携帯キャリアであるドコモ・au(KDDI)・ソフトバンクでは、2021年3月より20GB/2000円台の新料金プランを提供開始、加えて第4のキャリアとして参入した楽天モバイルは、2021年4月よりデータ通信0~1GBまでの場合0円/月の新料金プランを提供しているため、多くの人が携帯の料金に関心を持ったのではないでしょうか。
そこで今回は、現在au(KDDI)で契約している人のためにプラン変更時にかかる料金や各料金プランの紹介を行っていきます。
au(KDDI)の料金プランを変更するタイミングは関係ない!?
現在au(KDDI)の料金プランに加入している人は、「au」「UQ mobile」「povo」間の移行手続きにおいて「契約解除料」「番号移行手数料」「新規事務手数料」は発生しません。
そのため、例えばauの使い放題プランから20GBプランのpovoに移行する場合にも手数料はかかりません。使い放題プランからpovoに変更した後に、やっぱり容量が足りないから使い放題戻す、といった手続きも比較的気軽に行えます。
au(KDDI)の料金プランを比較してみよう!
では、au(KDDI)で2021年7月現在提供されている料金プランを確認していきましょう。au(KDDI)内には、主に「au」「UQ mobile」「povo」の3つのブランドがあり、それぞれのブランド内に料金プランが用意されています。
「au」には使い放題プランにサブスクがセットになったプランも!
「au」ブランドでは、大きく分けて「使い放題プラン」と「低容量プラン」の2つが提供されています。
使い放題プランは、5Gスマートフォン向けの「使い放題MAX 5G」と4Gスマートフォン向けの「使い放題MAX 4G」が代表的。割引を適用する前の月額料金はどちらも7238円となっています。
使い放題MAX 5G/4Gはテザリング・データシェア・世界データ定額でのデータ通信が月々30GBまで利用可能。国内通話は22円/30秒となっています。
また、使い放題MAXには「Netflix」や「Amazonプライム」といったサブスクリプションサービスがセットになったプランも用意されています。プランによって月額料金は変わりますが、別々に契約するよりもお得に利用できるようになっています。
低容量プランとして提供されているのは「ピタットプラン 5G/4G LTE」となっています。こちらは従量制のプランとなっており、月々1GBまでが3465円、月々1GB超~4GBまでが5115円、月々4GB超~7GBまでが6765円となっています。
【参照】au 料金・割引
「UQ mobile」では低・中容量の料金プランが超お得!?
KDDI内の1ブランドである「UQ mobile」では、月内に使い切らなかったデータ通信量を翌月に繰り越せる「くりこしプラン」が提供されています。
くりこしプラン内では、容量別に3つのプランが用意されています。「くりこしプランS」は月々3GB/1628円、「くりこしプランM」は月々15GB/2728円、「くりこしプランL」は月々25GB/3828円での提供となっています。
基本料金が割安なUQ mobileですが、「UQでんき・auでんき」と同時に契約することでさらに割引が適用される「でんきセット割」なども用意されています。次に紹介するpovoと違い、店頭での案内も行われているので、サポートも安心なのもポイントでしょう。
auだけどauじゃない新料金プラン「povo」はオンライン専用の割安プラン!
KDDI内のオンライン専用ブランドとして2021年3月に登場した「povo」。ドコモの「ahamo」、ソフトバンクの「LINEMO」と同様にかなり話題となった料金プランなため、詳細をある程度把握しているという人もいるでしょう。
月額料金は2728円で月々20GBまでのデータ通信が可能。国内通話料金は22円/30秒でauの料金プランと同じになっています。
ahamoやLINEMOにはないpovoならではの要素が「トッピング」です。例えば220円/24時間で24時間データ通信が使い放題となるトッピングや、500円で1GB分のデータ通信量が追加できるトッピングが用意されています。
au/UQ mobileの2ブランドと違うのはオンライン専用という点だけでなく、「キャリアメールが使えない」「家族割の適用ができない」などがあります。これまで通信キャリアで提供されていた料金プランとは大きく違う点がいくつかあるので、契約の前には公式HPの「プラン詳細」をしっかりと確認しておきましょう。
【参照】povo プラン詳細
※データは2021年7月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/佐藤文彦