元総合格闘家トマシュ・バルトコヴィアクが、亡き兄の仇を討つため邪悪な地上げ屋に立ち向かう!
2021年7月28日よりNetflixで独占配信中のNetflix映画『バルトコヴィアク』は、ポーランドで製作されたサスペンス・アクション映画。
あらすじ
かつては連戦連勝の“無敵の王者”と呼ばれた若き総合格闘家トマシュ・バルトコヴィアク(ユーゼフ・ポヴウォフスキ)。
コンラッド・レペチとの試合で、まさかの大敗を機に引退する。
試合の途中まではトマシュが優勢だったのだが、水分補給用のドリンクに薬物を混入されたために意識が朦朧としたのが敗因だった。
引退後、トマシュは最愛の兄ヴィクトルが経営するナイトクラブでセキュリティスタッフとして働き始め、第二の人生をスタートする。
しかしある日ヴィクトルは自動車を運転中に事故死する。
その背後には、街の個人商店や住民たちを脅しながら強引に高層ビルの建設を進める悪徳建設会社の陰謀があった。
トマシュは亡き兄の仇を討つため、そして街の人々の暮らしを守るため、巨大な敵に立ち向かう。
見どころ
全体的に音楽控えめ、陰鬱で寒々しい雰囲気が、本作ならではの魅力。
ジャンルはアクション映画だが、本格的な格闘シーンはラスト30分あたりからのお楽しみとなっている。
主人公トマシュは、一見クールな雰囲気でありながら、内側に強い情熱と闘争心を秘めているタイプ。
たとえものすごく怒っていても、声を荒げたり感情的に暴走することはほとんどない。
寡黙でポーカーフェイスだが情に厚く、困っている人は放っておけない正義漢でもある。
控え目な振る舞いが良しとされる日本人から見ても好感度が高く魅力的、感情移入しやすい主人公と言えるかもしれない。
Netflix映画『バルトコヴィアク』
独占配信中
文/吉野潤子