「なんとなく」だとお金は貯まりにくい。いつ何にいくら使ったかを詳細に記録することが節約・貯金への近道だ。こうした“支出の見える化”をするべく、家計簿アプリを利用する人も多いことだろう。
MMDLabo株式会社はこのほど、予備調査では20歳~69歳のスマートフォンを所有する男女5,926人、本調査では家計簿アプリ利用者の443人を対象に2021年6月24日~7月5日の期間で「家計簿アプリに関する調査」を実施した。詳細は以下の通り。
お金の管理をしている人は52.0%、うち家計簿アプリ利用は41.5%
20歳~69歳のスマートフォンを所有する男女5,926人に普段の支払い方法を聞いたところ、「現金」が83.9%で最も多く、次いで「クレジットカード」が77.9%、「スマホ決済」が55.0%となり、普段利用している支払い方法がある5,814人にお金の管理をしているか聞いたところ、「管理している」が52.0%、「管理していない」が48.0%となった。
続いて、お金の管理をしている3,026人に家計簿アプリで管理しているか聞いたところ、「家計簿アプリで管理している」が41.5%、「家計簿アプリで管理していない」が58.5%となった。
次に、お金を管理している3,026人にお金の管理方法を聞いたところ、すべての支払い方法で最も利用している管理方法は「家計簿アプリで管理」となり、デビットカード(n=419)が52.5%で最も多く、次いでスマホ決済(n=1,497)が45.0%、カード型の交通系電子マネー(n=907)とカード型の交通系以外の電子マネー(n=809)が42.2%となった。
最も利用している家計簿アプリは「マネーフォワード ME」で25.5%、次いで「Zaim」が17.8%
家計簿アプリでお金の管理をしている1,257人に利用している家計簿アプリを聞いたところ(複数回答)、「マネーフォワード ME」が25.5%で最も多く、次いで「Zaim」が17.8%、「LINE家計簿」が14.2%となった。
続いて、予備調査から家計簿アプリ利用者443人を抽出し、家計簿アプリを選ぶ基準を聞いたところ(複数回答)、「無料で使える」が57.3%で最も多く、次いで「アプリの使い勝手の良さ」が48.1%、「入力に時間がかからない」が42.9%となった。
家計簿アプリに感じるメリットは「お金の出入りを把握できる」、デメリットは「入力が面倒くさい」
家計簿アプリ利用者443人に家計簿アプリのメリットを聞いたところ(複数回答)、「お金の出入りを把握できる」が53.0%で最も多く、次いで「お金の使い方を意識できる」が42.2%、「手軽に家計簿を確認できる」が39.7%となった。
続いて、家計簿アプリのデメリットを聞いたところ(複数回答)、「入力が面倒くさい」が34.5%で最も多く、次いで「続けるのが大変」が22.6%、「有料でしか使えない機能がある」が19.0%となった。
自分以外の人と家計簿アプリを共有する人は38.1%
家計簿アプリ利用者の443人に自分以外の人と家計簿アプリを共有したいか聞いたところ、「現在共有している」が24.6%、「現在共有していないが共有したい」が13.5%と合わせて38.1%が共有すると回答した。
性年代別にみると、「現在共有している」と「現在共有していないが共有したい」を合わせて共有する人は、20代男性(n=37)が78.4%で最も多く、次に30代男性(n=39)が59.0%、20代女性(n=35)が57.1%となった。
※本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合がある。
<調査概要>
「家計簿アプリに関する調査」
調査期間:2021年6月24日~7月5日
有効回答:予備調査5,926人、本調査443人
調査方法:インターネット調査
調査対象:<予備調査>スマートフォンを所有する20歳~69歳の男女
<本調査>家計簿アプリ利用者
出典元:MMDLabo株式会社
https://mmdlabo.jp/
構成/こじへい