アライはショウエイとともに「日本二大ヘルメットメーカー」として知られている。1902年に帽子屋として創業し、日本で最初にバイク用のヘルメットを作ったメーカーだ。安全性の高いヘルメット作りに力を入れており、世界一厳しいと言われるスネル規格よりさらに厳しい独自の「アライ規格」を採用している。今回は、多くのライダーに支持されているアライのヘルメットの中から、おすすめの商品を紹介する。
【目次】
・安全性・安定感抜群!アライのフルフェイスヘルメットおすすめ4選
・山道や砂利道も安心して走れる!おすすめのオフロードヘルメット2選
2021年新作!アライヘルメットおすすめ2選
毎年新作が発表されるバイクヘルメット。アライからも魅力的なモデルが発売されている。まずは、2021年に新作として発表された商品の中からおすすめのものを2つ紹介しよう。
快適装備が充実しているフルフェイスヘルメット「ASTRO GX」
SHOEIのZ-8とよく比較されるツーリング向けヘルメット。前頭部のロゴ部分にエアベンチレーションシステムを搭載し、ヘルメット内の蒸れを防ぐ。また、後頭部には大型のスポイラーがあり、高速走行時に空気の流れを整えてくれる。さらに、仲間との会話を楽しむためのインカムを取り付けやすい作りになっているのもポイントが高い。
出典 公式サイト|快適装備が充実しているフルフェイスヘルメット「ASTRO GX」
伝説のライダー キング・ケニーのレプリカ「RX-7X KR AMERICAN EAGLE」
フルフェイスヘルメットのRX-7Xに、ロードレース世界選手権で3年連続チャンピオンとなったケニー・ロバーツ氏のレプリカモデルが登場。イエロー地にアメリカン・イーグルが描かれたデザインは、ケニーヘルメットを現代風にアレンジしたものだ。ベースとなるRX-7Xは、滑らかなフォルムで衝撃をかわしやすい。
出典 公式サイト|伝説のライダー キング・ケニーのレプリカ「RX-7X KR AMERICAN EAGLE」
安全性・安定感抜群!アライのフルフェイスヘルメットおすすめ4選
頭全体を包み込むフルフェイスヘルメットは、とくに安全性に優れている。また、高速走行時に走行風を受け流すフォルムをしているため、安定感があって疲れにくい。ここからは、フルフェイスタイプでおすすめのヘルメットを4つ紹介していく。
被り心地良し!アライヘルメットのトップモデル「RX-7X」
頭部のディフューザーシステムは吸気効率が前モデルより19%、吸気開口部は吸入量が約11%アップしている。マウスシャッターは全開・半開を簡単に切り替え可能。「VAS-Vロック」は、F1で採用された強固なシールドロックシステム。不意の衝撃によりシールドが開放するのを防ぐ。
出典 公式サイト|被り心地良し!アライヘルメットのトップモデル「RX-7X」
エッジの効いた力強いデザインが印象的な「XD」
「唯我独走。」のキャッチコピー通り、フロントマスクが独特なデザインのヘルメット。サイド中央部のエアーチャンネル排気口により、効率よく内部の空気を吸い出して排出する。フロントダクトは走行風が進入しにくい設計で、静粛性に優れている。後部ダクトは3つの穴で蒸れを防ぎ、夏場でも快適さを保つ。
出典 公式サイト|エッジの効いた力強いデザインが印象的な「XD」
無駄のないデザインがネオ・クラシカルな「RAPIDE-NEO」
ベンチレーションシステムをヘルメット内側に配しているため、外側に目立つダクトがない。また、口元の3本スリットとシャープなアゴのラインが印象的なデザインだ。内装生地には素肌と同じ弱酸性に保つ働きをする多機能性繊維素材を使用し、雑菌の増殖を抑え、汗の臭いを吸着・中和する。
出典 公式サイト|無駄のないデザインがネオ・クラシカルな「RAPIDE-NEO」
街乗りにツーリングにオールマイティに使える「VECTOR-X」
アライヘルメットの中ではミドルクラスの商品。前頭部のダクト穴から外気を取り入れ、後頭部のダクト穴からヘルメット内の熱気を排出する「デュアルフロー・ダクト」を搭載している。ライディングポジションに合わせてベンチレーションが対応するから快適。F1専用ヘルメットの技術を取り入れた帽体構造で、安全性も高い。
