって素晴らしい映画鑑賞体験を提供。
オールスクリーンのデザインは、Touch IDをiPad miniのトップボタンに移動することで実現した。Touch IDは、iPad miniのロックを解除したり、アプリケーションにログインしたり、Apple Payを使う際に、ユーザーが使い慣れていて好評を得ているものと同じ使いやすさと安全な認証を提供する。また今回、iPad miniは、iPad miniにマグネットで取り付けてワイヤレスで充電とペアリングが可能なApple Pencil(第2世代)に対応した。
A15 BionicがiPad miniにパワフルなパフォーマンスをもたらす
iPad miniは、新しいA15 Bionicチップによってパフォーマンスが大幅に向上し、信じられないほど効率的なデザインによって一日中使えるバッテリーを提供。
前世代のiPad miniと比べて、6コアCPUはパフォーマンスが40パーセント向上し、5コアGPUはグラフィックス性能が80パーセントも向上している。
iPad miniのA15 Bionicは、グラフィックスを駆使したゲームから、デザイナー、パイロット、医師などが使用するプロ向けアプリケーションまで、最も負荷の高いタスクにも対応。パワフルなパフォーマンスとコンパクトなデザインを備えたiPad miniは、ユーザーがどこへでも持ち運べる究極のツールだ。
先進的な機械学習(ML)機能は、16コアのNeural EngineとCPU内の新しい機械学習アクセラレータで駆動し、前世代と比ベて2倍の速さで機械学習タスクを実行。
Neural Engineは、CPUやGPUと組み合わさり、画像認識や自然言語学習などにおいて、アプリケーションが次のレベルの体験を提供することを可能に。iPadOS 15では、パワフルな新しい機械学習機能として、デバイス上の知能を使って写真の中のテキストを認識し、ユーザーがそれに応じた操作ができる「テキスト認識表示」や、写真からテキストを7つの異なる言語に翻訳できる機能などが含まれている。
新しい先進的なカメラでセンターフレームがiPad miniに登場
iPad Proのセンターフレーム体験がiPad miniでも可能になり、ユーザーは、一段とつながりを感じることのできるビデオ通話を楽しめる。
新しい12MPセンサーと、より一層広い視野角を採用したアップデートされた超広角フロントカメラによって、センターフレームが可能になり、ユーザーの動きに合わせて自動的にカメラの向きを変え、ユーザーをとらえ続ける。
ほかの人が参加するとカメラはその人も検出し、全員が映るようにスムーズにズームアウトし、全員が簡単に会話に参加できるようにする。
バックカメラはシャープで鮮やかな写真を撮るために、Focus Pixels対応の12MPのセンサーとより明るい絞り値を新たに採用。バックカメラはTrue Toneフラッシュも搭載し、明るさの足りない場所での画像撮影にも最適。A15 Bionicの新しい画像信号プロセッサにより、シャドウとハイライトの細部を復元することで画質を向上させるスマートHDRを使って、ユーザーは驚くほど自然な写真を見ることもできる。
5GとUSB-Cによる、より高速な接続
iPad miniで5Gが利用できるようになった。5Gにより、iPad miniは理想的な状況で最高3.5Gbpsの通信速度を実現。ユーザーは、友人とゲームをプレイするなどの日々の活動から、現場で働く技術者にいたるまで、いつでも接続された状態でいることができ、どこにいてもさらに生産性を高めることができる。
引き続き対応するギガビットLTEとeSIMの組み合わせにより、iPad miniは、ユーザーが接続を必要とする時に驚くほどの柔軟性を提供。Wi-Fi 6により、より高速なWi-Fi接続も可能に。
iPad miniは、前世代と比べて10倍高速となる最高5Gbpsのデータ転送が可能なUSB-Cポートを搭載しており、カメラや外部ストレージおよび最大4Kのディスプレイなど、USB-Cアクセサリの広大なエコシステムに接続できる。
USB-Cによって、一般的なユーザーとクリエイティブなプロフェッショナルが広帯域幅の入力と出力をともなうワーフクローを利用できるようになり、写真家がロケーション撮影中にカメラを接続したり、医師がリモートで超音波検査を行なうのに最適だ。
iPadOS 15によりさらに直感的になったiPadの体験
iPadOS 15はiPad特有の機能を活用する新機能を搭載し、ユーザーの生産性をさらに高め、iPad miniの汎用性をさらに進化。
・ホーム画面の新しいウィジェットのレイアウトとAppライブラリは、iPad miniをパーソナライズし、アプリケーションを整理するためのシンプルな方法を提供。
・「クイックメモ」によってシステム全体でメモアプリケーションが使えるようになり、タイピングでもApple Pencilを使った手書き入力でも、共同作業と整理をするための新しい方法が提供。
・「自動翻訳」や対面ビューなど、会話をより簡単に、より自然にする新しい機能を備えた「翻訳」アプリケーションが、iPadに登場。
・マルチタスクがさらに直感的になり、Split ViewやSlide Overなどの機能がより見つけやすく、より使いやすく、よりパワフルに。
・「テキスト認識表示」では、デバイス上の知能を使って写真の中のテキストを認識し、ユーザーはそれに応じた操作ができる。例えば、店頭のスナップ写真に電話番号が写っている場合、電話をかけるオプションが表示される。
・集中モードを使うと、仕事中、読書中、運動中、ゲーム中、就寝中など、ユーザーが現在行なっていることに基づいて、自動的に通知がフィルタリングされる。
・FaceTime通話は、空間オーディオと新しいポートレートモードによって、より自然に感じられるように。さらにグループFaceTimeでは、新しい「グリッド表示」で参加者を同じサイズのタイルで表示するオプションが提供される。
アクセサリ
Apple Pencil(第2世代)によって、iPad miniはユーザーがどこへでも持ち運べるデジタルの日記やスケッチブックになる。ワイヤレスでの充電やペアリング、ダブルタップへの対応により、Apple Pencilはピクセルレベルの精度と業界トップの低レイテンシをもたらし、ペンと紙のように簡単で自然な描き心地を提供。
iPad miniのためにデザインされた新しいSmart Folioは、スリムで軽いカバーで、開くとスリープ状態から復帰し、閉じるとスリープ状態になる機能を備えている。Smart Folioには、新しいiPad miniの仕上げを引き立てる美しく調和する色、ブラック、ホワイト、ダークチェリー、イングリッシュラベンダー、エレクトリックオレンジを用意した。
価格と販売については、新しいiPad miniは、日本を含む28の国と地域で、apple.com/jp/storeとApple Storeアプリケーションで注文でき、9月24日(金)から発売開始となる。
価格はiPad miniのWi-Fiモデルが59,800円(税込)から、Wi-Fi + Cellularモデルが77,800円(税込)から。新しいiPad miniは、64GBおよび256GBの構成と、ピンク、スターライト、パープル、スペースグレイの仕上げが用意されている。
iPadのために設計されたパワフルなオペレーティングシステムであるiPadOS 15は、9月20日(月)- 米国時間 から利用でき、新しいiPad miniに無料で出荷時から搭載されている。
iPadOS 15は、iPad mini 4以降、iPad Air 2以降、iPad(第5世代以降)、iPad Proのすべてのモデルに、無料のソフトウェアアップデートとして提供。
Apple Pencil(第2世代)は別売りで購入することができ、価格は15,950円(税込)。iPad miniにも対応している。iPad mini用の新しいSmart Folioは7,480円(税込)で購入可能。ブラック、ホワイト、ダークチェリー、イングリッシュラベンダー、エレクトリックオレンジが用意されている。
関連情報:https://www.apple.com/jp/
構成/DIME編集部