国民食とも言われ季節問わず人気のラーメンだが、コロナ禍で行列を作ってラーメンを食べることに抵抗を感じる方も多いだろう。そんな時におすすめしたいのが、ラーメン通販サイトNo.1の「宅麺.com」だ。
「宅麺.com」は、有名店監修などのラーメンではない。全国の有名ラーメン店で実際に提供されているスープと麺、具材をそのまま冷凍して届けてくれるので、「店の味」をそのまま自宅で食べられるのだ。
実際にお取り寄せしたので、その「宅麺.com」のスゴさをレポートしたい。
全国の有名ラーメン店だけを厳選!国内最大級のラーメン通販サイト
2010年にサービスを開始した「宅麺.com」(以下、宅麺)によると、コロナ禍における外出自粛や飲食店の時短営業の影響で、昨年は自宅でラーメンを楽しむ人が急増したという。旅行も満足にできない今、全国の有名店の味を自宅で楽しめる宅麺の利用者も右肩上がりで増えている。
宅麺は、「中華蕎麦とみ田」(千葉県)、「風雲児」(東京都)、「琴平荘」(山形県)をはじめ、関東圏を中心に、厳選した全国156店舗(2021年3月現在)とパートナー契約を結んでいる。ラーメン店で提供されるスープ、麺、具材が冷凍便で宅配されるので、自宅で簡単な調理をするだけで食べられる。
担当者に聞くと、宅麺は男性を中心に人気とのことだが、例えば二郎系ラーメンでは「男性ばかりが並んでいる店に入りづらい」という女性や、「周りのお客さんや時間を気にせず食べたい」という方からも人気があるようだ。
人気ラーメンをお取り寄せ!
週末の昼食はスーパーで買うラーメンを食べることが多い筆者が注文してみた。
通販サイトは、宅麺の利用が初めてでも商品が選びやすい。総合ランキングから、新着から、「醤油」「二郎インスパイア系」などの味わいからなど、さまざまな方法で検索が可能だ。さらに各商品の味わいの指標(あっさり・こってりなど)や口コミも選ぶ時にかなり参考となる。
筆者は初めての利用だったので、「総合ランキング」のトップ3(取材時)を注文した。注文したら、2日後(※)には届いた。その迅速さも嬉しい。
(※)お急ぎ便を選択すると注文日の翌営業日に発送してくれる(午前8時45分までに注文し、お急ぎ便を選択すると当日発送してくれる)
【第三位】中華蕎麦 とみ田 濃厚豚骨醤油ラーメン(TOKYO-X)1188円(税込)
ラーメン業界のトップを走り続ける、千葉県松戸市に構える「中華蕎麦 とみ田」
袋を開けると、麺、具入りスープ(チャーシュー)、海苔が入っていた。
麺、スープ以外に入っている具材は、商品により異なる(チャーシューもスープに入っているものと別添えの場合がある)。
説明書には、用意する道具やおすすめのトッピングが書いてある。さらに裏面には作り方の記載があるので、その通りに麺を茹でてスープを温める。
スープは沸騰したお湯で約15分温める必要があったので、時間に余裕をもってラーメンを作り始めたい。
ネギ、茹でたほうれん草、なるとを用意してトッピングした。
「ライスと合うようにスープが濃くなっている」との説明書きの通り、とても濃厚でしょっぱさも感じるスープだ。醤油ダレが効いていて、ガツンとインパクトのある味わい。中太麺も噛み応えがある。
直火の吊るし焼きにしたチャーシューが2枚入っており、チャーシューを焼いた香ばしさまでもが口の中に広がり絶品だ。食べる量に余裕がある方はぜひライスと合わせてほしい。
【第二位】中華蕎麦 とみ田 つけめん 1080円(税込)
同じく「中華蕎麦 とみ田」よりつけめんも食べてみた。
麺と、具入りスープ(チャーシュー、メンマ)が入っていた。麺は13分間しっかり茹で、なると、ねぎ、海苔をトッピングした。
写真からも、麺の艶やコシの強さが伝わってくるだろうか。
極太麺はもっちりとして強いコシがあり、弾力と噛み応えが抜群だ。20時間煮込んだ特濃豚骨魚介スープと麺がよく絡み、さらにチャーシューはとてもやわらかい。
これまでスーパーで有名店監修のつけ麺などを買って作っていたが、素人でも濃縮スープをお湯で溶かすタイプとの違いが分かる。まるでお店で食べているかのようで感激した。麺は250グラムあり、男性も満足できる量だと思う。
【第一位】俺の生きる道 白山店(旧夢を語れ東京) 夢のラーメン(味付脂付き)1134円(税込)
総合ランキングで常に一位へ君臨し続けている、東京都文京区にある「俺の生きる道」。二郎インスパイア系に初挑戦した。
麺、具入りスープ(チャーシュー)、味付け脂が入っていたが、こちらは重量がまるで違う。麺も具入りスープもずっしりと重い。たっぷりのもやしとキャベツを炒めて、刻みニンニクも用意した。
桁違いに肉厚なチャーシューに圧倒される。厚みが3センチほどもあり、重くて箸で持つのが難しいほど。身が詰まっていて、よく噛んで食べ進めた。
肝心の味わいだが、スープはくどさがなく、醤油の味をしっかり感じるので女性でもおいしく食べ進められる。麺は小麦の香りがふんだんに感じられ、ボリューム満点。
量が多いので夫と分けて食べたが、それでも二人ともお腹いっぱいになった。筆者のような二郎系の初心者は、自宅で自分のペースで食べられるのもありがたい。
番外編で、昔ながらの醤油味を楽しめる「本家 第一旭 新宿店 ラーメン」(1080円)(税込)も食べてみた。煮卵、もやしと九条ネギをたっぷりと乗せて。
いろいろと試食をして感じたのは、宅麺は麺のコシ、幾重にも深みを感じるスープ、味が染み込み弾力のあるチャーシューなど、感動するポイントがたくさんある。本格的な味わいはラーメン屋で食べている気分にさせてくれる。
送料は冷凍便のため千円強かかり、正直なところ高く感じるが、これも「そのラーメン店に行くまでの往復の交通費」と自分を納得させたいところだ。
醤油、味噌、塩などさまざまな味のラーメンを楽しめるが、担当者によると人気ジャンルは二郎インスパイア系とのこと。こってりしたラーメンが好きな方には特におすすめだ。
緊急事態宣言が延長・再発令された地域もあり、まだ外出自粛が求められるが、少し奮発して、自分へのご褒美に「宅麺.com」で行列の味を楽しむのはいかがだろうか。
【宅麺.com】
https://www.takumen.com/
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【取材協力】
グルメイノベーション株式会社
取材・文/Mami
(一社)日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
https://mamiwine.themedia.jp/