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最新の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」を搭載したソニーのホームシアターシステム「HT-A9」

2021.08.05

ソニーは、ホームシアターシステム「HT-A9」を8月7日、サウンドバー「HT-A7000」を8月28日に発売する。価格はいずれもオープン。

■ホームシアターシステム「HT-A9」

新開発の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」を搭載したホームシアターシステム。本製品は、フロントスピーカー2体、リアスピーカー2体、コントロールボックスで構成され、4体のリアルスピーカーからの音の波面を合成し、最大12個のファントムスピーカーを生成。ファントムスピーカーで囲まれることにより、視聴者は自分が観ている映画のシーンに入りこんでいるかのような没入感のある音場で「360立体音響」を体験できるのだ。

↑360 Spatial Sound Mappingによる立体音場のイメージ

また、4体のスピーカーはコントロールボックスとワイヤレス接続が可能。さらに音場最適化技術によりスピーカーの置かれている空間を把握し、その場所を前提に最適な音響空間を自動で生成できるので、部屋の形状などにとらわれることなく、従来のホームシアタースピーカーと比べて自由度の高いレイアウトが可能だ。

↑サブウーファー 「SA-SW5」(左)、ホームシアターシステム 「HT-A9」(右)

■サウンドバー「HT-A7000」

天井からの音の反射を生むイネーブルドスピーカーと、独自のバーチャルサラウンド技術「Vertical Surround Engine(バーティカル サラウンド エンジン)」で、高さ方向の音の表現力を強化。加えて、壁からの音の反射で横方向の表現力が得られる、新開発のビームトゥイーターと、フロントスピーカーだけで豊かなサラウンド音場を再現する「S-Force PRO(エスフォース プロ) フロントサラウンド」との連携により、濃密な音の広がりとリアリティ豊かな音響空間を楽しむことができる。

↑イネーブルドスピーカーと「Vertical Surround Engine」による立体音響のイメージ

本体にはイネーブルドスピーカー、ビームトゥイーターに加えてデュアルサブウーファーも搭載し、合計11個のスピーカーを内蔵。振動板の面積を拡大させたソニー独自の「X-Balanced Speaker Unit(エックスバランスド スピーカー ユニット)」を採用し、広がりのある高音質と大音圧を実現。7.1.2chのサラウンドシステムとして使用できるバースピーカーで、パワフルで迫力ある音響が楽しめる。

また、別売りのリアスピーカー「SA-RS3S」や、サブウーファー「SA-SW5」「SA-SW3」を組み合わせることにより、さらに重厚感のある音響の演出が可能だ。

↑サウンドバー「HT-A7000」(手前)、サブウーファー「SA-SW5」(左奥)、リアスピーカー「SA-RS3S」(右奥)

市場推定価格はホームシアターシステム「HT-A9」が220,000円前後、サウンドバー「HT-A7000」が154,000円前後。サブウーファー「SA-SW5」が 83,000円前後、サブウーファー「SA-SW3」が44,000円前後、リアスピーカー「SA-RS3S」が44,000円前後。

関連情報
https://www.sony.jp/home-theater/

構成/立原尚子

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