「ペットボトル入り生ビール」が泡まで旨い!
「生ジョッキ缶」(アサヒビール)は2021年4月の発売後、売れすぎによる販売休止を経て、販売開始後も売れ行き好調。コロナ禍で家飲みはすっかり定着しましたが、いつもと違うビールがあると気分が変わるものです。
そこで、楽しい話題を一つ。埼玉県の上尾市で誕生した「ペットボトル入り生ビール」が話題になっています!
埼玉・上尾の「マーベリックス ビアステーション」
店の名は、「MAVERICKS BEERSTATION(マーベリックス ビアステーション)」。埼玉の中心、大宮駅からJR高崎線で北に向かって2つめとなる北上尾駅から徒歩15分ほど。国道沿いの商業施設「上尾市場ジャンマルシェ」内にあります。
運営するのは「グリーンエージェント」という会社で、食品・酒類の輸入業が主な事業。2020年8月のマーベリックス ビアステーションは初の飲食事業でしたが、大成功。2021年3月に越谷、6月に入間と、すでに埼玉県内に3店舗を展開することになりました。
ペットボトル入り生ビールってどう?
マーベリックス ビアステーションのレストランには、「グロウラーファクトリー」という工房が併設。4台の機械がLEDライトに照らし出されてカッコイイ。これがビールの充填機です。
グリーンエージェント社では、樽生ビール、ビール専用容器「グロウラー」を輸入しています。充填機、ビール、容器を使って、おうち飲みニーズに応えるべく、ビールのテイクアウト販売をスタートしましたが、「もっと気軽に買えて持ち運びしやすい容器を」と考えたのがペットボトルというわけ。特殊な加工をしたペットボトルを採用し、専用の充填機と組み合わせることで、工場と同程度のクオリティーで生ビールが詰められるようになりました。
サイズは、お茶などでおなじみの500ml。このサイズ感だと、直接口をつけて飲むのもいいし、グラスに注いで飲むのもよさそう。よく冷やし、グラスに注ぐときに適度に泡を立てながらゆっくり注ぐといい感じに。「野菜室があれば野菜室で冷やすのが理想的」と教えてもらいました。
銘柄はエルディンガ―や「シュティーグル」など
マーベリックス ビアステーションで展開するペットボトル入り生ビールには、さまざまな銘柄があります。
まず、ドイツ・バイエルン地方を代表する「エルディンガ―」。醸造所の創業は1886年と古く、130年以上の歴史を誇ります。その輸入元がグリーンエージェント社です。クリーミーできめ細かい泡と爽やかな口当たりが特徴の「エルディンガ― ヴァイスビア」と、黒ビールなのにマイルドな味わいの「エルディンガ― デュンケル」があります。
それから、オーストリア最大規模の醸造所「シュティーグル」。日本人になじみのあるラガータイプの「シュティーグル ゴールドブロイ」や、フルーティーな味わいの「シュティーグル コロンブス」をラインナップ。そして、南ドイツの老舗「シュヴァルツブロイ」の「シュヴァルツブロイ バイエルンヘレス」です。
価格はすべて500mlで935円(税込)。店頭での購入のほか、店の公式サイトやAmazon、楽天ならオンラインで注文もOK。上尾市や桶川市なら、店頭で待機しているバイクでスタッフが配達してくれます(※一部地域を除く)。聞くと、「親戚が集まる食事会で喜ばれ、1日2回も配達した」「手土産にするため、わざわざ店頭まで買いに来る人もいる」など、なかなか好評。
東京駅の「お酒ドンキ」でも買える
マーベリックス ビアステーションのペットボトル入り生ビールは、東京都内でも買えます。それは、2021年5月、総合ディスカウントストアのドン・キホーテがオープンした「お酒ドンキ」(東京駅八重洲地下街)。2021年6月下旬の取材時、前述の「生ジョッキ缶」よりも売れているというから、人気ぶりがすごい!
暑い夏にペットボトル入りというビジュアルのおもしろさ、生ビールが自宅で飲める楽しさは抜群。今日も明日も、ビールは最高。
■MAVERICKS BEERSTATION マーベリックス ビアステーション
https://mavericks-beerstation.com/