7割以上の投資家が、新興国のマイクロファイナンス事業への投資に「興味」
「SDGs」の観点で投資をしたことがある投資家は約6割ということがプランニングネットワークが「マイクロファイナンス」を理解している株式投資家(自営業・自由業・経営者・役員)111名を対象に、「SDGsと投資」に関する意識調査で判明した。
82.9%の投資家が、投資の観点において「SDGsは重要」と回答
「Q1.現在、投資の観点の一つとして「SDGs」は重要になってきていると思いますか。」(n=111)と質問したところ、「かなりそう思う」が27.9%、「ややそう思う」が55.0%という回答となった。
77.5%の投資家が、「投資を行う上でSDGsの観点は重要」と回答
「Q2.あなたが投資を行う上で、「SDGs」の観点は重要だと思いますか。」(n=111)と質問したところ、「かなりそう思う」が20.7%、「ややそう思う」が56.8%という回答となった。
Q2.あなたが投資を行う上で、「SDGs」の観点は重要だと思いますか。
およそ6割の投資家が「SDGsの観点で投資をしたことがある」と回答
「Q3.あなたが投資を行う上で「SDGs」の観点で投資をしたことがありますか。」(n=111)と質問したところ、「何度もある」が19.9%、「少しある」が40.5%という回答だった。
マイクロファイナンス事業への投資に「興味がある」投資家は、7割以上
「Q4.あなたは新興国のマイクロファイナンス事業への投資に興味はありますか。」(n=111)と質問したところ、「かなり興味がある」が19.9%、「少し興味がある」が53.2%という回答に。
興味がある理由、「成長性の見込みのある事業だから」「社会貢献がしたいから」など
Q4で「かなり興味がある」「少し興味がある」と回答した方に、「Q5.マイクロファイナンス事業に投資をしたい理由を教えてください。(複数回答)」(n=81)と質問したところ、「成長性の見込みのある事業だから」が66.7%、「社会貢献がしたいから」が49.4%、「貧困からの脱出を支援したい」が46.9%という回答となった。
「途上国に知り合いが多い」や「女性の自立支援の側面に寄与したい」などの回答も
Q4で「かなり興味がある」「少し興味がある」と回答した方に、「Q6.マイクロファイナンス事業に投資をしたい理由がQ5以外にあれば自由に教えてください。(自由回答)」(n=81)と質問したところ、「途上国に知り合いが多い」や「女性の自立支援の側面に寄与したい」など57の回答を得ることができた。
コロナ禍で、マイクロファイナンスを通して経済支援をしたい思いが強くなった投資家は39.6%
「Q7.コロナ禍において、マイクロファイナンスを通して現地の経済状況を助けたいという思いは強くなりましたか。」(n=111)と質問したところ、「かなり強くなっている」が17.1%、「やや強くなった」が22.5%という回答に。
まとめ
今回は、「マイクロファイナンス」を理解している株式投資家(自営業・自由業・経営者・役員)を対象に「SDGsと投資」に関する意識調査を実施いした。
まず、現在の投資の観点において「SDGsを重要」と捉える投資家は82.9%おり、約6割の投資家は、すでに「SDGsの観点で投資をしたことがある」と回答している。
次に、社会貢献性の高いマイクロファイナンス事業について伺ってみたところ、7割以上の投資家が「興味がある」と回答。その理由については、「成長性の見込みのある事業だから」が66.7%、「社会貢献がしたいから」が49.4%と票を集めたほか、具体的に「貧困からの脱出を支援したい」という声も見受けられた。
コロナ禍においてマイクロファイナンスを通して経済支援をしたいという思いが強くなった投資家が約4割を占めたように、連日、コロナウイルスの影響によって、厳しい状況が続く国々がたくさんある中で、このように助け合いの気持ちを持った投資家は大きな役割を果たすかもしれない。
調査概要:「SDGsと投資」に関する意識調査
調査期間:2021年7月21日~同年7月21日
調査方法:インターネット調査
有効回答:「マイクロファイナンス」を理解している株式投資家(自営業・自由業・経営者・役員)111名
構成/ino.