■茂木雅世のお茶でchill out!
外出時のマスク着用や常に除菌、手指消毒が今やすっかり日常となった。
暑い時期のマスク着用には「息苦しさを感じている」という人がほとんどだと思うが、お茶ラバーの私は、その不快さをどうにかお茶で快適にできないものかと、お茶成分が配合された様々なアイテムを実生活で試し続けている。
お茶に含まれる成分の中でも有名な“カテキン”が、消臭や抗菌に一役かってくれるということは、多くの人が既に知っている話だと思う。
普段からお茶を飲む私のような人間からすると、カテキンといえば、飲んだ瞬間、口の中さっぱり!!すっきり!!爽やか!!という印象が強くあるため、不快指数の高い季節は特に、身の回りの物を全て緑茶成分入りにしたいと思っている。
今回はそんなお茶を愛してやまない私が、コロナ禍で実際に使って、「リピートしたい」と感じた“お茶成分が配合されたアイテム”をいくつかご紹介しようと思う。
まず、マスク着用が日常になり始めた頃、絶賛愛用していたのが、天然カテキン由来のカテプロテクトが配合されたマスクスプレーだ。(GreenteaLAB.)
外出時などにマスクの外側にシュッとして使用するだけという簡単さなのにも関わらず、
これがあるだけで、マスク生活が普段より断然快適になるので、もう何本もリピートした。
ミントやシトラスといったアロマの香りを楽しめることに加え、大阪大学発の特許技術「カテプロダクト」によって、通常の“茶カテキン”よりも抗菌やウイルス対策が期待できるそうで、電車に乗る際や人の多い場所に行く際には、お守り代わりに必ず持っていく。
期間限定で、メントールがプラスされたものも発売されているようので、よりひんやりとした感覚を味わいたい時には、こちらも使ってみたい。
買いためたマスクを保管する際に使用するいわゆる“マスクケース”も、お茶アイテムを愛用している。
大きめの封筒のような紙のマスクケースだが、よく見ると、つぶつぶがたくさん入っているのがわかるだろうか。このつぶつぶはお茶殻。「茶殻入り紙製マスクケース」なのだ。
香りをかぐと、しっかりお茶の香りが感じられる。
この中に普通のマスクを保管しておくと、ほのかにお茶の香りが移ってくれて、使う際にちょうど良いのだ。
食事の際などに外したマスクを一時保管しておく際にも重宝するし、食後つけた際に、マスクのにおいも少し消臭されて、とても便利。
この「茶殻入り紙製マスクケース」は伊藤園が国内の2社とそれぞれ共同で開発したものだ。
お茶殻をリサイクルできる技術を持っている伊藤園はこれまでにも、お茶殻入りのベンチや段ボール、枕など様々な商品を開発してきた。
このコロナ禍においても、“飲む”だけにとどまらず、お茶の力と独自の技術を活かした様々な商品を発表している。
その中でも、特にこの夏、リピート確実なアイテムが、「緑茶からうまれたカテキンマスク」だ。
口元側に抗菌・抗ウイルス効果のあるカテキン加工を施したナイロン不織布を使用しているため、内側はお茶の色そのもの。
つけてみると、想像以上にお茶の香りが濃くて、さわやかさが持続する。
この作られていない本物の濃厚なお茶の香りというのが、とても良い。
高級旅館を訪れているような、茶畑にいるような気分になり、心なしか仕事も捗る気がしていて、リピートしたくなった。
同じく、伊藤園から発売されているアイテムの中で、汗をかく季節に家族全員で使いたいと購入したアイテムが「カテキン染めタオル」だ。
聞けば、吸水性に優れていることでも知られる今治タオルに独自の染色技法を応用し、お茶の力をプラスしているのだという。
手を洗う機会が増えたことで、ここ最近出番が増えたようにも感じるハンカチやタオル。
頻繁に使用することから、生乾きのニオイが気になることもあるが、カテキン染めのこのタオルはその不快さを大幅に軽減してくれる。
本来お茶が持っている抗ウイルス効果も期待できるということで、今では家族全員で愛用している。
抹茶、新茶、ほうじ茶を思い出させるカラー展開もお茶好きとしてはツボ。
取り出す度、小さな癒しを感じている。
古くは“薬”としても活用されていたと言われているお茶。
「朝茶は七里帰っても飲め」や「朝茶には福が増す」ということわざがあることからも、お茶が身体に嬉しい飲み物であることは明らかだろう。
精神的にも身体的にも息苦しさを感じざるを得ない日々は、まだ少し続きそうだが、皆さんも是非お茶の力を借りて、いつもより少し快適に過ごしてみてはいかがだろうか。
マスクスプレー(Green tea LAB.)→ https://greentealab.com/
カテキンマスクやカテキン染めタオル → https://teashop.itoen.co.jp/shop/c/c09/
茂木雅世 もき まさよ
煎茶道 東阿部流師範・ラジオDJ
2010年よりギャラリーやお店にて急須で淹れるお茶をふるまう活動を開始。現在ではお茶にまつわるモノ・コトの発信、企画を中心にお茶“漬け”の毎日を過ごしている。暮らしの中に取り入れやすいサステナブルアイテムを探求することも好きで自称“アットDIMEのゆるサステナブル部部長”
Instagram:https://www.instagram.com/moki98per/
Twitter:https://twitter.com/ocharock