炊飯器を買い換えようかと思っているものの、どれが良いかわからない……そんなお悩みをお抱えの方へ!
今回はおいしいご飯が炊けると評判の圧力IH炊飯器をご紹介していきます。圧力IH炊飯器は高価なものだと10万円を越えるモデルもありますが、今回はお買い求めやすい5万円前後のモデルをピックアップしました。紹介するラインナップは2021年6月~7月初旬に発売された新商品4モデルです。
機能や価格、デザインなど自身のご家庭に合った製品をチョイスしてください。
5.5合炊き炊飯器は何人家族におすすめ?
5.5合炊きの炊飯器は一般的に3人~5人家族におすすめ。1度に3合のお米を炊く場合でも、5.5合炊きモデルで炊くことにより、ご飯と内釜の間に空間ができてお米が対流しやすくなり、炊きムラが防げるといったメリットがあります。
【参照】タイガー魔法瓶 炊飯器の選び方
圧力IH炊飯器の特徴は?
おいしいご飯を炊くには、いかに高い温度で炊けるがポイントです。
圧力を加えられるモデルであれば炊飯時の水の沸点を上げることができるため、より高い温度でおいしいご飯が炊けるのです。
また、IH方式を採用しているモデルの場合、内なべ全体を均等に加熱できるため、内なべの底と上側でお米の炊きムラが発生しにくいといった特徴があります。
一方で内なべの底のみを加熱するタイプの「マイコン方式」の場合、内なべの底と上側のお米に炊きムラが発生しやすいのです。
ただし、マイコン方式を採用しているモデルは本体価格が安価な傾向にあります。
5.5合炊飯器2021年モデル4選
それではいよいよ5.5合モデルの圧力IH炊飯器を4つ紹介していきます。
※価格は大手家電量販店のオンラインサイトを参考にしています。
土鍋に迫る美味しさを再現! タイガー「圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉 JPI-H100」
オープン価格:販売実勢価格約4万9320円
サイズ:幅25.2×奥行30.2×高さ21.1cm
質量:5.4kg
最大消費電力:1200W
JPI-H100は内なべに「遠赤5層土鍋蓄熱コート釜」を採用しています。これは5層からなる内なべで土鍋釜のように蓄熱性が高く、また熱をムラなく均一に広げることができるため、お米の1粒1粒までふっくら炊き上げることができます。
「少量旨火(うまび)炊き」機能を搭載しているため、0.5~2合と少量のご飯もおいしく炊ける点も魅力。可変W圧力によって、炊飯時に約1.25気圧の圧力を加えご飯のもちもちとした弾力を引き出します。
【参照】タイガー 圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉JPI-H100
丸みを帯びた内なべが大きな熱対流を生み出しお米をムラなく加熱! 東芝「ジャー炊飯器 RC-10VXR」
オープン価格:販売実勢価格約5万1510円
サイズ:幅26.9×奥行33×高さ22.6cm
質量:約5.8kg
最大消費電力:1420W
RC-10VXRは「本かまど」炊き分け〈5通り〉」により、炊飯後のご飯をお好みの食感に炊き分けられます。また、「銘柄炊き分けコース」により、コシヒカリやひとめぼれなど7銘柄のお米の特徴を活かして炊飯できます。
最大消費電力1420Wと大火力で本物の「かまど」のように炊き方を追求。お米の芯まで加熱し、ふっくらと仕上げることができます。また、内なべの底が特徴的な丸底となっているため、大きな熱対流が発生します。これによりお米の中心までしっかり加熱できます。
加圧と減圧を繰り返してご飯の甘みともちもち感をしっかり引き出す! パナソニック「おどり炊き SR-MPA101」
オープン価格:販売実勢価格約5万3680円
サイズ:幅27.1×奥行35.2×高さ23.6cm
質量:約6.5kg
最大消費電力:1200W
SR-MPA101は可変圧力により炊飯時に加圧と減圧を繰り返します。これにより水の沸騰温度が105℃となり高温で加熱。さらに減圧時にはお米を一気に対流させて芯までしっかり加熱できます。加圧と減圧を繰り返したご飯は甘みとモチモチ感が引き出されます。
冷凍用ごはんコースで炊飯すれば、冷凍・再加熱後もご飯がほぐれて柔らかい食感を楽しめるようになります。内なべの側面と底に加えてふたにもIHを搭載しているため、全体で包み込むように釜を加熱できます。発熱性と蓄熱性に優れ、かまど炊きのような美味しさを実現できます。
少量のご飯でもスチームでおいしく炊き上げる! 日立「ふっくら御膳 RZ-V100EM」
オープン価格:販売実勢価格約5万4250円
サイズ:幅24.8×奥行30.2×高さ23.4cm
質量:約6kg
最大消費電力:1400W
RZ-V100EMは少ない量のご飯でもおいしく炊ける仕組みを搭載しています。少量のご飯を炊く時、内なべの中の上部空間が広くなり、温度が下がりがちになってしまいます。
しかし、RZ-V100EMはスチームを上から噴射、さらに側面と底にはヒーターが搭載されているため、熱をコントロールしながら少量のご飯でもおいしく炊けるのです。
※データは2021年7月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/髙見沢 洸