日本占い師協会「恋愛占いに関する調査」
近年、TV番組やオンライン診断など注目される機会が増えたことで再び人気を集める「占い」。朝の情報番組やファッション雑誌などでも身近な存在で「興味がないつもりでも、ついつい気になってしまう!」という人も多いだろう。手軽に様々な占いを楽しめる時代になったことにより、ハマる人も増えてきているのではないだろうか。
そこで今回、占いの知識や技術の水準がある一定以上であることを確認し認定する日本占い師協会は、20代~30代の独身女性を対象に、恋愛占いに関する調査を実施した。
6割の人が経験あり!皆が気になる恋愛占いの中身は?
はじめに、恋愛占い経験があるかについて探った。「恋愛占いを受けたこと(見たこと、読んだこと)がありますか?」と質問したところ、6割が『ある(60.7%)』と回答した。
女性にとって恋愛についての悩みは尽きることがないのだろうか。片思いや恋愛中、復縁、運命の相手など、占いたいなと思うタイミングがあるように思える。そこで、恋愛について占ったことのある項目についても聞いた。
「恋愛占いで占ったことのある項目は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『気になる異性・恋人との相性(65.3%)』と回答が最も多く、次いで『結婚(50.9%)』『新しい出会い(46.2%)』『自分の恋愛傾向(45.8%)』『気になる異性・恋人との将来(40.5%)』と続いた。
好きな人ができるとその人のことや二人の相性、相手は自分のことをどう思っているのか気になることがたくさんでてくる。さらに、結婚を意識すると将来のことも踏まえた悩みや気になることも多い。そのもやもやした気持ちを占いに頼ってしまうのかもしれない。
どんな占いが人気?
恋愛占いをしたことがある人は片思いや恋愛中、結婚といった多岐にわたって占う時期があるということが分かった。それでは、実際にどのような恋愛占いを受けたのだろうか。
「体験したことがある占いを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『雑誌などの占いページ(65.4%)』と回答が最も多く、次いで『TV番組の占いコーナー(48.8%)』『占いアプリ(45.2%)』と続いた。専門的な占いを受けるというよりも、テレビや雑誌、アプリ占いといった手軽に占えるものを体験されている人が多いようだ。
それぞれ取り扱っている占いのジャンルは異なるかと思うが、では専門の占いを受けたことのある人も含めて、どのようなジャンルの占いを受けたことがあるのだろうか。
そこで、「体験したことがある占いのジャンルを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『タロットカード占い(57.4%)』と回答が最も多く、次いで『姓名判断(54.0%)』『手相鑑定(42.7%)』と続いた。いずれも知名度が高い占いなので、SNSなどで検索して口コミなどを見て占ってもらった、ということなのかもしれない。
聞いたら即行動!?占いの結果とその後について
今まで受けたことある占いや、占いのジャンルについては分かったが、占いを受けてどのようなアドバイスがあったのだろうか。「占いの結果を参考にして行動した経験はありますか?」と質問したところ、6割近くの人が『よくある(10.0%)』『たまにある(48.1%)』と回答した。
自分一人では実行に移せないことでも、占いという後押しによって行動に移すことができた人もいるようだ。アドバイスを受けて行動した結果が気になるが、実際どうだったのだろうか。
■占い結果を参考にして行動を起こした結果
・恋愛占いに「この人を逃すな」との結果が出たので、その時片想いしていた女性に計画的にアタックした。今の恋人です(20代/学生/北海道)
・占いのおすすめの食べ物を食べに行ったら、その日は友達と話が盛り上がり、幸せな日になった(20代/学生/千葉県)
・待っていればいいという占い結果をもとに待ち続けたら別れた彼が戻ってきた(30代/会社員/北海道)
・悩んでいた相手との相性を確認してあまり良くなかったので、スッパリ別れることが出来ました(30代/会社員/神奈川県)
などの回答が寄せられた。1日を楽しく過ごすためや現状打破のために占ってもらうことで、良い方向へと進んだということが伺える。
恋愛占い、自分でもやってみたい?
ここまでの調査で、占いを受けた経験について聞いてきた。占いを受けているうちに、どうやって占ってその結果が出るんだろう、と興味を持つこともあるかと思う。なかには、自分で占いをしてみたいという人もいるかもしれない。そこで、自分で占いをしてみたい理由について聞いてみた。
■自分で占いをしてみたい理由とは
・占いでたくさんの人がより豊かに過ごせるようなアドバイスをしたいと思う(20代/公務員/秋田県)
・他人に自分のことを色々と話すのは不安なので自分でできるといいな思う(20代/学生/神奈川県)
・自分の未来を自分で知れるようになりたい(30代/愛知県/会社員)
・人のことを知れることで寄り添えるし理解につながると思ったから(30代/会社員/福岡県)
などの回答が寄せられた。自分のことを占いたいという理由の他、誰かのためにという心が温かくなるような理由もあった。では、どのようなジャンルの占いをしてみたいと思っているのだろうか。
そこで、「もし自分で占いをするなら、どのジャンルの占いを選びますか?」と質問したところ、『タロットカード占い(42.1%)』と回答が最も多く、次いで『手相鑑定(23.2%)』『占星術(9.0%)』『四柱推命鑑定(7.1%)』と続いた。
いずれも一度は耳にしたことのある占いだが、特にタロットカード、手相鑑定を選択した人の割合が多く、人気のようだ。それでは、なぜそのジャンルの占いをしてみたいと思ったのだろうか。今回は上位2つのタロットカードと手相鑑定について伺ってみた。
■この占いを選んだ理由
【タロットカード】
・タロットの柄やその意味が面白そうだと思ったから(20代/学生/徳島県)
・タロットカードの占いを自分でしたことがある(20代/会社員/東京都)
・それっぽいので友人に披露するにもわかりやすい(30代/会社員/広島県)
・持っているので(30代/自営業/福岡県)
【手相鑑定】
・道具も要らず手軽に占えるから(20代/会社員/福岡県)
・特技として、みんなに披露しやすい(20代/パート・アルバイト/埼玉県)
・手相は手っ取り早く見れる気がする(30代/会社員/愛知県)
・手相なら他の人と全く一緒ということがないから(30代/会社員/静岡県)
などの回答が寄せられた。面白そう、簡単そう、といったイメージで選ばれている他、実際に占ったことがあったり、すでに手元にあったりと環境が整っている人もいるようだ。
【まとめ】興味を持つ女性が多い占い、自分でできる方法も!
今回の調査で、恋愛占い経験がある人は6割程で、気になる相手や恋人、結婚についての占いを受けている人が多くいることが分かった。実際に受けたことのある占いは雑誌などの占いページ、TV番組の占いコーナー、占いアプリといった手軽に占えるものが多いよう。
また、占いの結果通りに行動して、物事が良い方向へ進んだという体験も伺うことができた。さらに、自分でも占ってみたいという人も3割以上と少なくなく、自分が占うとしたらタロットカード・手相鑑定の人気が高いようだ。おうち時間も増えている今、気になる占いについて調べてみるのも良いかもしれない。
関連情報:日本占い師協会https://www.uranai.org/
構成/DIME編集部