DIYで棚を作ったり、セルフリノベーションで場所決めをしたりするときには、「墨出し」と呼ばれる水平位置や中心点などの基準となる線を書き出すことが望ましい。この墨出しを正確に行うための機材が 「レーザー墨出し器」だ。しかし、あまり一般的な製品でないだけに、どこのメーカーの製品を買えばいいのか悩んでいる方も多いのではないだろうか。そこで今回は、信頼のブランド、マキタとボッシュ、そしてコスパ抜群のVOICEという3メーカーのおすすめレーザー墨出し器を紹介する。
【目次】
流用可能なバッテリーが特徴!マキタのレーザー墨出し器4選
Makita(マキタ)は愛知県に本社を置く日本の工具メーカー。DIYを楽しむ人から本職の方まで、多くのユーザーから支持されている。
マキタ最大の特徴は、ほかの工具と共用できる10.8Vバッテリー。取り外し可能な充電バッテリーで、多くのマキタ製品に採用されている。また、レーザーの指示精度(距離あたりのズレ幅)が基本的に10mあたり1mmと、高精度なのもうれしい。
10.8V使用可能なエントリーモデル|マキタ レーザー墨出し器 SK10GD
マキタの屋内外兼用レーザー墨出し器。マキタのエントリー品で、照射パターンは「さげふり」と「ろく」の2パターン。ライン色は屋外でも視認性の高いグリーンを採用。エントリー品でも大容量の10.8Vバッテリーを使用可能。エコモードで最長約20時間使用できる。
出典 公式サイト|10.8V使用可能なエントリーモデル|マキタ レーザー墨出し器 SK10GD
4方向照射可能モデル|マキタ レーザー墨出し器 SK40GD
SK10GDの上位モデル。ラインを4方向に照射可能で、照射パターンは「クロスライン」と「ろく」に対応している。また、明るい屋外での使用に便利な受光器が付属している。連続使用時間はエコモードで最長12時間とSK10より短い。必要に応じてバッテリーを買い足すといい。
出典 公式サイト|4方向照射可能モデル|マキタ レーザー墨出し器 SK40GD
明るさ1.5倍|マキタ レーザー墨出し器 SK209GDZN
レーザーの明るさが1.5倍(マキタ従来機比)になった、「超」高輝度CTXレーザーを搭載。明るい屋外での使い勝手を向上させている。照射パターンは、「おおがね」と「ろく」の2種類。ライン幅は2.5mmと、SK10やSK40よりも0.5mm狭いが、高い輝度で視認性を確保している。
出典 公式サイト|明るさ1.5倍|マキタ レーザー墨出し器 SK209GDZN
フルラインモデル|マキタ レーザー墨出し器 SK505GDZN
フルラインに対応したマキタのハイスペックモデル。全方向に照射可能なため、さまざまな現場で活躍してくれる。また、耐衝撃と防じん・防滴も備えるため、不意な故障が起こる可能性を下げてくれる。ハイスペックかつ耐久性のある製品が欲しい方におすすめだ。
出典 公式サイト|フルラインモデル|マキタ レーザー墨出し器 SK505GDZN
コスパが魅力!VOICEのレーザー墨出し器4選
VOICEは、東京都板橋区に本社を置く、レーザー墨出し器を中心としたメーカーだ。VOICE最大の特徴はコストパフォーマンスの良さ。他社製品に比べ、同等のスペックでも安価で手に入れやすい。購入費用を節約したい方はもちろん、機能別に複数台持ちたい方にもおすすめだ。
フルラインモデル|VOICE レーザー墨出し器 Model R8
VOICEのフルラインレーザー墨出し器。3万円台でフルライン照射が可能なハイコスパモデルだ。レーザー光の色はレッドで、屋内での使用におすすめ。屋外でも使用したい場合はグリーンタイプを選ぼう。電源は単3乾電池4本となっており、電池切れにも対応しやすい。
出典 公式サイト|フルラインモデル|VOICE レーザー墨出し器 Model R8
