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子どもが自ら進んで勉強に取り組むようになる親の行動習慣

2021.09.23

コロナ禍になり、我が子との対話機会が増えた父親は多いのではないだろうか。しかし、接し方や、子どもが積極的に勉強に取り組むのを促すにはどうすればいいか、自分の役回りなどに迷うシーンもあるかもしれない。

その一つのヒントとして、今回は我が子2人をお受験塾に入れずに都内の国立小学校に合格させた経験を持ち、「天才ノート」などの子どもの勉強のモチベーションアップツールを手がける岩田かおり氏にインタビュー。自ら進んで勉強に取り組む子に育てるために親がやるべきことを教えてもらった。

“自ら勉強する子”を育てられる「天才ノート」とは?

「10歳までは、子どもを『勉強好き』に育てる最大のチャンスです。どれだけたくさんの知識や経験を詰め込んだかという量ではなく、どれだけ『勉強は楽しい』『本を読むのはおもしろい』『もっと知りたい』と思わせられるかが大切だと考えています」

そう話す岩田氏は、1男2女の母。第一子と第二子をお受験塾に入れずに都内の国立小学校に合格させた経験を踏まえ、幼児教室勤務、そろばん教室の運営を経て独自の教育法を開発した。中でも、メインとなるのが「天才ノート」というノートだ。

【取材協力】

岩田かおり氏
株式会社ママプロジェクトJapan 代表取締役
第一子、第二子をお受験塾に入れずに都内の国立小学校に合格。幼児教室勤務、そろばん教室の運営を経て独自の教育法を開発。「学び体質に育てる」と「親子関係」を大切にした戦略的ほったらかし教育『かおりメソッド』を全国へ展開中。講演・執筆・ラジオ出演などメディアでも活躍中。3人(1男2女)の母。
http://kaorimethod.com

「親はどうしても『ドリルをやらせなきゃ』『習い事をさせなきゃ』と焦ってしまいますが、焦る必要はありません。ポイントは、勉強素材を使って親子で楽しく学ぶこと。脳が動いていれば、机に向かっていなくてもOKなんです。親は手取り足取り教えるのではなく、子どもと交換日記感覚ではじめられるノートを使って、子どもの学びのきっかけを作ることが、勝手に伸びていく子どもを育てるために効果的です。そのノートのことを『天才ノート』と名付けました。

天才ノートの『天才』とは、高い知能指数や偏差値という意味ではありません。本来、才能のない子など一人もいません。親が子どもの『好き』や『頑張り』を承認することで、どんな個性も才能に変えることができます。親の行動次第で、どんな子どもも天才になれるのです。子どもに『勉強は楽しい!面白い!もっと知りたい!』と感じさせられる天才ノートにより、親がガミガミ言わなくても自ら勉強する子に育ちます」

市販のどこにでもあるB5サイズのノートを用意し、「天才ノート」と名づけ、子どもが好きなことを書き込めるノートを作る。岩田氏のおすすめは、方眼ノート。行にとらわれず自由に使うことができ、定規がなくても線が引きやすいためだ。

天才ノートの例

天才ノートの例

「ノートには、何を書いても貼ってもOK。自動車好きの子どもなら、自家用車やトラック、バスなど好きな写真を貼ったり、イラストで描いたりして、名前や種類を書かせてみます。植物やアニメのキャラクターでも何でもいいので、とにかく子どもが好きなことを書かせることが大切です。

親がすることは、子どもが自分で調べて書いたものに、赤い花丸をつけてあげて、『くわしく調べられたね!』など、ほめる言葉を書くことです。『好きなことを書き込める楽しいノート』というイメージを作ることが重要です。すると、子どもは『このノートに書くとお母さんはすごくほめてくれるし、面白がってくれるから、もっと色んなことを調べて書きたい』と思うようになります。子どもの好きなことを認めて、子ども自身を『承認』することが大切です」

天才ノートの例

天才ノートの花丸やほめ言葉は、父親が書き込むことでも、子どものモチベーションアップにつながりそうだ。

子どもに親がやってほしいことを促すには?

