目次
焼酎は芋や麦などを主原料とした蒸留酒です。糖質はゼロであるため、日本酒やビールなどの醸造酒と比べると太りにくいと思われがちですが、飲み方次第では肥満につながる可能性があることをご存じでしょうか?
そこで今回は太りにくい焼酎の飲み方をご紹介していきます。ダイエット中のお酒好きな方はぜひ参考にしてください。
早速結論! 焼酎は太るのか? 太らないのか?
焼酎は「太るお酒」なのでしょうか。それとも「太らないお酒」なのでしょうか。
結論から先に伝えると、焼酎は「太りにくい」お酒といわれています。その理由はビールや日本酒などの醸造酒と比較すると、糖質がゼロなためです。
しかし、あくまで「太りにくい」だけで、決して「いくら飲んでも太らない」お酒ではありません。『焼酎は糖質がないから大丈夫!』と晩酌のビールや日本酒を焼酎に変えたからといって、飲み方次第では反対に太ってしまう可能性もあるため、注意しましょう。
焼酎の糖質がゼロである理由は、焼酎が「蒸留酒」だから
焼酎はブランデーやウイスキーと同じ蒸留酒です。
蒸留酒はその名前のとおり酒造過程で沸騰させ、アルコールの蒸気を冷却して集める「蒸留」を行います。この蒸留の過程においてアルコール分は抽出されますが、熱にかけても蒸発しない糖質はカットされます。
そのため、焼酎は糖質がゼロなのです。
焼酎のカロリーはゼロじゃない! 甲類/乙類で違いはある?
誤解されがちなのが焼酎のカロリーです。焼酎は糖質こそゼロですが、カロリーはゼロではありません。
焼酎などのお酒には、アルコール自体にカロリーがあります、アルコールのカロリーは1gあたり約7.1Kcal。アルコール度数が高くなればなるほど、カロリーも比例して高くなります。
例えば一般的に多く発売されている甲類焼酎(連続式蒸留焼酎)のアルコール度数は35度で、100gあたりのカロリーは203 Kcal程度といわれています。
乙類焼酎(単式蒸留焼酎)の場合、多く発売されているのはアルコール度数20~25度の銘柄。100gあたりのカロリーは144 Kcal程度といわれています。
このようにアルコール度数の高い焼酎のようなお酒は、アルコール由来のカロリーが多くふくまれているため、過剰摂取をすると肥満などにつながる可能性もあるのです。
【参照】厚生労働省
太りにくい焼酎の飲み方は?
それでは焼酎はどのような飲み方をすれば、太りにくくなるのでしょうか。ここからはダイエット中に押さえておきたい焼酎の飲み方を見ていきましょう。
アルコール摂取量を抑えながら楽しめる飲み方を
前の項目でも紹介したとおり、お酒のカロリーはアルコール度数に由来します。そのため、アルコール度数を薄めることで、カロリーの過剰摂取を防ぐことができるのです。
ダイエット中などで体型が気になる、だけど焼酎を楽しみたい……という方はロックやストレートではなく、水割りやお湯割りなどアルコール度数を薄める割り方で焼酎を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ただし量を多く飲むと、カロリーを摂りすぎてしまう可能性もあるためご注意ください。
ダイエット中なら割り方にも注意!おすすめは水割り・お茶割り・ソーダ割り
また、焼酎を楽しむ際にコーラなどのジュースで割るという方もいるでしょう。しかし、ジュースで焼酎を割ると、さらにカロリーが増えてしまう可能性があります。
体型が気になる方やダイエット中であれば、焼酎を楽しむ際は水やお茶などカロリーゼロの飲料水で割るのがおすすめです。
焼酎の飲み方や割り方に気をつけるなら……
最後に注意したいのが“おつまみ”。おいしい焼酎を飲むと、ついおつまみを食べ過ぎてしまいますが、高カロリーのおつまみを食べてしまうと、せっかく焼酎の割り方や飲み方に気を使っていても逆効果になってしまうかもしれません。
焼酎と一緒に楽しむおつまみは、低カロリーなものをチョイスすることも考えてみてはいかがでしょうか。
※データは2021年8月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
※本記事にはお酒の情報が含まれています。20歳未満の方は飲酒できません。
※20歳未満の方への共有はご遠慮ください。
文/髙見沢 洸