手ごろな5ラインモデル|VOICE レーザー墨出し器 Model R5
垂直4本・水平360度・地墨点の照射が可能な、5ラインレーザー墨出し器。レーザー光の色はレッド。照射タイプはスマホから切り替えられ 、作業しながらでも変更しやすいのがうれしい。連続照射時間は全照射時で最大約6時間。
出典 公式サイト|手ごろな5ラインモデル|VOICE レーザー墨出し器 Model R5
視認性の高いグリーンモデル|VOICE レーザー墨出し器 Model-G3
屋外での視認性が高いグリーンレーザーを採用した3ラインレーザー墨出し器。照射パターンは、垂直2本・水平110度・地墨点に対応している。電源にリチウムイオンバッテリーを採用し、充電して繰り返し使用が可能。さらに2本セットになっているため、交互に充電ができる点も見逃せない。
出典 公式サイト|視認性の高いグリーンモデル|VOICE レーザー墨出し器 Model-G3
明るさ調節可能なグリーンモデル|VOICE レーザー墨出し器 Model-G5
明るい屋外でも視認性を確保しやすいグリーンレーザーの5ラインモデル。レッドレーザーと比べると高価だが、屋外での使用を考えている方には検討してもらいたい。レーザーは4段階に明るさを調節可能で、周囲の明るさに応じて調節可能だ。
出典 公式サイト|明るさ調節可能なグリーンモデル|VOICE レーザー墨出し器 Model-G5
ドイツの老舗工具メーカー|ボッシュのレーザー墨出し器4選
ボッシュは、1861年創業の歴史あるドイツのブランド。電動工具部門のスタートは1928年で、世界中を市場とする大手メーカーだ。ボッシュのレーザー墨出し器は、位置設定が簡単にできるセルフレベリング機能や、高い耐久性などが特徴。屋外でのスピーディーな作業を助けてくれる頼れる存在だ。
充電と乾電池に対応|ボッシュ レーザー墨出し器 GLL3-80CG
クロスライン(水平4ライン、垂直4ライン、鉛直、地墨)照射が可能なグリーンレーザーのレーザー墨出し器。スマホ操作やセルフレベリング機能、IP54の防じん・防滴性能を備えている。さらにリチウムイオンバッテリーと単3電池の両方にも対応している。
出典 公式サイト|充電と乾電池に対応|ボッシュ レーザー墨出し器 GLL3-80CG
長距離照射が可能|ボッシュ レーザー墨出し器 GLL5-50
屋内での使用におすすめの、レッドレーザータイプ。受光器を使えば、水平50m、縦30mまで照射可能で、広い現場でも使うことができる。また、最大連続使用時間が24時間と長いのも魅力的だ。
出典 公式サイト|長距離照射が可能|ボッシュ レーザー墨出し器 GLL5-50
タフさが魅力|ボッシュ レーザー墨出し器 GLL8-40ELR
振動への強さをウリにしたレーザー墨出し器。IP54の防じん・防滴性能を持つうえに、使用温度範囲は-10度から50度まで対応可能。さまざまな環境で使用できる。電源は確保しやすい単3電池4本。最大連続使用時間は24時間。
出典 公式サイト|タフさが魅力|ボッシュ レーザー墨出し器 GLL8-40ELR
簡単な屋内作業に|ボッシュ レーザー墨出し器 GLL 3-15 X Professional
ボッシュのエントリーモデル。簡単な内装作業を想定して設計されたレーザー墨出し器だ。エントリーモデルでも、セルフレベリング機能はしっかり搭載、垂直線と水平線を照射できる。測定距離は15m、レーザーポイントの最大照射距離は5mと短めなので注意。
出典 公式サイト|簡単な屋内作業に|ボッシュ レーザー墨出し器 GLL 3-15 X Professional
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文/ねこリセット