象印の「炎舞炊き NW-US07」は、かまどでご飯を炊く時に発生する「炎の揺らぎ」を4つの底IHヒーターで再現した炊飯ジャー。炎のゆらぎを再現することにより、炊飯時に内なべでお米が激しく対流を起こし、お米ひと粒ひと粒にしっかりと熱を加えて、よりおいしいご飯が炊けます。
本体価格は約10万円前後します。もちろんおいしいご飯は炊けますが、私たちの期待をより上回るような実力を発揮できるのでしょうか。
今回はそんな「炎舞炊き NW-US07」を使って実際にお米を炊いてみました。
なぜ象印の「炎舞炊き NW-US07」で炊き上がったご飯はおいしいの?
象印の従来品(NP-QT型)にも「炎舞炊き NW-US07」と同じく底IHヒーターが搭載されていました。しかし、従来品の場合、搭載されているIHヒーターの数は1つか2つの設定でした。
「炎舞炊き NW-US07」の場合、底IHヒーターを4つ搭載しています。4ブロックに分けられたヒーターは同時に2箇所ずつ加熱し、これにより炊飯時により激しい対流が起きます。激しい加熱によりお米がよく混ざり、ひと粒ひと粒にしっかり熱を伝えられるのです。
しっかり熱が伝えられたお米は炊きムラが少なくなるだけでなく、お米本来の甘みが最大限引き出されます。
「炎舞炊き NW-US07」は4つの底IHヒーターによって、より甘みを感じられるご飯を炊ける圧力IH炊飯ジャーを目指しているのです。
実際に試してわかった! 炎舞炊きで炊いたご飯は本当に“甘い”
それでは実際に「炎舞炊き NW-US07」を使ってお米を炊いてみます。
研いだお米3合と適量の水を内なべにセットします。水位目盛りは白米、麦ごはん、おかゆと3種類あります。なお、炊飯時に使う水にアルカリイオン水といった、アルカリ性の高い水は避けましょう。ご飯が黄色く変色したり、べたつく原因となります。
お米をセットしたら上ぶたを閉じて、電源プラグをコンセントに差し込んで操作ボタンでメニューをセットしていきます。今回は「お米選択」で白米を選択し、「メニュー選択」でしゃっきりを選びました。
メニューの選択ができたら最後に「炊飯」ボタンを押します。以上で準備は完了! あとは炊きあがりを待ちます。
約50分後……炊き上がりを知らせるメロディーが鳴りました。炊飯が終わると自動で保温に切り替わります。
上ぶたを開けると光沢のあるご飯粒がふっくらと炊き上がっています。なお、炊き上がり直後にしゃもじでご飯をほぐすことにより、余分な水分が逃げてご飯のかたまりやべたつき、焦げなどを抑えることができます。
それでは実食。鼻を近づけてみるとお米が炊き上がった時の良い香りが漂ってきます。箸でご飯を持つとベタつきも少なく、ひと粒ひと粒がふっくらとしている印象。
いざ頬張るとご飯の甘みが口の中に広がります。内なべの上部と底部のご飯を食べ比べしてみましたが、特に甘みや食感に違いは感じられません。炊きムラも抑えられていることがよくわかります。
デザインや操作ボタンをチェック!
最後に「炎舞炊き NW-US07」のデザインなどを確認していきます。
「炎舞炊き NW-US07」正面。カラーバリエーションは「濃墨(こずみ)」と「絹白(きぬしろ)」の2色となっています。底面には排気口があるため、ふきんなどで塞がないよう注意しましょう。
「炎舞炊き NW-US07」側面。底面後方には吸気口があります。なお、排気口と吸気口にはほこりが溜まりやすく、そのまま使うと故障などの原因になってしまうため、月に1回程度は掃除機などでお手入れしましょう。
なお、底面中央部の凹みは持ち手となっています。
「炎舞炊き NW-US07」の背面底部から電源プラブのコードを引き出せます。使わない時は写真のように収納しておけるのもポイントです。
もちろん、コードリールが採用されているため、簡単に引き出したり収納ができます。コードの長さは約1mとなっています。
天面の奥側には蒸気口が設けられています。炊飯時やクリーニング時は、こちらから蒸気が吹き出されるため、注意しましょう。中央には液晶パネルと操作ボタン、さらに手前側には上ぶたを開けるためのプッシュボタンが採用されています。
操作ボタンの説明は以下のとおりです。
◯予約/タイマー予約炊飯の時に使います。また、1.5秒以上長押しするとクリーニングができます。
◯炊飯(再加熱)/炊飯や再加熱を行う際に使います。
◯とりけし/操作の設定を取り消したり、作動中の機能を中止する時に使います。
◯保温/「うるつや保温」、「高め保温」、「保温なし」を選ぶ時に使います。保温の切り替えをしたい時は1.5秒以上長押しします。
※うるつや保温……最適な温度コントロールでご飯の劣化(乾燥・変色)を抑えます。
※高め保温……高めの温度で保温することによって、ご飯の臭いの発生を抑えます。
◯メニュー選択(時刻合わせ)メニューを選ぶ時、または現在時刻を合わせる時や予約時間を設定する時に使います。
◯お米選択/炊くお米の種類を選ぶ時に使います。キーを押すごとに「白米」→「無洗米」→「玄米」と切り替わります。
◯わが家炊き/「わが家炊き」メニューで炊いたご飯の感想を炊飯ジャーに入力する時に使います。
上ぶたを開けてみましょう。上ぶたの内側には、圧力調整装置や安全弁などを搭載した「内ぶたセット」があります。こちらの内ぶたセットは使用するたびに洗います。
写真のように上部の止め具(オレンジ色の部分)をプッシュすれば簡単に取り外すことができます。
【髙見沢’sジャッジメント】
操作性 ★★★★
メニュー数 ★★★★★
付加機能 ★★★★
コスパ ★★★★
質感 ★★★★
ご飯の甘さ ★★★★★
ご飯のふっくら度 ★★★★
ご飯の粒立ち ★★★★
均等な炊きあがり ★★★★★
★採点は各項目5点満点で判定
「炎舞炊き NW-US07」仕様
品番:NW-US07
オープン価格:販売実勢価格9万9000円
炊飯容量:4合炊き 0.09~0.72L
炊飯時消費電力:1140W
サイズ:約幅23×奥行30.5×高さ20.5cm
質量:約6kg
【参照】NW-US07
取材・文/髙見沢 洸