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1000人に聞いたネットサービスのパスワード管理方法TOP3

2021.08.09

誕生から20年が経過し、普及が進むネット銀行。今年は都市銀行で紙の通帳有料化を開始するなど、銀行サービスのデジタル化が加速した年でもあり、ネット銀行への需要はさらなる高まりを見せるものと思われる。

また、コロナ禍の影響から、非対面や外出せずに利用できるネットサービス、ネット決済サービスの利用が高まっている。ネットサービスは便利な一方で、サービス提供側、サービス利用側ともセキュリティ対策が欠かせない。

PayPay銀行ではこのほど、15~59歳の男女各500名、計1,000名を対象に「銀行利用とネットセキュリティ」に関する意識・実態調査を実施した。詳細は以下の通り。

銀行口座の開設・利用状況について

直近で銀行口座を開設した時期を聞くと5人に1人が「1年以内(21.6%)」に開設したと回答。直近1年に開設した銀行については、「ネット銀行(44.0%)」が都市銀行などを上回って最も多い結果となった。

そのネット銀行について便利に思う点を聞くと、「いつでもどこでも使える(50.1%)」が最も多く、次いで「店舗に行かなくても手続可能(33.6%)」「手数料が安い(33.2%)」「スマートフォンで使いやすい(24.8%)」「口座開設が簡単(21.8%)」が高く評価されている。

コロナ禍で外出自粛が続く中、いつでもどこでも使え、インターネットで口座開設や手続きができる点からも、ネット銀行の口座開設が増加していると思われる。

現在使用している銀行口座は、全体ではゆうちょ銀行(67.9%)が最も多く、地方銀行(42.6%)、都市銀行(40.2%)と続き、ネット銀行は38.0%だった。

普段の買い物や食事でよくキャッシュレス決済を行うと答えた人に限定してみると、ゆうちょ銀行(69.0%)に続きネット銀行は49.9%となり、都市銀行(46.3%)や地方銀行(45.0%)を上回る結果となった。

キャッシュレス決済サービスとの連携が豊富なネット銀行は、キャッシュレス決済利用者から高い支持を得ていることがうかがえ、キャッシュレス決済の機会が増えていくとともに、ネット銀行の利用も増えていくと予想される。

ネットサービスのセキュリティ意識について

今後の利用の伸びが予想されるネット銀行について、デメリットや不安に思うことについても尋ねた。「セキュリティ対策が不安(50.5%)」が5割以上と最多。「IDやパスワードを忘れると使えない(30.9%)」、「メンテナンスの時に使えない(20.1%)」を大きく引き離す結果となった。

さらに、ネット銀行のセキュリティのうち「不安だと思うこと」については、「不正ログイン、口座の乗っ取り(61.2%)」が最多、次いで「個人情報、口座情報の流出(48.1%)」、「不正送金(41.3%)」だった。

また、約2割の方は「不安だと思うことはない(19.1%)」と回答するものの、ネット銀行を含むネットサービス全般のセキュリティ対策への意識について聞いたところ、「とても意識している(16.8%)」、「意識している(49.5%)」を合わせ66.3%と、実に約7割が「セキュリティを意識している」と回答した。

いつでもどこでも使えるネット銀行、ネットサービスには、利便性を評価する反面不安もあり、サービス提供側のセキュリティ対策を重視していることがわかった。

パスワード管理について

利用する側の重要なセキュリティ対策のひとつであるパスワードの管理状況について質問したところ、世代間のギャップと危険な実態が明らかとなった。

パスワードの管理方法は、全体では約半数が「記憶している(48.5%)」と回答し、「紙にメモしている(32.7%)」が続き、意外にもアナログな管理が多いことがわかった。特徴のあった世代としては、10代は「記憶」の次は「スマートフォンに保存(32.0%)」だった。

また、ほかの世代では順位の低い「メモアプリに保存(10代:19.0%、20代以上:3.5~7.5%)」が突出して高く、スマートフォンの活用が上位に位置する一方で、「パソコンに保存(10代:6.5%、20代以上:9.5~21.5%)」の順位が低く、世代間のギャップ、特に10代とそれ以外での差が明確となった。

設定しているパスワードについては、約4割が「推測されやすいパスワードを使用している(38.0%)」と回答。特に10代では「一部推測されやすいパスワードを利用している」を含めて、推測されやすいパスワードを使用している方が約半数(48.5%)と、リスクが高い実態が明らかになった。

※推測されやすいパスワードとは、「名前や単語などをそのまま使用」「アルファベットと数字が混在しない」「電話番号や生年月日、社員コードなど他人から類推しやすい」ものを指す。

設定しているパスワードのパターン数について聞くと、「2~4パターン(47.6%)」が約半数。さらに約6人に1人が「1つのパスワードを使いまわしている(15.7%)」と回答。ネットサービスの利用が増えている中、パスワードの使い回しや、少数パターンでのパスワード利用によって、万が一のパスワード流出時のリスクが高い状況が明らかになった。

実施しているセキュリティ対策は、「2段階ログインの設定(40.4%)」が上位に、「複雑なパスワードの設定(28.8%)」、「パスワードの定期的な変更(22.3%)」、「生体認証の利用(21.0%)」が続いた。

まとめ

生活に欠かせない銀行だが、ネット銀行を利用する方はキャッシュレス決済の利用も多く、双方の相性の良さが判明した。キャッシュレス決済の伸びに伴い、ネット銀行は、ますます利用する機会が増えていくと予想される。

また、ネットサービスの利用増加と比例して、セキュリティ対策への意識が高まり、また不正アクセス等の問題に対応するため、セキュリティの重要性はより一層高まっていくと思われる。

その一方、約4割が「推測されやすいパスワードを使用」し、約半数が「2~4パターン」のパスワードを使い、約6人に1人が「1つのパスワードを使いまわしている」ことがわかった。セキュリティへの意識はありつつも、実態としては重要なセキュリティ対策であるパスワードの設定方法が不十分な実態が明らかになった。

さらに、パスワード管理でも10代ではスマホ、メモアプリ(クラウドサービス)利用が他世代と比べ突出して高く、世代間の違いも明確になった、安全性の高いサービスの選択や、個人での正しいセキュリティ対策の理解と実践は、今後より重要になると思われる。

<調査概要>
調査期間:2021年6月24日~6月29日
調査方法:インターネット調査
調査対象:10~50代男女各500名、計1,000名(性別・世代均等割付)
調査対象者共通条件:自身の「銀行口座」を持っている方
※nは有効回答数。

出典元:PayPay銀行株式会社

構成/こじへい

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