姿が見えない、声も聞こえない人間から狙われる恐怖。
Netflixで2021年9月10日より独占配信中のNetflix映画『デッドリー・ハンティング』は、ドイツで製作されたサスペンス映画。
あらすじ
国立公園の大自然の中で、散策を楽しんでいた5人の男性グループ。メンバーのひとりが結婚することになっため、友人同士“バチェラー・パーティー”として森で過ごすことにしたのだ。
しかし姿の見えない何者かによる銃撃を受け、恐怖と混乱に陥る。
5人が乗ってきた自動車もタイヤがパンクさせられており、逃げることもできなくなったため、森の中に身を隠すことになるが……。
見どころ
結婚直前なのに職が決まらないなど、一見楽しそうに見えてそれぞれ複雑な事情を抱えている5人。
一応気の置けない友人同士ということだが、冒頭からどこか横柄で不誠実な印象を視聴者に与える。
森の奥深くには、なぜか子ども用の小さなぬいぐるみやアクセサリーなど、意味深な小物が落ちている(置かれている?)。
間に挟まれる回想シーンも併せて、犯人の動機を推理してみよう。
本作では、犯人の姿も見えず声も聞こえないことが、怖さに拍車をかけている。
途中から犯人が現れても、ずっと無言&無表情のままなのがかなり不気味だ。
誰が何の目的で5人を銃撃しているのか、怨恨なのか愉快犯なのか。
無言のまま執拗に男性たちを攻撃する犯人の動機は、最後に明かされる。
似た作品としては、真冬のスウェーデンが舞台のNetflix映画「赤い光点」があるので、ぜひ併せて観てみてほしい。
Netflix映画『デッドリー・ハンティング』
独占配信中
文/吉野潤子