ママにおもちゃを作ってもらった長男の「心配事」が尊かった話
あなたがまだ小さな子供だった頃、大事にしていた物は何ですか?
ダンボールでできた剣、形のカッコいい石、たくさん拾ったドングリなど…大人にとっては何でもないようなものが大切な宝物だったりしましたよね。
というわけで今回ご紹介するのは、少年「にに」くんの宝物について描いたエッセイ漫画です。
「ににの心配事」
ある夜、ママが作ってくれた蓄光ストーンのおもちゃを枕元に置いて眠るににくんとパパ。
ふと、「どろぼうさんきちゃうかな」と心配する彼にパパが理由尋ねると、「すごくいいものだから、とられないかしんぱい」となんとも可愛らしい答えが返ってきたのでした。
ほっこり&リアルな育児漫画
漫画の作者・パパ頭(@nonnyakonyako)さんは、働きながらツイッターやブログで漫画を公開されている二児のパパです。
冒頭の漫画には特に大きな反響があり、「尊い」「守ってあげたい」と、ににくんの純粋さに心を洗われた大人たちから多数のコメントが寄せられていました。
手作りのおもちゃを「すごくいいもの」と言ってもらえるなんて、作った側も幸せになれてしまう嬉しい反応ですよね…!
(ちなみに「蓄光ストーン」は日中に光を溜めておき暗闇でぼんやり光る石のことで、100均にも売っていることがあるので気になる方はぜひチェックしてみてください)
日常のエピソードを漫画にすることについては、「長男の誕生時の感動を、記録したいという気持ちが育児漫画を描き始めたきっかけです」と語ってくれたパパ頭さん。以来、習慣になって描き続けているのだとか。
豪胆な奥様とおだやかな兄・ににくん、そして元気いっぱいの弟・ととくんのとの日常の中には、時折ちょっと考えさせられるようなリアルなエピソードもあり、子育て中のパパママからの共感を呼んでいるのです。
続いてご紹介する漫画も、そんな「ちょっと考えさせられる」エピソードの1つです。
「パズル『を』している?パズル『で』している?」
パズルを効率的に完成させようとしていたパパと、パズルをする過程をただ楽しみたかったににくん。大好きなパズルが楽しくなくなりかけていたににくんの様子を見て、パパ頭さんはそのすれ違いにハッと気がついたのだそう。
大人にとっての最善が子供にとってもそうだとは限らないということに、改めて気づかせてくれるエピソードなのでした。
■イラスト提供 パパ頭さん
妻子との日常を漫画にしてます。ゆるい気持ちで楽しんでもらえたら幸いです。
■ツイッター https://twitter.com/nonnyakonyako
■ブログ https://papa-atama.hatenablog.com/
文/黒岩ヨシコ
編集/inox.