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スマホのSIMカードを取り出して差し替える方法とSIMピンがない時の対処法

2024.09.29

オンラインストアでスマホを購入した場合や、スマホの回線契約をMVNO(格安SIM)に変更する際などには、基本的に自分でスマホに挿入されているSIMカードを差し替える必要があります。

キャリアショップにて機種変更の手続きをする場合、店舗スタッフがSIMカードの差し替え作業を行ってくれるため、これまで経験したことがないという人もいるでしょう。そこで今回は、SIMカードを差し替える手順やポイントについて紹介していきます。

SIMカードの取り出すための基礎知識

まずは、SIMカードを取り出すための、基本的な知識を身に着けていきましょう。

SIMカードって何?SIMピンって何?

SIMとは、加入者を特定するための契約者情報が記録されており、電話番号と紐づけることで、通信、通話ができるようになります。

これを小型のカード型にしたものが、SIMカードです。

SIMカードは、SIMトレイというスマホ本体に搭載されたパーツに乗せ、スマホに挿し込むのが一般的。このSIMトレイを取り出すためのパーツを、「SIMピン」と呼びます。

【参照】SIMカードとは?初めての方向けSIMカードの基本を解説

SIMカードのサイズを確認

SIMカードには、「標準SIMカード」「microSIMカード」「nanoSIMカード」の3種類があり、それぞれサイズが異なります。

最も大きな標準SIMカードは、2023年以降、採用スマホが販売されなくなっています。また、近年販売されるスマホの多くには、nanoSIMが採用されています。

SIMカードのみの契約をする場合、使用する端末がどのSIMカードに対応しているのかを、事前に確認しておきましょう。

SIMカードのチップ部分は触らない

SIMカードには、先に紹介した通り、個人情報が記録されています。

スマホでは、SIMカードに内蔵されているチップより、情報を確認するため、SIMカードの挿入時には、チップに触れて汚れが付かないように気を付けましょう。

カード・トレイは紛失注意

機種にもよりますが、基本的にSIMカードやSIMトレイは、コンパクトなサイズになっています。

SIMカードの挿入時には、スマホ本体からSIMトレイを取り出して作業することになるので、カードやトレイが紛失しないように気を付けましょう。

iPhone/iPadのSIMカードの取り出し方

ここからは、機種別にSIMトレイを取り出し、SIMカードを挿入する方法を見ていきましょう。まずはiPhoneとiPadでの手順です。

iPhone 15、14、13それぞれ、iPhone SEのSIMスロットはどこ?

iPhone 12シリーズ以降で、日本で発売されたモデルの場合、SIMトレイは本体の左側面に搭載されています。

一方、iPhone 11シリーズ以前のほとんどのモデルや、iPhone SEシリーズは、本体の右側面にSIMトレイが搭載されています。

【参照】iPad Pro、iPad Air、iPadのSIMスロットはどこ?

iPhoneのSIMカードを取り出す方法とコツ

SIMトレイについている穴にSIMピンを差し込むと、SIMトレイが浮き出るので、指で引っ張り出しましょう。

この際、SIMピンを強く押しすぎたり、無理やりSIMトレイを引っ張ると、iPhone本体やSIMトレイに傷が付いたり、故障してしまう原因になるので、注意しましょう。

iPad Pro、iPad Air、iPadのSIMスロットはどこ?

iPadシリーズの場合、現行のほとんどのモデルが、本体の右側面にSIMトレイを内蔵しています。

【参照】iPad の SIM カードを取り出す/入れ替える

iPadのSIMカードを取り出す方法とコツ

iPadもiPhoneと同様に、故障を避けるため、SIMトレイの取り出しは慎重に行う必要があります。

特にiPadは、iPhoneと比較して本体サイズが大きいので、SIMトレイを取り出す作業時に、SIMトレイが曲がってしまわないように注意しましょう。

AndroidスマホのSIMカードを取り出す方法とコツ

続いて、Androidスマホの機種別に、SIMトレイの位置や取り出すコツを確認していきましょう。

Google Pixelシリーズのスロットの場所と交換方法

Google Pixelシリーズの場合、ほとんどのモデルで、SIMトレイは本体の左側面に搭載されています。

SIMカードの交換方法は、多くのスマホと同様に、SIMピンを使ってSIMトレイを引き出し、SIMカードをセットすればOKです。

【参照】SIM を入手して Google Pixel に追加する

Galaxyの代表モデルのスロットの場所と交換方法

Galaxyシリーズは、モデルによってSIMトレイの位置に違いがあります。

ミドルクラスのA55 5GやA54 5Gは本体上部の左側、折りたたみスマホのFoldシリーズやFlipシリーズは本体の左側面、S21シリーズやS22、S23、S24などは本体下部の左側、S22 Ultra、S23 Ultra、S24 Ultraは本体下部の右側となります。

SIMトレイの取り出し方は、iPhoneシリーズやGoogle Pixelシリーズと同様に、SIMピンを使ってSIMトレイを引き出します。

【参照】(Galaxy) SIMカードを取り付ける(取り外す) 方法を教えてください。

AQUOSの代表モデルのスロットの場所と交換方法

AQUOSシリーズも、機種によってSIMトレイの位置は異なります。AQUOS R9やAQUOS sense8は本体上部、AQUOS wish4は本体左側にSIMトレイが内蔵されています。

ほとんどのAQUOSシリーズでは、SIMピンがなくても、指でSIMトレイを引き出せるようになっています。また、microSDカードに対応しているモデルは、SIMトレイと一緒にmicroSDカードのトレイが付いているので、SIMカードを載せる位置を間違えないように気をつけましょう。

SIMピンってどこで買う?代用品はあるの?

スマホ購入時に同梱されているSIMピンを失くしてしまった場合、AmazonといったECサイトなどで、SIMピンを購入できます。

とはいえ、頻繁に使うものではないSIMピンを購入するのに抵抗があるという人もいるはず。では、SIMピンの代用品はあるのでしょうか。

自己責任で!SIMピンの代用品3種類

では、SIMピンの代用に使えるものを3つ紹介していきましょう。

ただし、専用のSIMピン以外で作業を行うと、スマホに傷がついてしまったり、故障してしまう可能性もあります。あくまで代用は自己責任になる点は留意してください。

【参照】SIMピンがない!おすすめの代用品とSIMカードの交換手順を解説

安全ピン

標準サイズの安全ピンは、SIMピンとほぼ同じ太さになっています。差し込む部分がまっすぐになるように伸ばして使用しましょう。

ただし、先端が針になっているため、スマホに傷をつけてしまう可能性があります。指に刺さってしまう可能性もあるので、充分注意して使用しましょう。

クリップ

ペーパークリップの中でも、標準サイズのゼムクリップは、SIMピンの代わりになるでしょう。プラスチック製のものや、ビニールでコーティングされているものではなく、一般的な銀色のクリップを使用しましょう。

シャーペン

シャーペンのガイドパイプ(芯が出てくる先端部分)も、SIMピンの代用として使えます。芯が折れて端末に入ると、スマホの故障の原因となりかねないので、芯を出さずに使いましょう。

※データは2024年8月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。

文/佐藤文彦

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