毎年9月ごろ(2020年は新型コロナの影響などから10月)に発売される新型iPhone。2021年も8月後半に差し掛かり、「iPhone 13(仮)」に関する情報も続々と登場し始めました。
また、新型のiPhoneが登場すると1世代前のモデルが少し値引きされて販売されることもあるので、そろそろ新しいiPhoneに機種変更しようと検討している人も多いでしょう。そこで今回は、iPhoneの機種変更前にやっておきたい準備を紹介していきます。
iPhoneの機種変更前には4つの準備を!
iPhoneのみならず、スマートフォンの機種変更には少し手間がかかるのは事実でしょう。しかし、準備を怠ってしまうとのちにデータの紛失や不具合が起きてしまう可能性があるので、できるだけ事前に必要事項を確認しておくことをおすすめします。
今回は、ソフトバンクの公式HPを参考に利用中のiPhoneから新しいiPhoneに機種変更する場合の事前準備などを紹介していきます。
【参照】ソフトバンク iPhoneからiPhoneに機種変更する場合
iPhoneの機種変更前にやっておきたい準備【Apple ID/パスワードの準備】
iPhoneからiPhoneに機種変更する場合、基本的には現在利用しているiPhoneと同様のApple IDにて新しいiPhoneにログインすることになるので、機種変更の前にApple IDやパスワードを確認しておきましょう。
Apple IDは、設定アプリの「アカウント名」→「名前、電話番号、メール」をタップすることで確認できます。パスワードは確認できませんが、どうしても思い出せない場合はリセットすることで再設定が可能です。
<H3>iPhoneの機種変更前にやっておきたい準備【データのバックアップ】
実は「iOS 12.4」以降を搭載したiPhoneであれば、「クイックスタート」という機能を使用してデータの移行ができます。そのため厳密に旧機種のバックアップが必要というわけではないのですが、有事の際を考えてバックアップは作成しておくのがおすすめ。
【参照】アップル クイックスタートを使って新しい iPhone、iPad、iPod touch にデータを移行する
バックアップの作成は設定アプリの「アカウント名」から「iCloud」→「iCloudバックアップ」に進み、「iCloudバックアップ」にチェックマークを付けた後、「今すぐバックアップを作成」をタップ。これでデータのバックアップをとることができます。
iPhoneの機種変更前にやっておきたい準備【探す(iPhoneを探す)アプリの設定オフ】
機種変更後にiPhoneを下取りに出したり、各通信キャリアの端末返却プログラムを適用するなどして手元に残さない場合には、念のために「探す(iPhoneを探す)」の設定をオフにしておきましょう。
「探す」機能をオフにするには、設定アプリの「アカウント名」から「探す」→「iPhoneを探す」と進み「iPhoneを探す」のチェックマークをオフにしましょう。本設定にはApple IDのパスワードが必要となっています。
iPhoneの機種変更前にやっておきたい準備【引継ぎが必要なアプリの設定】
SNSアプリやゲームアプリの多くはサーバー上にデータが残されているため、特別な設定をしなくてもIDやパスワードの入力をすることで、新しいiPhoneでも以前の環境をすぐに復元できる場合があります。
ただし、機種変更時に準備をしていないとデータの引継ぎができないアプリも中にはあります。代表的なのが「LINE」で、正しく設定していないとこれまでのトーク履歴が消えてしまう可能性もあるので注意しましょう。
LINEのトーク履歴のバックアップを取るには、LINEアプリを開いて右上に表示される歯車マークから「トーク」→「トークのバックアップ」に進み、「今すぐバックアップ」をタップすればOK。
続いてLINEアカウントを引き継ぐために、歯車マークから「アカウント引き継ぎ」に進み「アカウントを引き継ぐ」にチェックを付けます。この作業をしないと新しいiPhoneに正しくデータを移行できないので注意しましょう。
【参照】LINE あんぜん引き継ぎガイド
LINEのほかにも、例えば「モバイルSuica」のデータは一度旧端末のWalletアプリからデータを削除しなければ引継ぎが行えないので確認しましょう。
【参照】Suica よくあるご質問 【端末の変更・交換】 iOS/watchOS端末から、別のiOS/watchOS端末へ。
※データは2021年8月中旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