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LEICAとSIGMAのLマウントレンズ4本を使い比べてわかった、フルサイズミラーレス「LEICA SL2」の実力

2021.09.16

■連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所

前編:LEICAレンズの力を堪能できる4730万画素のフラッグシップミラーレス「LEICA SL2」

SIGMAのハイエンドレンズArtで撮る

今回は「LEICA SL2」の魅力を満喫するため、Lマウントレンズに豊富なラインナップを持つSIGMAのレンズをチョイスした。同社にはArt、Contemporary、Sportsの3つのラインがある。中でも圧倒的な描写性能と芸術的表現力を最大の力点に置いたというアーティステック・ラインのレンズを2本、そして、手持ちで600mmが撮れるSportsの新製品「150-600mm F5-6.3 DG DN OS」を借用した。

加えてLEICAからは「LEICA APO-SUMMICRON-SL F2/28mm ASPH.」を借用。10群13枚構成のレンズ群には、非球面6面の3枚が単色収差を補正、高品質ガラスを使った8枚で色収差を徹底的に抑えた。色収差の補正にはレンズ名称の由来ともなったアポクロマート補正が使われている。作例撮影は3日間に分けておこない、写真家、小平尚典氏に協力してもらった。ポートレートのモデルは亜希子さんにお願いした。

28mmとは思えないほど長い鏡胴。フォーカスリングはリング状の磁石とセンサーの組み合わせで駆動する独自方式で、適度な抵抗感となめらかな動きを実現している

角型フードが付属。AFにはステッピングモーターが使われ2つのフォーカシングユニットを同調して動かすダブルインナーフォーカス方式を採用する

コントラストが高く抜けのいい描写。100%で表示すると細密画を見るような緻密な画像が現れる。フルサイズの解像度の高さを実感できるレンズだ
LEICA SL2 LEICA APO-SUMMICRON-SL F2/28mm ASPH. 1/200sec、F9+0.6、ISO100

階調性も豊かで、ハイライトは飛ばず、暗部はつぶれずに極めてシャープで立体感がある。金属とガラスの質感描写が見事でビルの存在感と重量が感じられる
LEICA SL2 LEICA APO-SUMMICRON-SL F2/28mm ASPH. 1/4000sec、F2.5+0.3、ISO100

もちろん柔らかい質感描写も得意だ。広角レンズながらフルサイズで開放絞り値F2という好条件により、キレイなボケが得られた
LEICA SL2 LEICA APO-SUMMICRON-SL F2/28mm ASPH. 1/3200sec、F2、ISO100

マクロ撮影でなくポートレートでも背景のボケが生きる。開放から極めてシャープ、光が当たっている髪の色のグラデーションも美しい。28mmで撮ったとは思えない歪みの少なさに驚く
LEICA SL2 LEICA APO-SUMMICRON-SL F2/28mm ASPH. 1/1000sec、F2+0.3、ISO100

SIGMA「14mm F1.8 DG HSM┃Art」は超広角14mmで、開放絞り値F1.8を実現した超個性的なレンズ。単焦点で重さ1185gと1kgを超えるが、EVFをのぞけば重さを忘れる。LEICA SL2とのバランスもいい

レンズの左サイドにはAF/MFの切り替えレバーがある。フードは組み込みでフィルターは使えない

強烈なパースペクティブと被写界深度の浅さが新鮮。超広角レンズでここまでボケるのは初めてだ
LEICA SL2 SIGMA 14mm F1.8 DG HSM 1/25sec、F1.8、ISO125

小平氏が撮影した井の頭池の弁天橋。左右から覆い被さるように葉を広げる木々を明るめに捉えている。橋の奥のボケのおかげで立体感が際立つ
LEICA SL2 SIGMA 14mm F1.8 DG HSM 1/250sec、F1.8+1、ISO100

弁財天の手前に映る日輪。水面に映り込んだ木々と雲が、もう一つの世界を形成している。小平氏撮影
LEICA SL2 SIGMA 14mm F1.8 DG HSM 1/1000sec、F1.8、ISO100

SIGMA「70mm F2.8 DG MACRO┃Art」は同社の誇る伝説のマクロレンズを進化させたモデルで、圧倒的な解像感とヌケの良さが特徴のレンズ。70mmという焦点距離で近付けない被写体を引き寄せられる

鏡胴の左サイドにフォーカスリミッターとAF/MFの切り替えレバーを装備

シンプルでシックなデザインはLEICA SL2とマッチングも良く全く違和感がない

LEICA SL2の独自の落ち着いた発色、美しい前後ボケが小さな空間を広々と見せる
LEICA SL2 SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO 1/320sec、F2.8、ISO100

葉の間に落ちていたセミの抜け殻。F8まで絞ったので抜け殻の周囲はシャープなピントが得られた
LEICA SL2 SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO 1/125sec、F8、ISO6400

絞り開放で撮ったクモと巣、AFでクモの糸にピントが合った。背景のボケがクモをクッキリと浮き上がらせてくれた
LEICA SL2 SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO 1/125sec、F2.8、ISO320

SIGMA「150-600mm F5-6.3 DG DN OS┃Sports」はSportsライン初のミラーレス専用長望遠ズームである。内蔵の手ブレ補正機能で約4段分の補正を実現した。15群25枚構成のレンズ群がズーム全域で高い解像感とクリアな描写を約束するという

三脚座付きで重さは2100g、ロック付きの立派フードが付属して、フィルター径はφ95mmと大口径だ

鏡胴左サイドには手ブレ補正やAFの切り替え、フォーカスリミッターが装備される。手前にあるのはズームリングのロック機能でリングの固さも2段階で調整できる

かぶせ式のレンズキャップはレンズフードを逆向きに付けた状態でも使える

600mmの手持ちで月を撮影。ノートリミングだとこのサイズで撮れる。1/30secでもブレなかった
LEICA SL2 SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS 1/30sec、F6.3-3、ISO50

150mmで撮影しても絞り開放であればキレイに背景がボケる。さすがフルサイズ
LEICA SL2 SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS 1/320sec、F5+0.3、ISO250

250mmで撮影、背景の玉ボケが美しい。玉の形は真円に近く歪みも少ない、レンズの光学性能の高さが発揮された1枚だ
LEICA SL2 SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS 1/500sec、F6.3、ISO640

600mmで撮影、LEICA SL2の顔認識AFで左目にフォーカスを合わせた。600mm絞り開放でも画像は非常にシャープ。フルサイズ用の長望遠ズームとして注目の1本である
LEICA SL2 SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS 1/1250sec、F6.3+0.3、ISO2000

小平氏が撮影した航空機、焦点距離は約560mm、ズームレンズが切り撮ったダイナミックな構図と暗部の階調性の良さに驚く。100%にするとジェットエンジンにロールスロイス社のエンブレムが見えた
LEICA SL2 SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS 1/1000sec、F6.3+0.3、ISO3200

ビルの間から見えた夕焼け。600mmで撮影、LEICA SL2らしい誇張のない色調と発色が印象通りの景色を記録してくれた
LEICA SL2 SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS 1/1250sec、F6.3、ISO2500

感度1万2500まで上げて撮影、粒状感のある描写が東京タワーの隣のビルのサイバーな感じを強調する。100%表示では、さすがに解像感は下がるが、部分的に不自然な所がなく絵画を見るかのようだ
LEICA SL2 SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS 1/400sec、F6.3-0.6、ISO12500

写真・文/ゴン川野

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