家飲み需要は高止まりのまま! ビール大手4社の発表によると、この夏は缶ビールの売れ行きが好調だった。その一方で、家にいながら、注ぎたての生ビールが飲める「家庭用ビールサーバーのサブスク」にも注目が集まり、伸びをみせている。
アサヒビールが手掛ける『ドラフターズ』は、独自開発した本格泡サーバーをレンタルし、『アサヒ スーパードライ』のミニ樽(2L)が、毎月2回、定期的に自宅に届くサブスクサービスだ。21年5月から会員募集をスタートすると同時に応募が殺到。サーバーの台数に限りがあるため、今のところ毎月の抽選となっているほど。
その魅力を知るべく、ビール好きの@DIMEライターがサーバー借りて、家で注いで飲んでみた。
魅力その1:設定は思いのほか簡単!
届いた『ドラフターズ』の「本格泡サーバー」は、黒ベースでどっしりと高級感あるルックス。キッチンやリビングに置いた時の存在感はさすがだ。
これまで、ビールサーバーというと設定やメンテナンスが面倒だというイメージがあった。けれど、設定は至ってシンプルだった。
アサヒビール『ドラフターズ』。サイズ=W195×H478×D395mm、6.6kg
早速、設定を開始する。本体上部の蓋を取り、中栓を取り出す。ミニ樽のスクリューキャップを開け、中栓を付けてサーバーに格納すればOK。さらに、ミニガスを格納し装着する。本体の蓋を乗せて完了。
樽1本につき、ミニガスも1本ついてくるからガス切れの心配もない。
設定が終わったらビールサーバーの電源を入れ、2種類あるモードのどちらかを選んでスイッチを押し、冷えるまで1~4時間、待つ(ミニ樽を冷蔵庫でしっかり冷やしておけば、短縮できそうだ)。
モードは、通常の温度帯(4℃から6℃)の「スタンダードコールド・モード」と氷点下の温度帯(-2℃から0℃)の「エクストラコールド・モード」の2つある。やはりここは「エクストラコールド・モード」でしょ!
ビールが冷えたら、グラスを持って注いでみる!
魅力その2:注ぎやすいのがいい!
ビアサーバーは、レバーを手前に倒せばビールが注がれ、奥に倒すと泡が出るというシステム。ビアサーバーに付属のマニュアルに倣い、グラスをビールノズルに密着させて注ぎ始め、少しずつグラスを立てていくのがポイントのようだ。
高濃度のクリーミーな泡と氷点下のうまさを実現する「プロ仕様のサーバー」ということなので、「もしかして1杯目は泡だらけだったりして……うまく注げるかな」、と心配だったが、杞憂に終わった。まあ、泡は多めだったかもしれないが、予想よりうまく注げたぞ!
2~3杯、注ぐとコツがつかめ、がぜん楽しくなってくる!
魅力その3: あの氷点下の旨さ! 『エクストラコールド』が家で飲める!
もちろん、注ぎたてをすぐに味わってみる。
グラスに口を付けた瞬間に、もっちりふんわりとした泡に触れ、まず泡の香りが「うまい!」。さらに飲み進めると、のど越しのよさを実感! お店で飲むのもいいけど、自分で注いだビールがこんなにもおいしいなんて! これはやめられなくなりそうだ。
さらに、パートナーと交互に注いで「究極の1杯ができた!」と、盛り上がる。2ℓ(=専用ミニ樽1本)は、2人で2~3杯ずつ飲むのに、ちょうどいい量だ。でももし開栓した当日に飲みきれなかったら、そのままサーバーで冷やしておけば、1~2日は保存ができる。
好きな時に自分のペースに合わせて飲めるのがいい。休日に手間をかけた料理と注ぎたてのビールを味わう、最高のひと時が過ごせる。
気になる料金は、月額7980円(4Lコースの場合)~。これには、サーバーレンタル代、ビール2L×1本×月2回分、ガスカートリッジと送料が含まれる。サブスクで気になる最低契約期間は6か月、解約手数料は8500円だ。これを元に1杯当たり(330ml)の料金を計算すると658円になる。専用ミニ樽の追加は、1本1980円となっている。
申し込み方法はLINEでプレ会員に登録し、抽選に応募するだけだ。
味覚の秋、そして、年末年始とこれからも家飲みシーンは続く! 休日やくつろぎのビールタイムをさらに充実させてくれる、ビアサーバーのサブスクの楽しみをスタートしてみてはいかがだろう。
問い合わせ先/
ドラフターズ https://drafters.jp/
ドラフターズコールセンター 0120・08・1022
取材・文/国府未羽