聞く人の心に響くクラシック音楽。その音色に聞き惚れるうちに「自分も演奏できたらいいな……」とふと考える人も少なくないだろう。
そんな「クラシック音楽」に関する意識調査がこのほど、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」により、日本全国の15歳~59歳までを対象にして実施された。
クラシック音楽に興味がある人は全体で5割弱
クラシック音楽に興味があるかを聞いたところ、全体で「興味がある」「どちらかといえば興味がある」を合わせた【興味がある人】の割合は46%。一方、「興味がない」「どちらかといえば興味がない」を合わせた【興味がない人】の割合は54%となった。クラシック音楽に興味がある人、ない人は約半々という結果だった。
年代別にみると、10~20代では【興味がある人】の割合が他の年代よりも高め。特に20代男性、10~20代女性で興味のある人が多い様子だ。また、30~40代では、【興味がない人】の割合が6割弱と他の年代よりもやや高くなっている。男女別では男性と比べて女性のほうが【興味がある人】の割合はやや高めだった。
もし演奏できたら…あこがれの楽器TOPは「ピアノ」
オーケストラなどで使用される代表的な楽器の中で、 演奏できるようになってみたいあこがれの楽器を聞いた。演奏したことがない楽器も含めて回答してもらった。
全体TOPは「ピアノ」で、5割強と圧倒的な人気だ。2位は「バイオリン」、3位は「ドラム」、4位は「サクソフォン」が2割台で続く。「特にない/この中にはない」という回答も全体で約2割だった。
どの年代でも、女性のほうが演奏できるようになってみたい楽器が多い様子で、特に10~20代女性でその傾向がみられる。TOPの「ピアノ」についても、男性全体では48%、女性全体では55%と女性のほうが高い割合だった。
年代別にみると、前のトピックでクラシック音楽に「興味がある人」の割合が高かった10~20代では、演奏できるようになってみたい楽器についての回答割合も他の年代に比べて高い傾向がみられる。
全体TOPの「ピアノ」はすべての年代でもTOPにランクイン。特に50代女性の割合がもっとも高く、6割弱となっている。全体2位の「バイオリン」も、すべての年代でも2位。特に20代で3割強と高い割合だ。全体3位の「ドラム」は、10~20代で3位にランクイン。10代では、2位のバイオリンと僅差だ。全体4位の「サクソフォン」は20代以上でランクインし、30代以上では2割を超えていた。
そして「トランペット」は10~20代と50代で4位にランクインしており、男女別では男性のほうがやや高い割合で、特に40~50代男性の割合が高くなっていた。
全体6位の「フルート」、7位の「ハープ」は男性よりも女性のほうが割合が高く、特に10~20代女性の割合が高くなっている。10代では「フルート」が5位にランクイン。全体9位、10位の「クラリネット」「トロンボーン」は10代で人気。過去に行った「学生の時に入っていた部活」の調査( https://research-platform.line.me/archives/37876542.html#2 )でも、10代女性では「吹奏楽」が1位だった。「ホルン」もランキング外だったが、同様に10代女性で割合が高い傾向にあった。
<調査概要>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2021年8月6日~2021年8月10日
有効回収数:5252サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある
出典元:LINE株式会社(LINEリサーチ)
https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/
構成/こじへい