日本代表選手のメダルラッシュに盛り上がりを見せる東京オリンピック。コロナ禍でこれまでの五輪とは違った形での開催になるが、昔から変わらないこともある。それは、アスリートの戦いを公正に審判すべく、正確な時を刻むオメガの時計だ。
1932年以来オリンピックの公式時計や計時装置を提供してきたオメガは、今年もオリンピックの公式計時を担当している。今回は、1932年から続くオメガとオリンピックのパートナーシップの背景を振り返る。また注目の「2021年開催東京オリンピック限定モデル」も紹介する。
オリンピックとオメガの歴史に思いを巡らせながら、少し別の角度から東京オリンピックを楽しんでみてはいかがだろうか?
OMEGA × Olympic のパートナーシップ
■オメガ×オリンピックとのパートナーシップを実現した「時計職人の熱意」
オメガはこれまでに28回にわたりオリンピック競技において計時を務めてきた。 そのはじまりは、1932年に一人のオメガの時計職人が「オメガをオリンピックのオフィシャルタイムキーパーにする」という明確な目標とともに、ストップウォッチをスーツケース一杯に詰め込んで、ビエンヌの本社からロサンゼルスへと旅立ったこと。そこからオメガとオリンピックの歴史は始まった。
そして2021年に至るまで、オメガはオリンピックの公式時計であり続けており、彼はその目的を見事に成し遂げたといえる。
■「精度と信頼性」でアスリートたちの晴れ舞台を後ろからサポート
このパートナーシップは、正確なストップウォッチのスペシャリストであるオメガの技術、有用性、サービスが高く評価されているからこそ、実現している。33競技339種目が開催される今夏のオリンピックでも、オメガは金・銀・銅メダルの決定に疑念が生まれないように、正確な計時を保証する。例えば、陸上100メートル短距離走の生放送で、スポーツファンが固唾を飲んで見守る、経過するタイムは、オメガのタイムキーパーとしての経験と知識の結晶の表れでもあるのだ。
総延長が200キロメートルにもおよぶケーブルが、計時と計時チェックを担当するプロの「オメガ・タイムキーパー」530人に信号を届け、オメガはオリンピックがスムーズに協議が進行するようサポートする。自らを「ヘルパー」、「サポーター」、あるいは「サービスプロバイダー」とし、前面に出るのではなく、この大会のために何ヶ月も何年もかけて準備をしてきたアスリートたちの晴れ舞台を後ろから支えるという立場でオリンピックに参加している。
注目の東京オリンピック限定モデルをご紹介!
■オメガ シーマスター ダイバー 300M 東京2020 スペシャル エディション
シーマスター ダイバー 300Mの特徴は、大会エンブレムに着想を得た、明るい文字盤とブルーの針やインデックスの組み合わせ。それ以外、文字盤上の刻印で大会の名前に触れることすらしていない。質素さが強調され、日本人好みのシンプルなデザインだ。オリンピックのエンブレムは、白い特別仕様ボックスの中と時計のシースルーケースバックのサファイアガラスに表れている。
■オメガ アクアテラ 150M 東京2020 リミテッド エディション
アクアテラにはブルーのセラミック文字盤が採用されているが、アクアテラシリーズでは新機軸で、高級感と独特な印象を与えている。文字盤の模様は大会の公式ロゴをモチーフにしている。スペシャルエディションはその名の通り特別感が強いこともあるが、こちらは「通常モデル」としても通用する。
ブルーのラバーストラップを合わせることで、どちらかといえばエレガントなアクアテラが、「陸と海」で活躍するサマーウォッチに期待されるようなスポーティな時計となっている。
■オメガ シーマスター プラネットオーシャン 600M 東京2020 リミテッド エディション
2020本限定のプラネットオーシャンにも、ホワイトのみが使用されている。ポリッシュ仕上げのセラミック文字盤により、通常はむしろがっしりとしたプラネットオーシャンが、ミニマリズム的で控えめなエレガントさを醸し出している。
39.5mmという珍しいサイズもその印象を後押ししている。白い文字盤に配された秒針の赤いリキッドセラミックは、日本の国旗をすぐに連想させこのデザインを見れば、今季はどの国でオリンピックが開催されるのか一目でわかる。もちろん、技術的にも大会にふさわしいパートナーであることを示すように、ムーブメントにはキャリバー 8800 マスタークロノメーターを搭載し、技術の最先端を走っている。
■オメガ スピードマスター 東京オリンピック2020 ライジングサン
ベゼルに赤を配した、オメガ スピードマスター 東京2020 リミテッド エディションもスピードマスターのサファイアガラス仕様モデルをベースに、ライトグレーの文字盤に繊細なサンバースト仕上げを施し、高級感のあるエレガントなデザインとなっている。このモデルはまずは日本でのみの発売だったが、もちろんChrono24にも出品されている。
出典元:Chrono24
https://www.chrono24.jp/omega/olympic-games–imod2935.htm?SETLANG=ja_JP&SETCURR=JPY
構成/こじへい