2021年上半期Z世代トレンドランキング
今、韓国発のモノ・コトが日本のZ世代の流行に大きな影響を与えている。その背景を踏まえて読んでほしい調査がTrepogirls(トレポガールズ)が選ぶ「2021年上半期Z世代トレンドランキング」。
今回は、16歳~22歳の女性(Trepogirls)(※1)を対象に「インフルエンサー」「グルメ」「プリクラポーズ」「バズコスメ」「流行語」の5部門に分け、2021年上半期のZ世代トレンドをランキング化した。
※1 Trepogirls(トレポガールズ)とは、10代~20代女性向けトレンドメディア『Trepo(トレポ)』を、一緒に盛り上げてくれる「流行に敏感で可愛いもの好きの16歳~22歳の女性」。
【インフルエンサー部門】若者の心を魅了するYouTuber(ユーチューバー)&TikToker(テックトッカー)!
1位 コムドット
1位に選ばれたのは、5人組YouTuber(ユーチューバー)「コムドット」。年内に登録者数300万人を目指すコムドットは、“地元ノリを全国に”“放課後の延長”というスローガンに沿った動画が、人気の理由。2021年4月には、アパレルブランド「Birdog(バードッグ)」を立ち上げ、活動の領域を広げている。
2位 わたげ(渡辺あやの)
2位は、ぼっち系YouTuber(ユーチューバー)として人気の「わたげ(渡辺あやの)」。可愛いルックスであるにも関わらず、ぼっちの日常動画を投稿しているのがイメージと異なり、注目を集めています。YouTube(ユーチューブ)だけでなく、「chuLa(チュラ)」という8人組アイドルグループとしても活動をしている。
3位 中町綾
3位は、「2016ー2017年女子高校生ミスコン」でグランプリを獲得した「中町綾」。YouTube(ユーチューブ)では、ありのままの姿を投稿しており、トークが面白いのが魅力的。「すいましぇ~ん」や「あせあせ」などの中町綾さんの口癖が、流行りの若者言葉として広まっている。
【グルメ部門】おうちカフェとして楽しめる、SNS映え話題グルメ!
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1位 マリトッツォ
1位に選ばれたのは、イタリア・ローマの伝統スイーツ「マリトッツォ」。マリトッツォは、ブリオッシュ生地のパンにたっぷりの生クリームを挟んだスイーツ。ころんとした可愛い見た目と生クリームの側面に鮮やかなフルーツがトッピングされており、SNS映えスイーツとして圧倒的人気を集めている。
2位 ダーティーコーヒー
2位は、「ダーティーコーヒー」。ダーティーとは、“汚い”という意味。ミルクやチョコレートがカップから溢れている状態が、おしゃれであると若者に人気を集めている。また、韓国発のおうちカフェとして、話題を集めている。
3位 グラスケーキ
3位は、見た目が可愛い「グラスケーキ」。四角い透明な容器に、生クリームとフルーツ、スポンジを詰めた360°断面が見えるインスタ映えスイーツ。簡単に韓国っぽいケーキを作れるとして、注目を浴びている。
【プリクラポーズ部門】青春の1枚は、このポーズで決まり!
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1位 ハートの中に入ったよポーズ
1位に選ばれたのは、両手で作る一般的なハートポーズを分解し、ほっぺにくっつけた「ハートの中に入ったよポーズ」。カップルYouTuber(ユーチューバー)ゆたせなcpがTikTok(テックトック)で、「ハートの中に入ったよ」という動画を投稿したのをきっかけに、話題になった。
2位 すいましぇ~んポーズ
2位は、両手の指先だけを合わせる「すいましぇ~んポーズ」。「すいましぇ~んポーズ」は、中町綾さんの口癖「すいましぇ~ん」を言う時に、彼女が行う手の仕草だ。若者言葉もプリクラポーズも流行らせる中町綾さん、今後の活躍に期待。
3位 身長差ポーズ
3位は、頭に手を乗せて、身長差を表す「身長差ポーズ」。身長差を落書きで書いてアレンジしたりする。友達とだけではなく、カップルでも出来るポーズとしても人気を集めている。
【バズコスメ部門】韓国のコスメブランドrom&nd(ロムアンド)が、上位を独占!
1位 rom&nd(ロムアンド)のアイシャドウパレット
1位に選ばれたのは、韓国のコスメブランド「rom&nd(ロムアンド)のアイシャドウパレット」。色の種類が豊富で、マットとラメの異なるテクスチャーが揃っており、値段以上の質感だ。パレットは、4色入ったパレット「ベターザンアイズ」と、10色入ったパレット「ベターザンパレット」がある。質だけではなく、パッケージも可愛いのが魅力的。
2位 rom&nd(ロムアンド)のリップ
2位は、1位と同様のブランド「rom&nd(ロムアンド)のリップ」。テクスチャーは、マットティント、ティント、マットの3種類。さらに、カラーのバリエーションも豊富で、数ある中から自分に合ったリップを選択できる。
3位 VTシカデイリースージングマスク
3位は、韓国で話題の「VTシカデイリースージングマスク 」。VTシカデイリースージングマスク には、独自成分が配合されており、鎮静ケアと水分補給してくれる。
独自成分は、ニキビや肌荒れも効果的とSNSで話題に。水分量が多く潤いたっぷりであるのに、ベタつかず乾燥もしないのが魅力的だ。
【流行りの言葉部門】インフルエンサーの口癖が、ランクイン!
1位 〇〇しか勝たん
1位に選ばれたのは、「〇〇しか勝たん」。「〇〇は最高」「〇〇には勝てるものはない」という意味として使われていり。〇〇には、自分が好きなアイドルや俳優、キャラクター、食べ物などが入ります。最もスタンダードなフレーズは、「推ししか勝たん」という推しメンを称賛する言葉だ。
2位 はにゃ?
2位は、「はにゃ?」。お笑い芸人の丸山礼さんから生れた言葉です。とぼける時や意味が理解出来なかった時などに使用され、面白さとかわいさを両方表現出来るとして、女子高生が使用している。
3位 大丈夫そ?
3位は、2人組人気YouTuber(ユーチューバー)パパラピーズから広まった「大丈夫そ?」。「大丈夫そ?」は、「大丈夫そう?」の「う」を削った言葉。「大丈夫かな?」「いける?」「これでいい?」など確認等の軽い言葉として使用されている。
2021年上半期のトレンドランキングは、「YouTube」「TikTok」や「韓国」の影響を強く受ける結果となった。<グルメ部門>の2位には、韓国で大流行したダーティーコーヒーがランクインし、<バズコスメ部門>では、上位3位まで韓国発の人気ブランドが独占している。
韓国発のモノ・コトが上位に占めていることから日本のZ世代の流行に大きな影響を与えている現状があらためて浮き彫りに。
これは、コロナ禍で家にいる時間が増えたことで、韓国ドラマや韓国アイドルを見る機会が増え、結果的にここ数年の韓流ブームに後押しされる形で、韓国に興味を持つZ世代が増えたことが影響していると考えられる。
調査概要
調査対象:Trepogirls(16歳~22歳女性100名)
調査期間:2021年5月6日~2021年5月10日
調査実施:Trepo編集部
構成/ino.