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最大航続距離は100km!バッテリーのプロが作った公道もオフロードも走れる折りたたみEVバイク

2021.08.22

静岡・三島市で車用のリチウムバッテリーやインバーターを製造している電気のプロ集団「MOVING BASE」が、折りたたみ式のEVバイク「MB-K1」(38万8000円)「MB-K2」(28万8000円)を開発、いよいよ販売がスタートするという。

「最初にMB-1/MB-2という125cc相当と50cc相当のEVスクーターを作っており、MB-Kはその技術を取り込んでいます。

MB-Kはキックボードのような見た目ですが、定格出力980WでEVキックボードではなくEVバイクのカテゴリー。シートを取り付けていますし公道走行ができるように保安部品を装着しています。

特色は航続距離とオフロードでの安定性。

街乗りはもちろん、これひとつで遊びにいけるし、クルマに積んでキャンプに行ってその周辺で遊ぶにも適しています。静岡のキャンピングカーショーで発表したところ、多くの人に関心を持っていただけました」(代表・藤谷貴裕さん)

街なかのちょい乗りだけではなくオフロード走行も考慮

キックボードとは思えない極太・大口径のタイヤを装備している。

前後輪ホイールインモーターを搭載しており、スイッチで後輪駆動・前後輪駆動を切り替えられる。前後輪駆動にすることで、未舗装路でもふらつくことなく走れるという。

また、前後に装備されたサスペンションはストロークが大きく、オフロードでのガクガク感を抑えた設計でコーナーや下りで腕への負担が減りそう。

もちろん前後ともディスクブレーキを搭載している。

とはいえ膝やくるぶしで車体を押さえることができないので、無理は禁物だ。

「実際にダートを走ったんですが、かなり体幹に効きました」(藤谷さん)

バッテリーは脚の真下あたり。ボックス内に収められたリチウムイオン電池(60V35Ah)は2台(MB-K1。MB-K2は1台)で、濡れ対策は万全だ。

「すでに市場にはいくつかのEVキックボードが販売されていますが、どれもスピードや航続距離に不満がありました。

それなら私達が、乗っておもしろく、楽しく乗れるものを作ろうと思ったのが開発のきっかけです。

私達の会社はバッテリーを熟知しているので、衝撃や濡れなどの対策をとって十分な安全性を確保しつつ大容量バッテリーを搭載できる。これが強みです」(藤谷さん)

MB-K1、MB-K2の違いはバッテリーの容量だ。

テストコースでは最高速度約90km/h(MB-K1。MB-K2は約60km/h)を記録したそうで、これなら上り坂でも不安がなさそう。

航続距離はどちらも80〜100km。MB-K2はバッテリー容量が少ないが、そのぶんパワーが抑えられているため大容量のMB-K1と同等の航続距離となる。

MOVING BASEのオフロードテストの様子はYouTubeで公開されている。

最低地上高は18cmなので深い轍は無理そうだが、広大なフリーサイトの移動やフラットダートをトコトコ走る、キャンプ場の先にある釣り場に向かうというような使い方なら問題なさそう。

MOVING BASE本社ではサンプル車両の展示・試乗を行っている。予約制なので気になる人は連絡してみては。

グリップも内側にたためんでスリムに収納

サドルの下にあるピンを外すだけで倒せ、ハンドル側は軽く持ち上げるようにしてから倒す仕組み。最後にグリップ部分をたためばスリムに収納できる。

重量はMB-K1が46kg、MB-K2なら38kg。

MB-K1のほうは決して軽々とは言えないが、車高が高めのクルマでもラゲッジまでならラダーレールがなくても持ち上げられる重量だ。

収納サイズは130×26×H35cm。

バッテリー残量は液晶内に表示される。ちなみに右側にのびた弓なりのレバーがアクセル。バイクのようにグリップを回すわけではないので慣れるまでコツが必要だ。

リモコンで起動する。

電動なので起動は非常に静かで、本当に起動したのか不安になるほどだ。

そして走行音もごくわずかなので住宅街でも安心して出発できる。早朝・深夜に出勤や帰宅するようなときでも、肩身の狭い思いをせずにすむのがいい。

これがヘッドライト。

小さいけれど、ライトを取り囲むオレンジの光が前方からは意外に目立つ。ただし、下の方に付いているので日が落ちてからの照射範囲が気になるところ。

もちろん課題もある。

たとえばウインカーはこのとおり申し訳程度なので、現在、視認性を高める位置と大きさを検討中とのこと。

また、バッテリーの同時充電ができるそうだが、充電時間は8時間程度かかる。こちらも急速充電ができればいいのだが。

従来のスクーターとは一線を画した遊びゴコロをくすぐるシルエットのEVバイク、MB-K。

自転車もバイクも盗難の不安はつきものだが、軽く、折り畳めるので充電時に限らず家の中に収納できるのは心強い。

車体がスリムすぎて荷物を載せる場所がないのは気になるところだが、バスケットなどオプション類も準備中だ。

今ある課題をクリアするまであとわずか。発売日まで楽しみに待ちたい。

【問】MOVING BASE

取材・文/大森弘恵

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