観察日記の定番、昆虫の飼育。カブトムシをつかまえてきたものの、昼間は土の中に潜るため観察に苦戦した――なんて思い出がある人も多いだろう。
今回は虫に関するランキングを紹介。まずは高額カブトムシ。1位はヘラクレスオオカブト。「ヘラクレスにもピンキリがあって、一番高いのは、大型で有名なブリーダーが育てた『血統モノ』と呼ばれるものです」。同じ大きさでも血統モノかどうかで数万円の差があるという。
クワガタのトップはミャンマー原産のもの。2位、3位は本来なら「ピカール血統」というタイプが高いが、2位のものが規格外の大きさで、高値がついた。
最後に昆虫食ライター・ムシモアゼルギリコさんに、おいしい虫について聞くと「ベタですがカミキリの幼虫が一番。セミの幼虫も木の樹液の風味があってなかなかのもの」。ベタの意味がよくわかりませんがおいしいそうです。はい……。
カブトムシベスト5
昆虫販売店「Beetle on」6/16調べ
5位のカブトムシは6月半ばの時点で成虫になっている個体のためサイズは小型。天然ものは早い時は5月ぐらいから入荷。店に入った瞬間に売り切れるという人気商品。
クワガタベスト5
昆虫販売店「Beetle on」6/16調べ
店では海外原産のクワガタ、カブトは、自分で繁殖ができるよう、オスとメスのペアで販売している。大型ものやレアなもの、国産のものはオスのみで販売することもある。
Beetle on 店長 大原暁雄さん
東京都大田区北嶺町にある専門店。「価格は常に変動するので、お店で確認してください」とのこと。お店のTwitterは@beetle_on
昆虫食家・ムシモアゼルギリコさんが選ぶおいしい虫ベスト5
「5位のサクラケムシは日本では食べる文化がありませんが、桜の葉をたくさん食べるので桜餅のような風味」だそうです。
取材・文/渡辺雅史