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リモートワーカーを救う進化系お手玉!?身体に刺激を与えて思考を解放するキューブ「FLICKCUBE」

2021.08.08

■連載/コウチワタルのMONO ZAKKA探訪

2011年に結成されたクリエイティブユニット「TENT」。“毎日の暮らしを少しづつでもハッピーに”するような製品を次々と世の中に出しており、本の好きなページを開いたままにする『Book on Book』やダックスフント型のタッチペン『TOUCH DOG dachshund』など、どこかできっと目にしている製品を多く手掛けている。その「TENT」が新製品の発表会を2021年7月24日に行うことをTwitterで告知していたため、早速こちらの発表会に出かけて新製品をチェックしてきた。

この発表会の中で公表されたのがこの『FLICKCUBE』である。『FLICKCUBE』とは一体どんな製品なのか?当日の写真も交えながら紹介していこうと思う。

TENTが目をつけた現代の課題

新製品の発表会当日、冒頭で「TENT」から紹介されたのは『FLICKCUBE』のアイデアにいたった背景である。2020年に本格的に流行を開始したCOVID-19の影響により、私たちの働き方は大きく変革を迫られることになった。リモートワークもその一つがである。リモートワークの場合、どうしても運動量が落ち、周囲からの刺激も少なくなってしまうので、そのことが自由に発想しアイデアを思いつくような思考の妨げになっているのではないか。これが彼らが目を付けた課題である。

ジャグリングとの出会いが『FLICKCUBE』を生んだ

そんな課題に対して、「TENT」に解決の糸口を与えたのがジャグリングに関するは活動を行う「PONTE」との出会いだったという。ジャグリングというものが “道具を介して身体に意識を向けて物理世界と向き合う遊び”であることに気づかされたことで、先ほどの課題解決にジャグリングが繋がると考え、ジャグリング道具メーカーと共同開発による『FLICKCUBE』が生まれたそうだ。

『FLICKCUBE』はお手玉の進化系?

7月24日の新製品発表会の中ではコンセプトの公開と共に、試作品を実際に触ることもできた。ご覧のように『FLICKCUBE』は手のひらサイズの立方体のアイテムである。

触感はざらざらしているが触り心地は悪くない。外装に使われているのは「東レ」の『ウルトラスエード』とのことで、丈夫で長く使えることを心がけたそうだ。握ると形を変える感じはまさに“お手玉”のようで、内部には詰められている素材も穀物100%とのことなので、万が一子どものいる家庭で中身が飛び出してしまうようなことがあってもリスクは少ないのではないかと感じた。

さて、肝心の『FLICKCUBE』の用途であるが、お手玉のように『FLICKCUBE』で遊びながら身体に適度な刺激を与えることで頭をスッキリさせる、それにより思考を冴えわたらせることがその用途だ。『FLICKCUBE』を用いた研究が行われているわけではないので科学的なエビデンスが存在するわけではないものの、短い時間の運動が思考力に影響を与える研究がいくつも報告されている。『FLICKCUBE』を“空中に放り投げてキャッチ”する。こうしたちょっとした運動を通じて思考を解放することを目指したアイテムとなっている。ただし、“空中に放り投げてキャッチ”するといってもそこには様々な方法があるわけで、そこに遊びの要素を見出すことができる。例えば『FLICKCUBE』を手のひらではなく手の甲側の指たちで受け止めるキャッチする。

「PONTE」ではこのトリックを「FORK(フォーク)」と名付けているそうだが、これ以外も手首でキャッチする「WRIST(リスト)」、頭でキャッチする「HEAD(ヘッド)」など、既に用意されたトリックで楽しむこともできるし、自分で新しい遊び方を考えだすこともできる。

この点、子どもはアイデアの王様であると思っているので、子どもと遊びながら一緒に新しい遊び方を考えるのもお薦めだ。

今回は詳しく取り上げなかったが、この他にも軽いキャッチボールに使う用途や、頭上に乗せて落とさないようにすることで姿勢矯正する用途など、使い方の発展性を感じさせるアイテムであった。

『FLICKCUBE』を購入するには

7月24日は新製品発表会と共に『FLICKCUBE』の発売開始日でもあり、実際の製品をその場で購入することもできた。

製品版は基本的なデザインや素材は試作品と同じであるものの、本体表面にはロゴがさりげなくエンボス加工されているなど、一部仕様変更がされていた。カラーラインナップは今回紹介したホワイトのほかにブラックもあり、価格は税込み2,200円。「TENT」の方にお話を伺ったところ、生産は手作業で行われているとのことで現時点ではオンライン販売など大々的に販売する予定は立っていないとのこと。当面は下北沢にある実店舗「TENTのTEMPO」のみでの販売になるそうなので、気になった人は店舗に足を運んでもらいたい。

■関連情報
https://tent1000.com/tempo.html

text/Wataru KOUCHI

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