新型コロナの影響もあり、自宅で過ごす時間が長くなった昨今。自宅作業中や休日にイヤホンを使って音楽を聴いたり、映画を視聴する人は多いでしょう。
近年スタンダードになったワイヤレスイヤホンは、耳に挿入する形のため取り回しこそ良いですが、バッテリーや耳への負担が気になるところ。長時間自宅で使用するのであれば、ヘッドホンの購入もおすすめです。
そこで今回は、価格と性能のバランスに優れた製品が多い2万円前後のヘッドホン製品から、おすすめモデルを紹介していきます。
2万円で手が届くおすすめのヘッドホンラインアップ
これまでヘッドホンを購入したことがないという人の中には、2万円という価格を高く感じる人もいるでしょう。もちろん家電量販店やECサイトを見ると1万円以内で購入できる製品もあるので、まずはこういったモデルを購入するのもありです。
ただ、予算を2万円まで上げると内蔵パーツや操作性、装着感によりこだわられた製品が多くなるのも事実でしょう。今回は自宅で長時間にわたり使用したい人のために、コストと性能を鑑みておすすめの製品を紹介しましょう。
2万円で購入できるおすすめのヘッドホン【ソニー WH-CH710N】
初めに紹介するのは、ソニーのワイヤレスヘッドホン「WH-CH710N」です。公式のソニーストアでは1万5400円で販売されています。
本製品は「デュアルノイズキャンセリング」機能を搭載。耳を完全に覆う形状のヘッドホンは、イヤホンと比較してただでさえ外音の遮断性が高いのですが、加えてヘッドホン内/外側に搭載されたマイクで周囲の音を拾い、周囲のノイズを打ち消してくれます。
バッテリーは最大35時間持続するロングバッテリーを搭載。10分の充電で約60分の再生が可能な急速充電に対応しています。また、質量は約223gと比較的軽量なので、外出時に使用しても満足できる製品でしょう。
【参照】ソニー WH-CH710N
2万円で購入できるおすすめのヘッドホン【audio-technica ATH-SR50】
audio-technica(オーディオテクニカ)の「ATH-SR50」はオープン価格の製品ですが、公式HPでは1万9668円で販売されている有線ヘッドホンです。有線ヘッドホンはワイヤレスタイプと比べると、電池切れの心配をしなくていい上に、バッテリーを搭載するスペースを活かして大型のドライバーを内蔵することができるといったメリットがあります。
「ATH-SR50」は、45mmの大口径ドライバーを搭載。これは「“トゥルー・モーション”ハイレゾドライバー」というもので、その名の通り通常の音源よりも解像度が高く、より精細な“ハイレゾ音源”の再生に対応しています。
本体質量は約229gとなっており、頭や首に負荷がかかるほどの重さではありません。コードは着脱式になっているため、仮に断線してしまった場合でもコードを付け替えて使用することができます。
2万円で購入できるおすすめのヘッドホン【ゼンハイザー HD559】
イヤホン/ヘッドホンからプロ向けのマイクまで取りそろえているゼンハイザーのおすすめヘッドホンが「HD 559」です。公式HPでの販売価格は1万3200円となっています。
本製品は有線ヘッドホンで、開放型のオーバーイヤーデザインと、ゼンハイザー独自のハイクラストランスデューサーシステムを採用。これにより輪郭のはっきりした、厚みのあるサウンドが楽しめます。
イヤーパッドは大型、ヘッドバンドは幅広いものを採用することで、耳や頭への負荷を低減。バッテリーの心配がいらない有線タイプなので、長時間連続して使用したいという人におすすめのモデルです。
【参照】ゼンハイザー HD559
2万円で購入できるおすすめのヘッドホン【ag WHP01K】
オーディオブランド「final」が監修する高音質が魅力のワイヤレスヘッドホンが、agの「WHP01K」です。公式HPでの販売価格は、今回紹介するヘッドホンの中では最安の9800円となっています。
1万円以下とかなり安価な製品ではありますが、本体内蔵の2つのセンサーによる「ハイブリッドノイズキャンセリング」に対応。高性能マイクも搭載されているため、オンライン会議などでも使用できます。
Bluetoothヘッドホンにとって大事な“コーデック”という規格は、標準的な「SBC」に加え「AAC」、「aptX LL」という高解像度/低遅延が魅力のものに対応しているのも特徴です。バッテリーも最大35時間と十分なので、多くの人におすすめできるヘッドホンです。
【参照】ag WHP01K
2万円で購入できるおすすめのヘッドホン【DENON AH-D1200】
スピーカーやAVアンプといったオーディオ機器を取り扱う「DENON」の「AH-D1200」もおすすめの有線ヘッドホン。オープン価格の製品ですが、執筆時点(2021年9月上旬)でのAmazonでの販売価格は1万3300円となっています。
本製品の大きな特徴が50mmの大口径ドライバーを搭載し、低音の量感や中高音域の澄んだ響きにこだわった音質にあります。ハイレゾオーディオにも対応しており、高解像度の音楽が再生できるので、ライブ映像を視聴する際に使いたいといった人にもおすすめです。
イヤーパッドには、一般的な人口皮革のおよそ2倍の耐久性を備える素材を使用。加えて頭部のカーブに合わせて適切なフィット感になる形状記憶フォームを採用しているため、着け心地にも期待ができるヘッドホンとなっています。
【参照】DENON AH-D1200
※データは2021年9月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/佐藤文彦