自分で手軽に体の状態を確認できる“スマートウォッチ”は、アップルの「Apple Watch」シリーズをはじめとして、各メーカーから様々な健康管理機能を搭載した製品が登場しており、コロナ禍の今注目を集めています。
そんなスマートウォッチ向けにグーグルが提供している健康管理アプリが「Google Fit」。今回は「Google Fit」の基本的な機能に加え、対応スマートウォッチをいくつか紹介していきます。
グーグルのスマートウォッチ向けアプリ「Google Fit」でできること
「Google Fit」はスマートフォンで手軽に自分の健康管理が行えるアプリ。基本的には、「Google Fit」対応のスマートウォッチとBluetooth接続したスマートフォンに「Google Fit」アプリをインストールすれば、データの連携ができます。
「Google Fit」には、大きく分けて「健康管理機能」と「アクティビティ機能」の2つが備えられています。
健康管理という側面で見ると、心拍数や睡眠時の状態/時間などをスマートウォッチで集計し、データを蓄積していくことで健康状態の推移が確認できます。また、「Google Fit」との連携が可能な体重計などと接続すれば、毎日の体重の変化もデータとして残すことが可能です。
アクティビティ機能としては、1日に歩いた歩数や距離、消費カロリーの集計が可能。あらかじめ「ハートポイント(強めの運動)」を1週間にどれくらいするか設定し、目標達成のためのアシストをしてくれる機能も搭載されています。
健康管理/アクティビティ機能の両方において、「Google Fit」の強みは“過去のデータを蓄積していき、推移を手軽に確認できる”点でしょう。実はスマートウォッチと接続しなくても「Google Fit」アプリ自体は使用可能ですが、より簡単にデータを集計できるため、おすすめなのはやはりスマートウォッチと接続して体の管理を行う方法になります。
※集計できるデータは使用するスマートウォッチによって異なる場合があります。
「Google Fit」対応のおすすめスマートウォッチを紹介
では、「Google Fit」アプリと連携して健康管理のお供になるスマートウォッチ製品を紹介していきます。
スマートウォッチには、グーグルが提供する「Wear OS」を搭載したモデルがありますが、このOS搭載機でなくても「Google Fit」と接続できる製品もあります。
「Google Fit」対応のおすすめスマートウォッチ「OPPO Watch」
まず紹介するのはスマートフォンメーカーとして知名度を伸ばしているOPPOのスマートウォッチ「OPPO Watch」。ディスプレイは1.6インチのスクエア型で、7つのセンサーによる位置情報の取得や、水深30mまでの水圧に耐えられる防水性能を搭載しています。
健康管理機能としては5分間のフィットネスプログラムやランニングアシスタントモード、心拍数や睡眠状態のモニタリングが可能。省エネモードで使用すれば最大14日使用できる長時間バッテリーも特徴です。
【参照】OPPO Watch
「Google Fit」対応のおすすめスマートウォッチ【Garmin Venu 2 Black / Slate】
スポーツ用/アウトドア用など多数のスマートウォッチを展開するGarminの「Venu 2 Black / Slate」は、専用の「Health Sync」アプリを「Google Fit」と連携できる製品です。
血中酸素トラッキングやストレスレベルの計測、水分補給トラッキングなど多数の健康管理機能に加え、アニメーションでわかりやすい動画ワークアウトや25種類以上のGPS及び屋内スポーツ用アプリケーションを搭載しています。
また、Garminのスマートウォッチの特徴が「Garmin Pay」にSuicaを登録することで、非接触決済機能を使用できるモデルがある点でしょう。Suica機能を使用できるスマートウォッチは数が少ないので、貴重な製品/メーカーともいえるでしょう。
【参照】Garmin Venu 2 Black / Slate
「Google Fit」対応のおすすめスマートウォッチ【CASIO G-SQUAD GSW-H1000-1JR】
耐久性に優れた腕時計シリーズとして人気の「G-SHOCK」から、Wear OSを搭載した製品が登場しています。G-SHOCKの中でもスポーツラインとされている「G-SQUAD」シリーズの「GSW-H1000-1JR」は、 G-SHOCKの耐久性をそのままに、「Google Fit」との連携などスマートウォッチとしての機能を備えた製品です。
スポーツモードとしては屋内ワークアウトやスイミングに加え、フィッシングやサーフィン、スノーボード/スキーなど豊富なモードを搭載。GPSも使用できるので、ランニングのルートを後から確認することも可能です。
スマートウォッチはデジタル製品ですから、運動時にぶつけて壊れてしまうといった心配がつきものではあります。本製品はG-SHOCKの耐久性を備えながら健康状態の管理ができるため、多くの人におすすめできるでしょう。
【参照】CASIO G-SQUAD GSW-H1000-1JR
※データは2021年8月中旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