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「独立独歩」の意味と言葉の正しい使い方

2024.09.17

独自の道を歩むことを表した四字熟語、「独立独歩」。誰しも一度は耳にしたことがある言葉の一つだろう。文字の雰囲気からなんとなく意味を推察することはできても、具体的にどんな風に使われるのか、どんな人を「独立独歩」と言うのかと問われると、明確に説明できない方も多いのではないだろうか。

そこで本記事では、「独立独歩」の正しい意味と使い方を解説する。類義語、対義語、英語表現も併せてチェックしてほしい。

座右の銘にする人も多い四字熟語「独立独歩」とは?

一人で歩く人

はじめに、「独立独歩」の読み方や正しい意味、会話の中での使い方を紹介する。自分自身、もしくは周囲にここで紹介する特徴に当てはまる人がいないか、イメージしながら読み進めてほしい。

独立独歩の読み方

「独立独歩」は「どくりつどっぽ」と読む。四字熟語の中でも、個人の自立と自己決定を強調した言葉であり、他人に頼らずに自分自身で行動する姿勢を示している。

独立独歩の意味は「自分の信念に従って歩む」こと

人に頼らずに自分で考え、自身の信念に従って歩んでいくことを表す。「独立」は自らの足で立つこと、「独歩」は自分の道を一人で進むことを指す。この言葉は、特に現代の社会やビジネスの場面で、独自の視点や信念を持ち続ける大切さを示すものとして、多くの人に支持されている。また、あまり用いられないが「他とは違う明確な特徴を持ち、同じように扱えない」という意味を表すケースもある。

「独立独歩」の使い方、例文

では、会話の中で「独立独歩」をどのように使えばいいのだろうか。ここでは、独立独歩を用いた例文をいくつか紹介する。

【例文】

「独立独歩な生き方をしている彼女は、学生時代に自身で費用を工面し、バックパッカーとして世界一周をしたそうだ」
「私は独立独歩を座右の銘に掲げ、この事業を一から作り上げたが、組織が拡大してきた今、唯我独尊にならないよう人の意見に耳を傾けることも大切にしている」
「さまざまな情報が溢れる世の中だが、それに振り回されずに自分でしっかり考え、信念を持って、独立独歩の意識を大切にしたい」

「独立独歩」な人の特徴

「独立独歩」は、人に依存せず自分自身の信念に基づいて生きる人を表すことから、自身で会社を経営する人やフリーランスといった自営業で働く人などは独立独歩な人と言える。

また、会社勤めであっても、指示を待って行動するのではなく、常に自身で考え工夫して業務に取り組む人や、例えば趣味であっても自身で深く追及し続ける人なども独立独歩な人だと言えるだろう。他人に頼らずに、自分の力で考え、物事を選択していることがポイントだ。

さらに、独立独歩な人は、挑戦を恐れずに行動する特徴がある。新しい環境や未知の状況に直面しても、自分の信念を貫き、他人の意見に左右されずに進む姿勢が強い。また、他人に頼ることなく、自ら解決策を模索し、失敗から学ぶ力を持っている。そのため、独立独歩な人は、問題解決能力や創造力が高く、結果的に自分自身の成長を促すことができる。

「独立独歩」の関連語と英語表現

次に、「独立独歩」の対義語と類義語、英語表現について解説していく。近い意味の言葉、反対の意味の言葉を知ることで、「独立独歩」の正しいニュアンスが見えてくるはずだ。

「独立独歩」の類義語

まず、「独立独歩」の類義語を紹介する。こちらも複数の言葉が存在するが、その中から2つ取り上げて解説したい。

独立独行(どくりつどっこう)

他者に頼らずに信じたことを自分の力で実行することを表す、「独立独行」。「独立独歩」とほぼ同じ意味を持つ四字熟語だ。「独行」とは、自身の力のみで行うことを表し、生き方といった概念的な意味としても用いられる「独立独歩」に比べるとより実際の行動に重きを置いた表現と言える。

独立不羈(どくりつふき)

「独立不羈」は、他人からの束縛や制御をまったく受けず、周囲に頼らずに自身の考えで物事を行うことを意味する言葉。「羈」とは拘束することで、「不羈」と表現することで束縛されないという意味になる。自身の考えに基づき行動をすると言う点で「独立独歩」に近しい意味を持つが、周囲からの束縛や制御を受けないと言う点がより強く強調された表現と言える。

「独立独歩」の対義語

ここでは、「独立独歩」の対義語にはどんなものがあるのか見ていこう。対義語はいくつか存在するが、その中から2つの言葉を取り上げる。

付和雷同(ふわらいどう)

しっかりとした自分の考えを持たず、他人の意見や態度にすぐ同調すること「付和雷同」と言う。「付和」は、自分の考えがなく、すぐ他の意見に同意することを意味し、「雷同」はむやみやたらに他者の言動に合わせることを意味する。「雷同付和」とも表記し、「付」は、「附」と表記されることもある。

唯々諾々(いいだくだく)

「唯々諾々」とは、物事の内容に関わらず、何にでも同意し従う様子を表した四字熟語。「唯」と「諾」は、どちらも「はい」という返事を意味する言葉だ。自身の軸や考えがなく、人に従うという点で、自身の信念に従う「独立独歩」の対義語と言えるだろう。

「独立独歩」を英語で言うと?

独立独歩を英語で表現する場合、「self-reliance」、「self-help」といった表現を用いる。「reliance」とは頼ることや信頼を、「help」は助けることを意味する。自分自身を意味する「self」と組み合わせることで、それぞれ「他者に頼らず自身で物事を決めること」、「自分自身で必要なものを供給すること」といった意味になり、「独立独歩」に近い表現になる。また、自立を意味する「independent」も「独立独歩」と近いニュアンスの言葉として使用できるだろう。

文/編集部

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