ところで、親のよくある悩みとして、「子どもがゲームにばかり夢中で、勉強をなかなかしない」というものがある。特にステイホームが続いたコロナ禍では増えた悩みだろう。そんなとき、子どもが進んで勉強に取り組むために、どんな風に子どもに接すればいいだろうか。

「子どもにとってゲームはとても楽しいので、時間を忘れてしまったり、生活リズムが乱れてしまったりする危険性がありますが、現代の子どもにとってはコミュニケーションツールでもあるので、頭ごなしに排除するのは得策とは言えません。

未就学児・小学生のうちはゲームの時間管理をしっかり行うこと、そしてゲーム以外のことでも楽しめる時間を必ず確保するのをおすすめします。ゲーム以外のこととは、例えば、サッカー、ブロック遊び、読書、パズル、自然体験など、なんでもOKです。

かおりメソッドでは『育てることは教えないこと』と位置付けています。人間は誰かに教えられたことは、『やらされている』と感じてしまいがちなので、教えるのではなく『楽しそうにやって見せる』ということを大切にしています。

親がやって欲しいこと、今回であれば勉強に対して、『それ、楽しそうだな~』と子どもに思わせることが重要です。そのためには、父親自身が楽しく勉強する姿を家庭内でも見せる、子どもの宿題を教えるではなく、一緒に解くといったことを行えば、子どもが徐々に変化してくるでしょう」

子どもを伸ばす父親のふるまい方

父親は、普段、具体的にどのように子どもの前でふるまうようにすると、子どもの成長にいい影響を与えるだろうか。岩田氏は次のように話す。

「父親自身が自分の『好き・嫌い』や『得意・苦手』、仕事での『成功・失敗』を食卓についたときなど、子どもの前で話すことが大切です。大量生産・大量消費の時代が終わって、一人一人がそれぞれの価値観を大切にして発信できる時代となりました。高度成長期には子どもを有名大学に入れることだけを考えていればよく、自分の『好き』や『得意』がなくても『ガリ勉』と呼ばれようが、テストで高得点をとれたらよしとされていました。最終的に高学歴というラベルを手に入れられれば、なんとかなった時代ですが、これからの時代は違います。

学歴が意味をなさなくなったわけではありませんが、それ以上に自分は何が『好き』『得意』なのかがわかること、自分独自の視点や価値観がわかることの必要性を感じています。ですので、日常から家族の何気ない会話に親自身の考えやエピソードを盛り込むことが大切です」

家庭内での理想の父親の役割は?

父親は、子育て中の家庭内でどんな役割を担うのがいいのだろうか。岩田氏に意見を聞いた。

「『父親の役割の正解はこれです!』といったものは存在せず、パートナーと調和をとり、家庭内の雰囲気を良くし、心理的安全を作ることが役割だと考えます。

父親の役割は、すでにそれぞれの家庭である程度できあがっていると思います。例えば、母親が細かいことを管理するのであれば、父親は受け皿になること。パートナーと子育てのゴールを擦り合わせておくことは重要ですが、母親と父親が同じ動きをするのは危険だと思っています。何より調和をとることが大切だと思います。

また、心理的安全は、Googleが発表したことで注目されている『チームのメンバーが、自分の考えを自由に発言したり行動に移したりできる状態』のことです。これは会社組織だけでなく家庭運営にも当てはまります。子どもは『安心できる人と場所』があることで動き出して、学んだり表現したりするエネルギーが湧いてくるため、とても重要です。

そうした家庭を作るためにも、夫婦共に、パートナーとのコミュニケーションを日々、丁寧かつ大切に考え、おろそかにしないことが重要ポイントだと考えます」

子どもが自ら積極的に学びに向かうためには、どれだけ「勉強は楽しい」などと思わせられるかが重要であることがわかった。そして、親や父親自身の接し方やふるまい方のポイントもヒントになる。「天才ノート」を含め、ピンときたものは、取り入れてみてはいかがだろうか。

取材・文/石原亜香利

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