出典 公式サイト|街乗りにツーリングにオールマイティに使える「VECTOR-X」
開放感のあるヘルメット!ジェットタイプおすすめ4選
顔の前面が開いているジェットタイプのヘルメットは、オープンフェイスとも呼ばれる。着脱が簡単で視界も広いのが特長だ。ここでは、おすすめのジェットヘルメットを4つピックアップしてみた。
頑丈で軽量なオープンフェイスヘルメット「VZ-RAM」
ジェットタイプで初のVAS-Zシールドシステムを採用。旧モデルSZ-Ram4よりもシールドの位置を下げ、衝撃をかわす面積が増えている。ディフューザーもトップモデルRX-7Xと同じものを搭載し、旧モデルよりも吸気効率が19%アップ。帽体にもRX-7Xと同じ樹脂を使用し、強固ながらも軽量化を実現している。
出典 公式サイト|頑丈で軽量なオープンフェイスヘルメット「VZ-RAM」
カスタマイズも楽しみ!おしゃれなデザインの「CLASSIC MOD」
スタイリッシュなデザインで、街乗りにぴったり。世界最高水準安全規格であるスネル規格同等の3mの耐貫通テストをクリアしているため、アゴが出るジェットタイプでも安心できる安全性だ。抗菌・消臭・防汚機能を持つエコピュアー内装を採用し、快適性も高い。好みのシールドと組み合わせられるのも楽しみの一つだ。
出典 公式サイト|カスタマイズも楽しみ!おしゃれなデザインの「CLASSIC MOD」
デザイン性だけでなく安全・快適性能も重視した「CLASSIC AIR」
スタイル優先で設計されているが、最新の安全性能も併せ持つ「ネオ・クラシック・ジェット」。RAPIDE-NEOと同じエアロフローライナ・ベンチレーションを採用しており、ヘルメット内の経路を通して熱気を排出する。内装は着脱式で、オプションとなるがフィットさせるように調整が可能。
出典 公式サイト|デザイン性だけでなく安全・快適性能も重視した「CLASSIC AIR」
充実した機能を持つスタンダードオープンフェイス「SZ-G」
スタンダードモデルでありながら、安全性と機能性に優れるヘルメット。帽体には複数の素材を丁寧に積層した強固な作りで、厳しいスネル規格を取得している。また、ベンチレーションも装備され、ヘルメット内部を快適に保つ。ネット通販では3万円弱から購入できる。
出典 公式サイト|充実した機能を持つスタンダードオープンフェイス「SZ-G」
山道や砂利道も安心して走れる!おすすめのオフロードヘルメット2選
山道などの荒れた道を走行するときに最適なのがオフロードヘルメット。口元を守るチンガードと、日差しや泥などから顔を守るバイザーが特徴的だ。最後に、オフロードヘルメットの中からおすすめのものを2つ紹介する。
視界が広くて遠回りしたくなる「TOUR-CROSS 3 DETOUR」
マルチパーパスヘルメット「TOUR-CROSS 3」のデザインモデル。従来は頬部だけで支えていたシステムパッドを、アゴ全体を含めて包み込むようなフィット感のあるものに進化させた。フルフェイスでありながら視野が広く、ゆったりと走りを楽しむライディングに向いている。Amazon「オフロード用ヘルメット」部門でランキング1位獲得の人気商品。
出典 公式サイト|視界が広くて遠回りしたくなる「TOUR-CROSS 3 DETOUR」
優れた安全性能に快適性をプラスした「V-CROSS4」
モトクロスライダー向けのヘルメット。アイポート側部にはゴーグルを固定する「ゴーグルロケーター」を設置している。ディフューザーはネジ1本で取り外しが可能でメンテナンスが簡単。VAマウスカバーはクラッシュ時に外れる構造で安全性を確保している。内装はすべて取り外し可能。
出典 公式サイト|優れた安全性能に快適性をプラスした「V-CROSS4」
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文/ねこリセット